初雪と白い実、黒い実、かくれんぼ、そして「靖国問題」(日経より)


静かな朝、玄関の扉を開けると寒椿の上にうっすらと白い雪!
初雪です。空からは牡丹雪が降り続いています。
北陸や東北、北海道の方たちからは笑われてしまいそうな・・・
昔(私が小学生の頃)は、もっと雪が積もって雪だるまや雪合戦が出来たのですが、やはり温暖化しているんですね。この冬、初めての雪です。

昨日土曜日、今にも雪が降りそうな空でしたが、歩いて萱野のマーケットパーク(ヴィソラ)のプールへ水中歩行に出かけました。
二中の北の空き地の木の上に真っ白な木の実が見えました。同じ空地の東端には黒い実。
南天の赤い実もありましたが、マンションの駐車場にある花水木にしなびた赤い実が見つかりました。
帰り道、唐池公園で
かくれんぼしている男の子。
そっと撮らせていただきました。

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●さて、日経の土曜日は、靖国参拝問題について引き続きワシントン吉野直也記者から、アメリカの対応を伝えています。
それなのに、17日、今度は安倍側近がやってしまいました。コチラ参考:天木直人氏のブログ「米国の不信感を決定づけた安倍側近の大失言」(http://www.amakiblog.com/archives/2014/01/18/#002836
〇日経では小さな囲み記事で4頁に載っています。<自民党の荻生田紘一総裁特別補佐は、「共和党政権の時はこんな揚げ足を取ったことは無かった。オバマ政権だから言っている」と批判。最近の多くの首相が参拝を見送ったことには「内閣支持率が落ちるなどの価値観で政治をやると党の存在意義はない」とも党青年局の会合で語った。荻生田氏は去年8月終戦記念日に首相の代理人として靖国神社玉串料を奉納したことがある。発言が日米関係に波紋を広げる可能性もある。>
●こういう事を避けたいと思っての記事が18日(土)の朝刊2頁、社説横の「深層深層」コラムです。

アメリカの対日政策の協力をしてきた日経新聞社としては、安倍政権とアメリカの関係が元通りになるよう連日の紙面です。昨日は『靖国参拝、米「失望」表明の理由』と言うタイトルですが、もともと国務省案になかった「disappointed=失望」表明、いつ、誰が、どういう理由で?という内容です。
「主導したのはバイデン副大統領」。理由は2度にわたって日本(安倍政権)にハシゴを外されたから。1度目は、「昨年4月、麻生太郎副総理・財務相と会って、日米ナンバー2同士の会談と言う日本側の演出に自ら乗った。にもかかわらず麻生氏は帰国直後靖国参拝で、バイデン氏をあぜんとさせた。」
2度目が、「昨年11月下旬、中国が防空識別圏を設定した直後の日中韓歴訪。東アジアの緊張緩和が命題の3か国歴訪で、バイデン氏が中韓首脳を説得する際に言ったのは『日本は自制している』だった。日本の肩を持つ形でのバイデン氏の努力はわずか数週間後、安倍総理靖国参拝によってくつがえされることに。」
〇「緊密連携は不変」の項目で最後に、「4月を予定するオバマ大統領の訪日や、大詰めを迎えるTPP交渉、そして沖縄県尖閣諸島付近の空と海で挑発を続ける中国への対処。
首相参拝がこれらの課題にどんな影を落とすのか。日本政府はまだその影響を読み切れていない」と吉野記者がワシントンからです。
●そして日曜、今朝の記事(→)では一転、「靖国問題は終わりにしよう。再参拝は許さない」と言うメッセージです。この記事の吉野記者の結び:「中国を勢いづかせる流れを絶つため、日米の仕切り直しに向けたきっかけをつくりたいーー。そんな米側の希望をよそに、日本からは首相参拝時の米側の「失望」表明について「共和党政権ではこんな揚げ足取りはなかった」(自民党の荻生田光一総裁特別補佐)との声が上がる。」