垣根の花と金曜デモと「法治から人治へ」(内田樹氏)

Xさん宅の椿の木。何本もある中の1本のツボミが3か月ほどかかってもまだ咲きせん。桜が散った後の暖かさにやっと花を開きました。さすが豪華な花です。
その先のYさん宅の垣根には白ヤマブキの花が咲きそろいました。冬の間輝く黒い実をつけていたのですが、黒い実はそのままに白い花がたくさん咲きだしました。
昨日は、山口のWさんのビーズ作品を受け取りました。最初にメール添付の写真で大作のブローチだと分っていました。お二人分加えて3個送ったということでしたが、サプライズに、母用にと黒地に金と銀の編み込み模様が入ったラリエットが小箱に入っていました。お二人には今回は押し付けになるので、渡す時には「使わないときは送り返して」とのこと。3時のお茶に両親を呼んで母にプレゼントを渡しWさんにお礼の電話。
夕方、まずSさんに電話して、話したことが、「何をしていても後ろめたさが取れないね〜こんなままで日本はどうなるの〜、それに日本だけじゃないよね〜韓国も大変だし、ウクライナもあるし…」という話になりました。
★さて、恒例、金曜デモの報告を「特別な1日」さんで。昨日のブログのタイトルは、<『ジャパン・イズ・バック』と0418 再稼働反対!首相官邸前抗議!
デモの写真に入る前に語られている部分の締めくくりは:金融緩和も財政出動原発の再稼動もナショナリズム復権も、戦後の自民党政治の断末魔なのかもしれない。『日本を取り戻す』というのは簡単に言うと、昔と同じ事をすればなんとかなる、という単なる希望的観測だ。これも言葉のゴマカシ。そうやって旧体制が滅んでいく中で国民も道連れになるのか、国民だけはなんとか生き残れるのか、それがボクらに突きつけられている課題なのだと思う。
全文はコチラで:(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20140418/1397829677
友だちと話していて二人でいつも感じる「日本はこれからどうなるの〜」という不安はきっと、SPYBOYさんのこの言葉と重なる思いだと思います。そんな中、金曜デモが続けられていることが私(たち)の救いでもあります。本当は何かしないでは・・・と思いつつ、その何かが分らないもどかしさの中、再稼働反対のデモに出かける人たちがいるということは嬉しいことです。

◎「日本がこれからどうなるのか・・・」の分らなさの大きな原因は、安倍首相の進める政治が内田氏の指摘する「法治から人治」=安倍さん個人の頭の中でどうにでもなるというおよそ民主主義とは相反するやり方にあると思います。

★「内田樹の研究室」の18日のブログ「法治から人治へ」(http://blog.tatsuru.com/2014/04/18_1041.php
長い記事の最後の部分を:

法律は世論や選挙の得票率とはかかわりなく継続的でかつ一意的なものでなければならない。そのつど「私が『民意』を代表している」と自称する人間の恣意によって朝令暮改ころころと法律解釈が変わるような統治形態のことを「人治」と言うのである。
集団的自衛権行使について、それを政府解釈に一任させようとする流れにおいて、安倍内閣はあらわに反立憲主義であり(彼が大嫌いな)中国と北朝鮮の統治スタイルに日ごと酷似してきていることに安倍支持層の人々がまったく気づいていないように見えるのが私にはまことに不思議でならない。

天木直人氏の今日のブログ:「安倍首相が解釈改憲にこだわる本当の理由」(http://www.amakiblog.com/archives/2014/04/19/#
では、内田氏の内容と同じことが書かれています。後半部分から:


もちろん安倍首相にその成案を決める能力も覚悟もない。

 だから憲法改正を避けて解釈改憲にこだわるのだ。

 解釈改憲であれば文章を固める必要はない。

 解釈はどうとでもできる。

 どんな曖昧な解釈でも許される。

 いつでもその解釈は変更できる。

 まさしく最後は私が勝手に解釈すればいいのだ

 だから安倍首相は解釈改憲にこだわるのである。

 こんな解釈改憲は絶対に許してはいけないということである(了)

暴走・安倍政権の歯止めとなるか 「立憲デモクラシーの会http://tanakaryusaku.jp/2014/04/0009145)<「今ほど憲法と民主主義が危機に瀕している時はない」。学者たちは異口同音に語った。=18日午後、衆院会館 >
「共同代表は奥平康弘東大名誉教授(憲法学)と、山口二郎法政大教授(政治学)の二人。呼びかけ人には、上野千鶴子立命館大特別招聘(しょうへい)教授(社会学)、金子勝慶応大教授(経済学)、内田樹(たつる)神戸女学院大名誉教授(哲学)らが名を連ねた。」(引用元はお隣り日記のコチラ:http://d.hatena.ne.jp/kodomo-hou21/20140417