羽生結弦フィギュア金!だけど報道の自由度は先進国最低!

北仙台で3・11の被害にもあった羽生結弦(ゆずる)(19歳)が金メダル!です。町田5位、最後のオリンピック高橋6位でした。

前日のショートプログラム(SP)では100点超えの快挙!を伝える読売夕刊、その陰でロシアのプルシェンコが引退表明です。

昨日は全国的な大雪、珍しい太平洋側での雪、北海道は太陽マークでした。
◎この雪のため金曜官邸前のデモは中止だったそうです。恒例の「特別な1日」さんのレポートはお休みですが、映画の紹介の前に書かれていたことに私も当時のことを思い出しました。思い起こせば小泉総理でした。国家の義務と責任を投げ捨てて自己責任を迫る首相に私も怒りを覚えました。危機感を抱いて政治に関心を持つキッカケになった事件でも。あの憎き小泉氏を見直す時が来るとは・・・。SPYBOYさんのブログから引用です:                   
イラク戦争のとき現地で人質になった若者3人が日本中からバッシングに逢うということがあった。元来国民の生命を守るのが仕事のはずの政治家たちが無名の彼女たちを非難したし、外務省は帰国の飛行機代金を彼女たちに請求した。彼女たちの元へ日本中から匿名の嫌がらせが殺到し、アメリカのパウエル国防長官ですら『世の中には彼らのように善意で行動する人たちが必要なのだ』とかばったほどだ。あの卑怯な匿名のバッシングの嵐を見たときほど、自分が日本人であることを恥ずかしく思ったことはない。憤りのあまり、ボクは彼女たちの飛行機代のカンパも送ったような記憶がある。」として<人質事件を題材にした映画『バッシング』(小林政弘監督)。カンヌ映画祭にも招聘された秀作です>と映画を紹介されています。詳しくはコチラで:『知的な体力』とブルース・スプリングスティーンの新譜『ハイ・ホープ』:今週の官邸前抗議は雪で取り止め(笑)http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20140214/1392383674
◎さて、羽生君の金メダルにちなんで、ランキングについてです。
国境なき記者団」の報道の自由度ランキングが発表されて、沢山の方たちがブログで取り上げておられます。いくつかのブログの記事から私なりに・・・まず、ベルリンの「明日うらしま」さんがドイツの解り易い地図を掲載されていますのでコピーさせていただきました。引用元:「 明日うらしま」(http://tkajimura.blogspot.jp/2014/02/blog-post_12.html


<白:good situation, 黄:satisfactory situation, オレンジ:noticeable problems 赤:difficult situation, 黒:very serious situation>
日本はオレンジ色で先進国唯一の”目立った問題アリ国”です。
◎以下、ハフィントンポストから12日の記事です。引用元: http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/11/world-press-freedom-index-2014_n_4771424.html

報道の自由度ランキング、日本また順位下げる 特定秘密保護法などが原因


国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」が2月12日に発表した「世界報道の自由度ランキング 2014」で、日本は59位となり、2013年の53位から更に順位を下げた。アジアの中では、台湾(50位)、韓国(57位)を下回り、全体を5段階に分けたうちの上から3番めとなる「顕著な問題」に転落した。特定秘密保護法の成立や、福島第一原発に関する情報の透明さが欠ける点などが響いた。

世界報道の自由度ランキングは世界各国・地域の報道の自由度を順位付けしたもので、検閲の状況、法的枠組み、透明性、インフラなどの項目で、世界180カ国・地域を対象に採点する。


日本は2009年は17位、2010年は11位と世界でもトップクラスの自由度を誇っていたが、2013年は53位と大幅にランクダウン。福島第一原発に関する情報のあり方が問われた。


2014年の日本が順位を59位に下げた理由として、リポートは「特定秘密保護法」の成立をあげた。同法の成立により、「調査報道、公共の利益、情報源の秘匿が全て犠牲になる」としている。

更にリポートは、福島第一原発の報道の状況についてもコメントしており、「原発関連産業企業家 フリーランスに過大な賠償を請求」という記事や「特定秘密保護法」に関する記事を引き合いに出し、次のように述べている。

福島の検閲
 

逮捕、家宅捜索、国内情報機関による取り調べや司法手続きの脅威 ― 2011年の福島第一原発の事故が日本のフリーランス記者にとって多大なリスクになると、誰が考えていただろう。福島の事故以来、『記者クラブ』という日本独特のシステムによって、フリーランスや外国人記者への差別が増えている。  

原子力村』として知られている原子力産業の複合体を取り上げようとするフリーランスの記者は、政府や東京電力が開く記者会見への出入りを禁じられたり、主要メディアならば利用できる情報へのアクセスを禁じられたりするなどで、手足を縛られている
 
今、安倍晋三首相が『特定秘密保護法』という法律で縛ることで、彼らの闘争は、更に危険なものになってきた
国境なき記者団「World press freedom index 2014 Asia-Pacific」より 2014/02/12)

