大阪関電前の金曜デモと「TPP密約?」について

(「金曜デモと庭の花」に次いで、今日2つ目です)

大阪関電前の金曜デモに参加された「青空学園だより」のnankaiさんの報告ブログのタイトルは「TPP密約?」です。
全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20140426

TPPに関して、読売新聞以外は「合意ならず」で、読売新聞のみ「基本合意」と、今朝の読売テレビで辛坊治朗キャスターも「どっちが正しいの?」と言っていました。その後の番組では、勝谷さんが「日本の一本勝ち!」と言っていましたので、これは一本勝ちはあり得ないということだと思います。
密約の可能性については、nankaiさんが引用されている天木直人氏のブログと、「日本がアブナイ!」さんの「TPP、実質合意があったとの報道も〜日米とも合意内容や数字を出したくない事情あり 」( http://mewrun7.exblog.jp/21930468/)でも指摘されていました。
◎私は、以下、nankaiさんが書かれていることに注目です。

閉鎖的な日本の市場を開放して,米国の経済と雇用を守る.これは「我々のボトムライン」である.

こう言った以上,何らかの密約があったのだろう.しかし,「閉鎖的」とは強欲な金融資本が自由に収奪できない,ということなのだ.アメリカはドルを刷り続けた結果,インフレが進み,このままではこの夏,いくつかの都市での暴動が避けられないといわれている.金融資本のアメリカにとって,ここからの活路は日本の資産をアメリカに移動させるしかない.オバマも追いつめられている.郵政民営化のはじまる一連の日本の歩みは,結局,日本の国民の金融資産をアメリカに移すための方策であったが,TPPはその仕上げである.帝国アメリカを生き延びさせるために,目下の同盟国日本がその資産を差し出す.そのことが国民に隠されたまま,密約されたのではないか.


オバマ大統領は本音で言っていましたね、TPPは日本の市場開放を求めてアメリカの経済と雇用を守るのです。
その為なら尖閣が安保の適用範囲なんて当たり前のことを表明するぐらいなんてことないのでしょうね。

鹿児島2区の投票前にTPPで交渉の中身を明らかにすることは避けたいというのも、もし中身が日本側の譲歩ならば、ナルホド.内緒にしたいのは解りますね。これは、騙されているかもしれませんね。もともと、TPPは秘密交渉なんですし。
◎SPYBOYさんが取り上げた先日のNHKアメリカの富裕層の番組。税金が貧困層の為だけに使われるのは我慢ならないと自分たちの住んでいる区域を囲ってほとんどの行政の仕事を民間に委託して効率を求め自分たちの豊かな暮らしを守るというあの番組を見た後ですので、nankaiさんの以下のくだりがとても納得できます。

本当はアメリカの再建は,金融資本がアメリカの国内,国外で人々を収奪をし尽くし荒廃させていることをやめさせ,「人民の人民による人民のための」政治を再建するしかない.このリンカーンの言葉にいう「人民」には,アメリカ原住民は入っていない.だからこのままこちらが支持するわけではないのだが,今改めてアメリカ大陸に住むものすべてを「人民」というと再定義して,アメリカはこの原点に立ちかえるべきだ.これはまた,日本列島に住むものすべてを「人民」として,日本にもあてはまることだ.


このままでは帝国アメリカはますます凋落し,世界中を荒廃させ,とりわけ日本を道連れにして,そしていずれ崩壊する現在,人類がかかえる最大の問題は,実は「アメリカ問題」なのだ.地球という舟に乗りあわせた疫病神,それが帝国アメリカである.この暴れん坊を何とかおとなしくさせないと,地球という舟が沈没する.アメリカをどのようにするのか.これが問われる時代である.われわれはこのような立場からTPP問題をとらえ,それに対するひとり一人の備えも考え,生き,次の時代を準備してゆかねばならない.いずれにせよ,現在が大きな歴史の転換点であることはまちがいない.


◎加えて中国も、北朝鮮もアブナイです。
日本は福島の原発の問題でもうすでに世界から見ればアブナイでしょうし。
落ちるとこまで落ちないと目が覚めない…とよく言われますが、本当は人類は落ちるとこに落ちているんですよね。
今まで通りの生き方をしていては世界はダメだということを分らないといけない・・・・「現在は大きな歴史の転換点」ということです。その「転換点」が、何年の幅なのか、私たち一人一人の意識に掛かっているということかもしれません。
大きな時代の流れと個人の生活をリンクさせて生きる.ということを考えさせられました。