団扇三枚

近畿では、昨日、梅雨が明けました。
例年より遅い梅雨明けだったそうですが、入ってくる風は夏の涼風でした。
7月に入ってから玄関に網戸をセットしたり、我が家も夏仕様。
梅雨の中ごろから出していたのが団扇です。
我が家の団扇三点。
一番大きなものは桔梗の絵が描かれていますが、これが上村松篁のサイン入りです。
リサイクルショップで見つけたもので、まさかと思いましたが、ひっくり返すと「高島屋」の文字。
団扇の大きさが普通ではないので、何かの記念か上得意さん向けのプレゼント用か・・・?
普通には使えない大きさなので、普段は立てかけて置いて目で涼しんで、寿司ご飯を冷ますときに使います。
普通の大きさのものは同じ時に求めたもので、
房総半島の千葉の館山から富士山を見た絵が描かれています。


館山のなぎさに遊ぶ浜ちどり 遥かに望む富士の夕映え



菜の花にモンシロチョウも描いてあるので早春の風景です。
そしてこちらは、団扇そのものが素晴らしい造りです。
竹筒の節を境に上を数十本に引き裂いて団扇の骨にしています。
この団扇を使うと風の立ち方が違いますし、自分好みの風が得られます。
一続きですので丈夫ですし、造形的にもとても美しいです。