(≪2月のお茶のお稽古≫に次いで本日二つ目です)
今日は予報通り朝からベタベタと雪が降っています。
今度の日曜日に迎える夫の誕生日を祝って、今日国道沿いの「木曽路」で4人でランチにしましょうと隣の両親から言われていました。昨日は、又空きが出来たからと、午前中は父のリハビリ、午後はヘルパーさんが来られてお風呂と初めてのダブルの経験。何とか無事だったようで、今日を迎えました。回らなかった夫の首も少し元通りになり車も出せるので、父にとっては退院退所後初めてのお出かけです。
和食のメニューで一人づつ豆乳鍋がついています。ゴマ豆腐と湯葉を豆乳で煮込んで生姜とネギで戴きます。お刺身、酢の物、天ぷら、煮物、お吸い物、タケノコご飯にお漬物、料理の後はデザートにレンコン餅の黄粉まぶしにお煎茶が出て、バレンタインだからと小袋入りのチョコレートがついていました。
父は70歳まで働いていましたが、夫は71歳。父が目標でしたが、何とか目標を超えたなぁ〜と。父もそれを聞いて嬉しそうです。お料理の写真は撮れなかったのですが、大きな壺に活けてあったお花とデザートは撮りました。帰り、山の木々が雪を冠り桜のトンネル越しに山が迫ってくるように見えました。
◎さて、都知事選が終わってまだ一週間にもならないのに国会が開かれているのもあって毎日のように重大なニュース、聞き捨てならない発言が飛び出しています。また、福島第1原発では、護岸から約60m内陸にある観測用井戸で13日採取した地下水から、過去最悪の1リットル当たり13万ベクレルの放射性セシウムが検出されたそうです(時事通信:本日の「shuueiのメモ」さん)。
◎安倍首相のアブナイ発言の前に、都知事選を通して知ったブログ「反戦な家づくり」さんが「完敗に乾杯」という都知事選の”総括”をなさっています。その記事の中から一部を適当に端折りながらコピーしてみます。共感・同感した個所を太字にしました。
全文はコチラで:http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1318.html
■ 切り口 その2。
今回の都知事選の本当の争点は何だったのか。これはどの候補がどう訴えたとか、マスメディアが報じたとか、有権者のアンケートがどうだったとか、そいういうこととは関係ない。日本の政治、社会の大きな流れの中で、今回の都知事選がどういう意味をもっていたのか、という客観的な話である。
日本が世界の中で、どんな国になるのか、その大きな曲がり角だった、ということだ。既に方向指示器が点滅し、ハンドルがグイグイと切られている状況で、それを引き戻す可能性を残せるかどうか、それが、このタイミングでの都知事選の本当の争点だった。原発の問題も貧困の問題も、この大きな転換の中での一つのピースである。もちろん、極めて重大なピースではあるが。
1990年代からの冷戦後という不安定な時代に、日本は卑屈なまでの従米に徹し、51番目の州と言われるほどになった。2011年3月までは、その流れに揺るぎはなく、自公政権が民主党政権になっても、その趨勢を変えることが出来なかった。それどころか、野田政権に至っては、自公以上のストレートな従米を露わにした。
しかし、3.11を境として、「米国にくっついていけば大丈夫」という奇妙な安心感は徐々に薄れ、言いようのない不安感が国民に広がっていく。20代30代のこれから長く生きていかなければならない層にはヒーロー願望のような変革を望む機運が高まり、逆に60代70代の「逃げ切り」層には、このまま何事もなく無難に過ぎてほしいという願望が強くなった。
ともに、同じ不安感を根っこにしながら、「食えない」年代は変革を望み、「食える」年代は逃げ切りを望む、という大きな格差、断絶が生まれた。
そして、その状況に、安倍晋三はあえて火をつけようとしている。火をつければそれは、ファシズムという劫火になることを知りながら、己の権力欲を満足させるために、地獄のパワーを利用しようとしている。
ハンドルを切るという例えをしたが、そんな悠長なことではないかもしれない。ダイナマイトの導火線にライターをかざしている安倍晋三を、目の当たりにした選挙が今回の都知事選だったのだ。候補者がどう思おうが何を言おうが、文句なしに第一の争点は、この安倍晋三のライターの火を吹き消すことだった。誤解を恐れず言えば、他のことはそれから考えることだった。
■ 話を敗因に戻す
細川陣営の敗因は、15年の変化にキャッチアップしていなかったことだと書いた。それは、格差社会こそが火薬庫なんだという認識が薄かったこと。
そしてもう一つは、マスメディアの変質に気がついていなかったことだ。
