憲法記念日(一面広告・世論調査)と100回目の官邸前金曜再稼働反対デモ


◎5月3日、憲法記念日の今朝の日経朝刊の一面広告を写真に撮りました。升永英俊(TMI総合法律事務所)弁護士と伊藤真弁護士の分責による意見広告です。8項目中の1,2と最後の8を箇条書きに:
最高裁がすでに平成24年衆院小選挙区選挙を「違憲状態」と判断しているので、その選挙で当選した国会議員は[憲法98条1項]に基づき「その効力を有しない」選挙による「無資格状態議員」。
その「違憲状態議員」が任命した安倍信三首相は「違憲状態首相」。その「首相」が「閣議決定で『集団的自衛権憲法解釈の変更』を行う」と公言。「違憲状態の首相」が国家権力(行政権)を行使する正当性はないので、『無茶苦茶』である。
〇人口比例選挙であれば、特定秘密保護法は不成立であった!
参院議員(242人)の内、選挙区選出議員は146人で比例代表選出議員は96人。96人中、「自民+公明」=41人で43%。特定秘密保護法の可決に賛成しなかった<非「自民+公明」(維新・みんな)>=55人で57%。参院の議決では「自民、公明」出席議員の[同法賛成の票]が過半数で、同法は成立。
この特定秘密保護法成立は「国会議員主権」の結論であり、「国民主権」ではない。
◎最近の世論調査では「憲法改正すべきだと思わない」、「集団的自衛権の行使を認めるべきでない」が増加傾向です。「日本がアブナイ!」さんの今日のブログ「憲法改正解釈改憲に反対する人が増加〜国民の力で、解釈改憲の阻止をしたい」(http://mewrun7.exblog.jp/21955528/)では、毎日新聞日本経済新聞NHKなどの世論調査の結果を取り上げておられます。

◎さて、金曜日の官邸前再稼働反対のデモは100回目です。
「特別な1日」さんのデモのルポ、今回のタイトルは、「同じことを100回も言わせるな!(笑):0502 再稼働反対!首相官邸前抗議!」
デモのルポと写真に入る前の話題がいつも通り盛りだくさん!
先ずオバマ大統領とのTPPに関する日米合意は、やはり出来ていたという読売新聞の記事が取り上げられています。「やっぱり〜」です。そしてアベノミクスの実態について。そして「SIGHT」誌の開沼博の『圧倒的多数の世間様は脱原発など忘れている。その前提に立たないと何も始まらない』の記事についても書かれています。

ボクは他人のことは興味も関心もないので、311後に脱原発と言っていた人がいつの間にか居なくなったのかどうかは良くわからない。世論調査でも原発への関心はそれほど下がっているとは思えないし、自民圧勝の選挙結果は、『まともな投票先がない』というテンポラリーな選択肢の問題だろう。だから『人が居なくなった』というのは開沼氏のでっちあげか、ごく一部の人間を指す限定的な話と思うが、それ以外は何となく(笑)納得できる話ではある。

開沼氏の引用部分で言うと私も「(見たとこ)居なくなった」から「福島のことを忘れた」というのは一寸?と思います。福島の人も 以外の人も「見たとこ」だけで判断しない人になれないといけないんじゃないかと思います。全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20140503/1399045468

◎金曜日の関西テレビ「アンカー」のコメンテーターは、森田実氏から鈴木哲夫氏に変わったようです。
連休明けにスタートする細川・小泉連合による新しい団体<一般社団法人「自然エネルギー推進会議」>についての解説でした。
都知事選が二人の老政治家の最終目的であったのなら、あの敗戦でガックリしているだろうが、二人にとっての最大の目標は脱原発なので、都知事選は単なる通過点、だから二人は意気軒昂。」
「安倍政権が脱原発に反対して再稼動や原発輸出までしているので安倍政権打倒となる。都知事選で脱原発を明らかにした文化人も取り込んで、新しい動きになる可能性がある。自民党内の二人の若いリーダーを担ぎだす可能性がある。小泉進次郎議員にも党を出る可能性はある。当面は福島県知事選。小沢氏や維新の橋下氏に働きかける可能性も」と。どこまで本当か?解りませんが。