「武士の献立」と「逃げる若者」

昨日の日曜日、3連休の真ん中、冬至の22日は、天候不順で比良山行を諦めた夫の希望で映画「武士の献立」を見に歩いてヴィソラの映画館へ。
先週、コーヒータイムで丁度テレビでこの映画のCMが流れて、私が加賀(石川県)料理が出る映画と言ったら、父も母も見たそうでしたので、朝、声を掛けたのですが、行かないというので、私たちだけで。加賀のお料理紹介程度の気楽な映画かと思いましたが、なかなかどうしてシリアスな内容の真面目?な映画でした。
加賀藩のお家騒動が絡んだ、同じ侍でも刀を包丁に替える若き侍舟木安信( 高良健吾)の葛藤を描きつつ、江戸づめの奥女中お春(上戸彩)が料理の舌を買われ、年下の跡継ぎを一人前の料理番にするためにその父親(西田俊行)に請われて結婚。内助の功を発揮しつつ、押しの一手の逆、引きの一手で、身分の違い、歳の差を超えて、姑(余貴美子)も味方につけて、想いを成就するお話です。
二人が饗応料理の献立のヒントと食材を求めて能登を訪ね歩くのが新婚旅行? 柚餅子の干してある風景が面白い。江戸時代、かつては豊臣方だった加賀藩が生き残るための料理作戦が興味深い。最後のCharaさんの歌にビックリ!!でした。
さて我が家は、もう25年前に、素人が百姓を志して能勢で野菜作りを始めた風来房さんのお野菜が金曜ごとに届きます。
葉付き大根と先週は人参も。この人参葉が独特の味がして、炒めてお酒とお醤油で味付けするとご飯が進みます。
大根菜もやわらかいので同じようにして味噌味にしたり、オデンに加えたり。
野菜たっぷりの我が家の献立の心強い助っ人です。
ところで、昨日は又、年明けに沖縄長期出張?を控えている息子の部屋に引っ越し業者が下見。布団袋や大小の段ボールを置いて帰りました。
息子は、ここのところ連日のように壮行会やお別れ会に招かれています。会社関係は今週に入ってからですので、みんな社外の趣味の関係です。先日はチューバ奏者のT氏が音頭を取って4人でとか。大阪のファンが一人また減ると言われたとか。「気温が1度上がると音の聞こえ方が違うから、沖縄には沖縄の音楽があるから」と言われたそうです。なるほど、さすが音のプロのお話です。
その前には、プレゼントに沖縄の地図を貰ったと言っていました。それを見たからなのか、「福岡や大阪より台湾が近いからな〜、尖閣が日本と言うのも地図を見てると一寸無理があるよな〜と思うよ」とも。そういえば、私が、「南海トラフ地震に備えて本部を沖縄に移すみたい」と、父のお見舞いに来てくれた従兄弟に話した時、「沖縄の方が危ないんじゃないか。尖閣に近いし、飛んでくるぞ」と言われました。昨日、その話を息子にしたら、「大丈夫、僕はすぐ中国につくから」と。意表をつく返事に私はことばが出てこずでした。
◎ブログ仲間(勝手に仲間にしちゃいました)の「AO153の日記」さんの記事「逃げる若者と迫る国家」の「逃げる若者」(ウチのはもう充分中年ですが)が目の前に居た!?という感じです。コチラで:http://d.hatena.ne.jp/A0153/20131220/1387514862
◎今どきの若者については、コチラの「『絶望の国の幸福な若者たち』を読んだ感想(古市憲寿著)」(http://d.hatena.ne.jp/A0153/20131129/1385702595)が参考になります。同じくコチラ、SPYBOYさんの「夕暮れ色の光景:『絶望の国の幸福な若者たち』」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20110919/1316433734
さて、夜はカボチャを煮て、スペアリブ。マーマレードが無くて、適当にジャムを入れて、ミカンを絞って、ユズの皮を刻んで生姜を加えてお酒と醤油で煮込みました。いつもの味ではないので、こわごわでしたが、なんとか好評でした。