自身が朝日の記者だった細川さんは、まさかここまでマスメディアが権力と一体化しているということに、選挙戦が始まるまで気がつかなかったようだ。おそらく、小泉さんとダブルで演説すれば、テレビにバンバン流れると踏んでいたのだろう。
たしかに当初は、朝日と毎日は好意的に報道し、産経と読売と日経は批判的という形になった。しかし、数日後には例によって「無視」が始まった。
ネガキャンではなく無視をするのが一番有効であるということは、小沢一郎に対する攻撃でメディアは経験済みだった。
そして先にあげたように、古巣の朝日ですら映像にモザイクを入れ、ほとんど偽装とも言える手法で舛添に肩入れした。同じく報道ステーションで4候補対談という企画でも、細川さんに発言が回るときは「時間がありませんが・・」と10秒しか発言させないという徹底ぶりだった。 <略>
・極めつけはこれ(@TOHRU_HIRANO さんより引用)
<略> しかし、もうそんな幻想は捨てなくてはならない。マスメディアは、個々の社員や記者の思いとは別に、広告主と自民党の広報機関だということだ。映像を改ざんしてまで、権力の意志を国民に刷り込む謀略機関と言っても言い過ぎではない。
◎続いて、同じく都知事選とその後の政治について生活の党代表小沢一郎氏の2月10日定例記者会見での一問一答から。引用元は「もうすぐ北風が強くなる」さんから、前半少し端折りながら。全文はコチラ:http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2124.html
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<都知事選について>
衆議院議員 小沢一郎 生活の党 ・代表
・今度の都知事選挙はね,事前にしっかりと態勢を整えりゃね,絶対勝った選挙だったと思ってね。 せっかくのチャンスをと思って,非常に残念に思っております。
・だから,票(数を)見ても分かる通り,2つ合わせりゃあ,ほぼ似たような数字になるんだから。これは最初っから1本だったら,それ以上に,2つ足した以上に(票が増え),勝てると思うから。みんな票が集まるし。どっちかって言やあね 野党サイ ド,片っ方が自公でやってるから,必ずしも小泉×細川サイドが野党のスタンスと言えるかどうかは別にして。政府=自公じゃないサイドが,2つに分かれちゃってるんだから,勝てるわけないわね。うん。だからそこが,ちょっと,ご本人達も含めて,選挙の捉え方,認識が甘かったんじゃないかな。
<脱原発と言う争点について>
・間違いじゃなかったと思いますよ。そういうやり方は。まあ,小泉氏の得意なとこだけどね。 だって,それで200万近い票になってるんだもん。(細川氏と宇都宮氏の)2人と も合わせりゃあ。もちろん,都政だから,それだけではないですけれども。
・やっぱり一番の電力の消費者は,東京都民 だから。そういう意味から言っても,原発の問題は都政と関係ないって言う議論は,間違いだと,おかしいと,思いますよ。うん。 国家的な問題ではあるけれども,都民とも大いに関係 ある,と。
・それから,これで都民の生活が何か影響 受けないで済むとか何とかという類いの論評 してた人いるけども,今までずうっと(原発は)止まっていたって,それによる生活について,何も特段の支障があったわけじゃないんで。これはヘンチクリンな議論だと思いますけどもね。
・いずれにしても,そのこと以上に,やっぱり基本的に,2つのグループに分かれたことと,その調整をしようとしなかった。選挙に対する感覚が,ちょっと今回は失敗したんだろうと思います。
<今後の政界再編について>
・脱原発っていうのが,小泉氏,何某氏がどうのこうのとか何かは別にして,大きな基本的政策の違いだから、再編の...再編って言うかグルーピングの,大きな1つの旗に,テーマに,なるだろうと思います。
・脱原発でグループ化がされるという表現よりも,基本的政治の考え方の中で,グループ化が進むとすれば,その脱原発というのは,1つの大きなそのテーマになり得るんではないか,ということであります。
・それから,都知事選挙,負けたって言っても,負けてないんだよね,ほんとは,うん。と思いますよ,私は。(負けたのではなく)非常に良いチャンスを逸しちゃったと,思っております。 ちゃんと真面目に考えて,万全を期 して戦いに臨めば,勝ったと思います。 だからその意味で「 脱原発で,負けた。だから萎んじゃうじゃないか 」と言うのは,ちょっと早計だと思います。
日刊ゲンダイ;昨日,細川 さんが,敗戦の弁で「脱原発を争点化させない力が働いた」と。それは,色んな報道でそういうものが報じられなかったことを指して仰った。 1つは,その考え方について,どう御覧になるか。もう1つは,もしそういうことがあるなら,今後 も脱原発でのグルーピングの運動が起ころうとしても,そうした力が常に働くとすれば,脱原発を実現化するのは,相当難しいのかという気もするが,いかがか。
