「原発は基盤の電源」と「米核燃料再処理の肩代わり」とパブコメ

[12日、清水寺の森貫主が揮毫した今年の漢字「輪」。森貫主の言葉東日本大震災からの復興が進まない中、さらに力を合わせ、平和の輪が繋がることを願う。」
いつもなら金曜デモの様子を「特別な1日」さんのブログで紹介できるのですが、SPYBOYさんから事前にお休みの案内がありましたので、官邸前の再稼動反対の抗議デモの様子は今日はお休み。冷え込む昨夜も2000人前後の方たちのデモがあったはずですが、どこのメディアでも伝え聞くことはできませんので、ブログ仲間の情報は、こういう意味でも本当に有難いし、逆にまた必要な情報は知らされない現実も理解できます。

今朝の新聞記事(日経)からです:茂木経産相の先週記者会見での発言「原発は重要なベース電源」より一段と再稼動、新設へと前進です。

原発は「基盤の電源」
エネ基本計画案 大筋合意


 政府は13日、民主党政権の「原発ゼロ」方針からの転換を打ち出すエネルギー基本計画案を取りまとめた。原発の位置づけを先週示した原案の「重要なベース電源」から「基盤となる重要なベース電源」に強める修正を加えて、必要性を強調した安全を確認した原発は電気料金の抑制や地球温暖化を防ぐために役立つと判断して再稼働を進める


 政府の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(会長は三村明夫・新日鉄住金相談役)が計画案に大筋合意し、1月中の閣議決定を目指す。日本は欧米と違って国や州をまたぐ電気調達ができない現状の説明も加えた。そのため「安定した安価なベース電源と需要に応じて機動的に調整できる電源を適切なバランスで確保」するとして数少ないベース電源である原発の重要性を指摘した。
 一方で「原子力等の大規模集中電源は不要」との意見があることも新たに併記し、原発反対派にも一定の配慮を示した。


 原発の新増設や、電源のうち原発をどれくらい使うのかの「ベストミックス」の明示は見送った。投資判断がしやすくなるため明記を求める意見もうちょいが、東京電力福島第1原発の汚染水漏れが相次いだことや、原子力規制委員会の審査がずれ込んで1機も再稼動出来ていない現状を考慮した。ただ、「必要な規模を確保する」と盛り込むことで、将来の新増設に含みを残す内容とした。」
 

◎ところで代わりにというわけではありませんが、「特別な1日」さんの前日12日(木)のブログからです。
タイトルは『エネルギー基本計画』のパブコメ&『核のゴミ捨て場』、それに映画『ウォールフラワー』のなかから、日経3日の原発関連記事についてのコメントをピックアップです。
日経のこの記事に覚えがなく新聞を探してみたのですが、第1木曜日が新聞や段ボールの子供会の回収日で、出してしまっていました。

ブログの記事は、「さて12月3日の日経朝刊2面『真相深層』という記事には結構 重要なことが書いてあった。
表題は『米、原発活用で助け舟、日本と安全対策の統一基準』というもので、その内容はアメリカは核燃料の再処理を日本に押し付けている、というものだった。」という出だしで、記事を引用、「かねがねアメリカが日本の原発についてごちゃごちゃ言うのが不思議でならなかっただが、この記事のように、アメリカが核燃料再処理を日本に『肩代わり』させるつもりなら日本の脱原発アメリカがガタガタ言ってくるのは理解できるこのことを日本人はわかっているのだろうか。」
◎とても重大な内容を伝えておられますので、是非、コチラで全文を:(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20131212/1386854056
SPYBOYさんトップ記事のパブコメについては、お正月休みの宿題ですね!

まず、資源エネルギー庁が新しいエネルギー基本計画のパブコメを募集中。
いつもどおり、こそこそっと募集して期限は短め(笑)。今回の期限は1月4日まで

★<新しい「エネルギー基本計画」策定に向けた御意見の募集について>はコチラ(パブコメです):
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620213015&Mode=0