カナダからの電話と「週刊ポスト」から

月曜日だったか、昨年の秋一か月ほど日本に帰国していたSさんから電話がありました。山口のWさんと話してたのよ〜ということで、年賀のお電話でした。
カナダは猛烈な寒さで零下23度。凍傷の恐れがあるので外出は控えるようにと注意があったそうです。ところが、その翌日はプラスの9度、今日は1度。ボッカポカよ〜というお話でした。暖かくなったので、ネットカフェに出かけられるので、メールしますね〜とのことです。
1日で寒暖差、と言うか温度差が30度以上と言うのはスゴイです。ところで、夜、夫にその話をしていましたら、ニュースで北海道ではマイナス29度!とか。日本も寒い!!

Sさんは一人暮らしです。自分のマンションの部屋でインターネットが出来るようになると外出しなくなると思って、ネットカフェを利用して、そこで人と出会ったり若い人にパソコンを教わったりして話しをする機会を作るようにしていると仰っていました。ところが、こんな寒波で外出ができないとなると”不便〜”となるわけです。「こんなひどいアップ・ダウンが続くのかしら〜」と悲鳴でした。
翌日、ローマ字日本語のメールが届いて、秋の我が家でのランチ会で一緒だったお二人にもよろしくとのことでした。ネットカフェ利用が可能だったようです。
●昨日は父に頼まれた「文藝春秋」誌を買うついでに「週刊ポスト」を買ってきてと夫に頼みました。
天木直人氏のブログに「週刊ポストの特集企画の一部として私と孫崎外務省OBの対談が掲載されている」という案内が載っていたのを思い出したからです。
特集のタイトルは、「独走! 全内幕」で、表紙にあるように3つのうちのトップが<細川・小泉なら都知事選「圧勝」>です。「圧勝」とか「600万票!?」というのは、本文を読むと「自民党都連幹部」のことばから引用されたものです。天木氏には悪い?ですが、「安倍政権はアメリカに潰される」より、コチラの記事の方が面白かったので、一部引用してみます。

  (前略)

 細川護煕・元首相の出馬に向けた動きは、東京都知事選を「無風」から一転、「大乱」に激変させた。
 「次の都知事は五輪まで余計なことをせずに椅子に座っていてくれればいい」
 
自民党東京都連の実力者はそう豪語し、都知事選は有力候補の舛添要一氏に各党相乗りして五輪利権を分け合うという”談合”が成立しかけていた。
 そこに細川氏が同志の小泉純一郎・元首相とともに「脱原発」を掲げて殴り込みをかける事態となれば、舛添氏有利とされる都知事選の構図は一変する。原発推進と五輪利権に目の色を変える安倍政権に対する≪小泉の乱、細川の変≫の始まりとなるからだ。

 自民党さえ「細川圧勝」と見ているわけだが、安倍政権のダメージは都知事選の敗北だけにとどまらない。
 本誌がこれまで再三指摘したように、東京都は東京電力の大株主であり、都知事は同社の経営に大きな発言力を持つ。安倍政権は東電柏崎刈羽原発の再稼働を推進しているが、「原発ゼロ」の細川都知事が誕生すれば、小泉氏とともに真っ先に再稼働反対を突きつけて安倍政権と全面対決に臨むことになるはずだ。
 東京五輪の利権の構図も根底から覆る。安倍政権は”都知事不在”のうちに五輪の大会組織委員会会長に森喜朗・元首相を内定させたが、会長人事には開催都市のトップである都知事の同意が必要となる。
 「細川氏熊本県知事時代、九州新幹線建設を無駄な公共事業と批判し、『熊本には新幹線はいらない』と着工を拒否した剛毅な一面がある。安倍政権が五輪に合わせて解禁しようとしているお台場のカジノ構想についても、『東京にカジノはいらない』と拒否する可能性がある」細川氏を古くから知る大臣経験者)
 そうなれば、原発や五輪を巡る対決で安倍政権の基盤そのものが大きく揺らぎ始めるはずだ。(後略)