ビーズ編アクセサリーと60代最後の日


今日は私にとって特別の日、60代最後の日です。
明日から70代…60代までは感じなかった感慨をここ数か月感じています。
『歳・とし』を意識したことはあまりなかったのですが、60代を終えて70代を迎える今は大いに意識しています。今までは年相応でいいと思って来たのですが・・・。
先ほど両親と一緒にお昼の食事に行ってきました。丁度、2,3か月おきに誕生日を迎えるので、私たち夫婦と両親、4人の誕生日には外で食事をすることにしています。父も外出できるようになり、また4人そろって、今年2度目の食事でした。山口のWさんが送って下さったビーズ編作品を身に着けて行きました。ブローチは私、金銀模様の黒いラリエットは母です。ブローチの真ん中についている小さいパールはセーターについていたものを利用したとか。

昨日から少しお天気が悪くなっていますが、それまで10日間ほども晴天が続きました。
庭の花もいろいろ咲き出しています。まず2本の内の1本のシャクナゲが満開に近く。バラのツボミも膨らみ出してきました。


黄色のフリージャの中に白いのが一つ咲いています。
黄緑色の紫陽花みたいなオオデマリ。これからだんだん白く色づいてきます。
イキシアとオオデマリによく似た花、これはたくさんの花がついています。
そして、北側、鉄柵近くに昨年のゴールデンウィークに手に入れたリラの木の花。植木鉢に目詰まりするほど根が張ったので秋に植木屋さんに相談したら、すっぽり抜いたままポスト横の空いた処にポンと置いてそのまま! 「これで大丈夫」との言葉通り、花がついて咲き始めました。いい香りもします。
さて、70代、これで行こう!という記事に出会いました。
朝日新聞に載ったという<漱石が生きた「明治の精神」 大江健三郎さんに聞く 聞き手 編集委員・吉村千彰>(http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20140420/1397940145

大江健三郎氏は、夏目漱石の「こころ」を読み直して、明治という時代の精神だと捉えます。大江氏にとって時代の精神とは「戦後の精神」であり、戦後の精神とは「不戦」と「戦後民主主義」であった。そして、最後に「私がもう一つ希望を感じるのもデモや集会に参加してです。安倍政権に不平がある人たちが集まってくる。僕も歩きながら、不戦と民主主義の憲法、つまり『戦後の精神』を譲らない老人でいようと思う」と。
大江氏は1935年生まれ、11年先輩ですが、私(たち)は小学校から戦後民主主義教育で育った世代です。時代と自分を俯瞰して捉えられるようになるのも、ある程度の年齢に達しないと出来ないという体験もしました。
一方、体力的には今まで通りとは行かない年齢になり、当然、やりたいことは限られてきます。大事を取って控え目、精神的にもどうしても内向きになりがち、そんな自分に、「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」というサミュエル・ウルマンの、「青春の詩」の一節をプレゼント:
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。 人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。 希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。」(全文と英文はコチラで:http://home.h03.itscom.net/abe0005/ikoi/seishunn/seishunn.htm
(写真下の2枚は、わが庭初のクレマチスの花と、以前からあるクレマチス、今年は天辺まで伸びています)