豆餅とお茶とスクープ記事

毎年、石川県加賀市の夫の実家から暮に豆餅が届きます。
大きな包丁の背にタオルを乗せて体重を掛けて均等に切っていくのが暮の一仕事でした。
昨年は大晦日の午前中になってもそれが届かずお仕舞かなと思っていたら午後になって宅急便で受け取りました。
その代り、もう切り餅になった豆餅でした。それも2種類。いつもの豆餅(写真)と豆だらけで真っ黒な豆餅です。
今年の元旦、例年のお正月はコーヒータイムをお休みにします。それぞれお参りに出かける時間が違うので2日から始めていました。今年は父がまだ外出出来ていないので、午前中に声を掛けることに。新年のあいさつを済ませて珈琲を淹れたのですが、灯油ストーブの上に豆餅が乗っていました。実は、いつもなら豆餅が大好きな父におすそ分けで持って行くのですが、今年は父の食事がどの程度なのか全く解らず、直接聞いてみてからにしようと思っていました。夫が、「豆餅が届いているけど、どう?」と訊ねてくれました。父は「好物や、豆餅は大好物」と。「食べられますか?」に「大丈夫」と。本当?こんなに固いのに…と思いつつ、ストーブの上のを半分渡しましたら、口に入れて噛み砕いていました。大丈夫みたいです。それならと、ビニール袋に分けて入れることに。
夜は両親を呼んで鍋を囲みましたが、父の食欲は旺盛ですし、普通のものは普通に食べられているのにビックリすると同時に安心しました。歩き方も以前のようにサッサと歩けるようになり、杖はもう片付けたとか。本当に良いお正月になりました。
2日の午後は、暮に生協さんで注文した八女のお抹茶を漉して我が家の唯一の棗(父方の従兄弟の遺作になったもの)に入れてお茶を点てることに。
晦日、おそばを買いに出かけたスーパーで生菓子を見つけたので、買い求めておきました。今まで使ったことのない抹茶茶碗が5個。一つはお雛様の絵が描いてあって昨年友人から譲り受けたものですが、これは外して、4つを使うことに。隣りの両親に声を掛けて、お茶会です。
お稽古の時の立礼式はテーブルに座ってやるのですが、私は文字通り立って淹れました。ストーブの上の薬缶をお釜替わり。建水は丼鉢を見立て使いです。何とか真似事でやってみましたが好評? みんなにお代わりを求められて2服づつ。両親と入れ替わりに外から帰った息子にも作法を教えながら一服押し付けです。これは、初めてのことでしたが、お正月にお茶は良い組合せと一人悦に入っています。
(写真は、箕面焼きのお皿に加賀の豆餅。紅白絞りの椿は30日、映画の帰りの道すがら。お茶を点て終わって慌てて記念写真。随分昔、京都のお寺で母が買ったお茶碗や、萩焼九谷焼など、自分で買った物か貰った物かも定かではなく手元にあるお茶碗と、真中は、これも以前母から譲られた香蘭社のお皿)

天木直人氏のブログ「今年の元旦は毎日と東京の二大スクープで始まった」によりますと、元旦の毎日新聞は「中国の防空識別圏設定を防衛省はとっくの昔に知っていたという驚くべき事実をスクープ」、また、

元旦の東京新聞が一面トップで掲載したスクープ記事は、「東電は海外の発電事業に投資して得た利益(その累計は少なく見積もっても2億ドル)を、免税制度のあるオランダに蓄財し日本への納税逃れをしていた」というもの。全文はコチラで:http://www.amakiblog.com/archives/2014/01/02/#002820