小沢一郎 生活の党 ・代表
・それも,その通りだと思うけれども,やはり,当初,討論会とか何とかかんとかって,色々マスコミの企画があったところに,細川 さんの方が出ないので流れたとかっちゅうのも,あるやに聞いておりますから,そういったメディアの対応も拙かったのではないかなと。
・これは本来,今の日本のメディアは,分けりゃあ,政府サイドの原発推進の方だから,今後も,それは,そういう報道になるんだと思いますよ。
・それはやっぱり,撥ね返して,国民 を説得するだけの運動 をして行かなくちゃならない。
・メディアのせいにするなら,僕なんか,ナンボでも言いたいことあるけれども。(笑)そうやっても,結果としては,それ言ったって,しょうがないから,それを現実として,運動やって,どうやって行ったら良いのかっちゅうことを,現実の政治家としては,考えなくちゃならない,と思います。
朝日新聞;田母神候補が歴史認識などで,かなりタカ派的・保守的な考えを前面に打ち出した中で60万票以上を獲得した。この動きを,日本の民主主義の中でどういうふうに代表は御覧になるか。
小沢一郎 生活の党 ・代表
・60万票だっけ? そこまでは,ちょっと私は予想できませんでしたね。取ることは取るけれども,60万というとね,他の2候補の3分の2は取ってるわけだから。しかし,そういう傾向が強まっているということは,間違いないと思います。それで,現在の安倍政権がまた,そういう考え方を,助長しているということも,言えるし。
・いずれにしろ,世の中が不安定になればなるほど,極端な意見が出てくることは,これは,人間社会,いつものことでございますから。これはやっぱり,そういう意見を持ってる人が,良いとか悪いとかいう問題ではなくして,政治家はもちろんですが,国民全体が考えないと,ただ単に,その場その場で,目先(のこと)で流れて,政治行動を,投票行動をしているのは,よく考えなくちゃいけないと,私は思います。
・(記者に話しかけるように)これは,世界的潮流だものな。うん。そう,なるんだよ,結局。うん。 それで,共産党 も強くなるだろ。そんな(ふうに)なってくるんだよ。 だから俺も,そうなるよ,つって,ずうっと言い続けてきたんだよ。朝日新聞に対しても。(笑み)だから,よく考えな(ければ)いかん,っつって。それでいいんなら,良いけれども。それ じゃ,結局,良い未来にならんでしょ,という思いがあるから。
・だけど,傾向は,そういう傾向が強まってくるな。これは,日韓・日中それから日米。また同じような,そういう関係にも,二国間関係にも,そういうのが相互影響を及ぼしながら,出てくるだろうな。相手方にも,そういうのが出てくるからね。だから,非常に危険なんだよ,そういう意味で。だから僕も一生懸命,従来通り喋りますけど,皆さんも良く良く考えて報道して下さい。(微かに笑み)
岩手日報;日中 ・日韓について。 小沢代表は中国とも交流をずっと長く続けて来られた。日中関係がこうなった状況の中で,中国とのパイプを持っている政治家は貴重だと思うが,小沢代表はまた中国に行かれて何かされるなどお考えはあるか。
小沢一郎 生活の党 ・代表
・非常に心配 してますので,このまんまじゃ非常に危 ういと 私は思ってますから,何か,日本として,やんなきゃなんないと思いますが。私の今の現実の現状のままでは,中国へ行って,日本をある程度代表して言える立場でも何でもないですから,まあ仲良くやりましょうっちゅうことを言う以外ないわけで。それでは,お互いに何のメリットも無いんで,そこはやっぱり,それなりの立場にある政府・与党が,きちっとしなくちゃいけないと思います。
・今のままでは,日中もそうだけど,日韓関係も,非常に拗れちゃってるよね。だから,非常に危うい微妙 な状況になって来ちゃってる。
・「扉を開いてるから」なんて言ったって,何だかんだ,こっちサイドの好き(勝手)な言動をしておいて,扉開いてるからお前の方が来いって言ったって,それは無理だわね。うん。
・お互い様のことなんだから,お互いをお思い遣りながら,慮りながら,話し合いをしなきゃ,話し合いにならないわね。そこがちょっと冷静に聞いても,ちょっとヘンチクリンな話し,筋のような気がするから,向こうの方から聞いたら,ふざけんなっちゅうことになっちゃってるんじゃないかな。
(質問が)なければ,終わります。はい,どうも。
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