記者クラブ>について
<ずっと低迷している日本のジャーナリズムは、やはりその一番の根本原因は「記者クラブ」だろう。世界でも日本とアフリカのガボンだけにあるといわれている「記者クラブは、日本の「ガン」である>と書いているのは「日々坦々」さんですが、その記者クラブについて詳しいのは「生き生き箕面通信」さんです。http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/79371cc8d3a21520673237032640a72c

 「記者クラブ」は、官僚側からのニュースのあてがいぶち装置であります。ここに座っていれば、毎日の紙面を埋めるにはたっぷりの”ニュース”が官僚側から提供されます。

 
 しかもこの記者クラブに加盟できるのは、原則として日本新聞協会加盟社に限られます。一部は改革されましたが、ほとんどは変わらずに一部の社の権益を守っています。フリーのジャーナリストは排除されており、取材もままなりません


 記者クラブの電気、水道代などの経費もほとんどが官庁もちです。その代わり、その官庁の不祥事には目をつぶることも少なくありません。持ちつ持たれつの関係です。”やっかいな”フリーのジャーナリストを排除したうえで、自分たちだけの「特権クラブ」でぬくぬくしているのです。


 記者クラブ弊害の典型例のひとつが、検察の垂れ流し機関となっていることです。典型的には、小沢一郎氏の冤罪(陸山会事件など)に現れました。記者は、検察の広報機関となり下がり、検察がいうままにウソの話を大々的に流し続けました。


 
 また、東京電力福島原発事故の際も、いわゆる大手のメディアは、東電側の提供する情報をほとんどそのまま流し、必要な情報の提供を阻みました。東電が行う情報隠し、情報隠ぺいにも加担したのです。東電が、大きな広告費を新聞社に注いでおり、東電には逆らえない構造になっているということでした。

<鵜呑み度ランキング>
≪「報道の自由度ランキング」と合わせ、日本の「情報リテラシー」まさに最途上国並であることがわかる≫

主要国における国民のマスコミ鵜呑度 単位:%

     2000年  2005年  差分
日本   70.2   72.5  +2.5
韓国   64.9   61.7  −3.2   
中国   64.3   58.4  −5.9 
オランダ 55.7   31.7 −24.0
ドイツ  35.6   28.6  −7.0 
フランス 35.2   38.1  +2.9
ロシア  29.4   36.0  +6.6 
アメリカ 26.3   23.4  −2.9
イギリス 14.2    12.5  −1.7

「2005年の時点でより鵜呑度が進んでいるので、「報道の自由度ランキング」も昨年より落ちていることを思えば、「鵜呑度」もさらに進行しているのかもしれない」(引用元「日々坦々」:http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2241.html

◎「村野瀬玲奈の秘書課広報室」さんでは面白い見方を紹介。

日本の報道の自由度が59位で驚いている皆さん、昨年は何位だったかご存知でしょうか?
53位です。まあ、大して変わらないと思うでしょうが、一昨年は実は22位でした。
民主党政権の時代です。震災前の2010年はなんと11位。
因みに政権交代前の2008年は51位です。自民党って。。

■世界報道自由度ランキング(日本)訂正版

02年26位(自)
03年44位(自)
04年42位(自)
05年37位(自)
06年51位(自)
07年37位(自)
08年29位(自)
09年17位(民)
10年11位(民)
12年22位(民)
13年53位(自)
14年59位(自)

☆「日本が民主党政権の時には報道の自由度の順位はかなり高く、自民党政権の時は低いという明らかな結果が出ているのです。ジミントーが日本を自由の国から不自由の国に変えようとしていることはここからも裏付けられます。それに対しての日本国民や報道機関からの反発が弱いことは日本では自由を希求する国民や報道機関からの意思が非常に弱まっていることを如実に示しています。」
☆「反民主主義勢力である自民党によって乗っ取られた日本は他の競技者(他国)に追いつこうと必死に走っているのではなくて、ただひとり、他の競技者とは逆方向に嬉々として走っているのです。日本国はまともな競技者ではなくなりました。どうしたら少なくとも前を向いて走るようになるのでしょうね??」(引用元:http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-5262.html
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民主党による政権交代で良かったことは、この報道の自由度が増したことです。沖縄密約を認めたのも民主党になってからでした。正しい判断は情報次第と言うこともありますので、マスメディアが信用できないなら自力で情報を求めるしかありません。ところが、情報を求める際には、人間、自分の見たいもの、聞きたいことしか・・・というバイアスがどうしてもかかりますので、公平・中立、心を無にしてという精神の自律(立)も求められますね。
(ビーズ作品の写真は、山口のWさんが送って下さったもの。徳山からバスで1時間ほどの鹿野は今年雪が深く、冬籠りの手仕事で、長い間離れていたビーズ編みを再開。昨年、カナダのSさん来宅に合わせて届いたのをプレゼント。その後、その時同席した者にも編んでくださっていました。ラリエットといって、首にかけてネックレスのようにして使います。)