安倍談話に「注文」一転「歓迎」?

◎今朝、電話でSさんと少しお話しました。私より8つもお若いのですが、二人息子が居て、一人は東京で結婚して共働き、もうお一人は親元から仕事に。ということで、我が家も二人息子、共通することもあって、話が合います。そのSさんが、今朝のモーニングバード、そもそも総研が良かったと。玉川徹さんが、今よく売れているという本、「日本はなぜ、基地と原発を、止められないのか」を取り上げ、その著者の矢部宏治氏をインタビューしていました。
3・11以後、この玉川さんのコーナーはとても意欲的で、また主婦の私たちにも分かりやすい解説をしてくれます。今回も、あわてて録画したのがありますので、又書き起こしながら考えてみたいと思っています。
◎ところで、昨日、母が放り込んでくれた読売新聞の夕刊には、日経の記事より目立つ文字で次のような記事が:

首相談話 米が歓迎 戦後70年


 [ワシントン=今井隆]米国務省のサキ報道官は6日の記者会見で、戦後70年の首相談話を巡り、安倍首相が植民地支配と侵略を謝罪した村山首相談話など過去の政府見解を「引き継いでいく」と年頭記者会見で表明したことについて、「首相の発言を歓迎する。歴史問題と日本の戦後の平和への貢献に関する前向きなメッセージが含まれている」と評価した。
 

 報道官は5日の記者会見で、首相談話について問われた際、「村山元首相と河野洋平官房長官が談話で示した謝罪は、日本が近隣諸国との関係改善に向けて努力する中で重要な1章を刻んだ」と述べた米政府が過去の談話を継承するよう日本政府に「圧力」を掛けたかのように受け取る向きもあったため、6日の記者会見では「全くそういう意図はない。言い直したい」と語り、軌道修正を図った

そして、今朝の日経新聞4面小さく次のように:

戦後70年談話「米は日本理解」 官房長官


 菅官房長官は7日の記者会見で、安倍晋三首相が戦後70年にあたり発表する談話に関し、米国務省のサキ報道官が発言を軌道修正し歓迎の意を表明したことに「日本政府の立場は以前から全く変わっていない。米国はずっと理解していた」と述べた。日本政府が米側に談話の真意を説明したことは否定した。

アメリ国務省がどういう経緯で前言修正を決めたのかは定かではありませんが、先の5日の方がアメリカ(オバマ大統領)の本音であることは分かります。
戦後70年の今年の安倍談話は、村山談話河野談話から逸脱したものであっては困る、この二つを継承する内容であるべきだというアメリカ側の注文(命令調でしたね)に変わりはないけれど、少しアカラサマすぎて日本の自尊心を傷つける恐れがある。せっかく仰せの通りにしたくても、注文(命令)に従ったという批判を招きかねないので、そこはヤンワリと言ってくれないと困るというクレームがどこからか伝えられたのか・・・。どちらにしても、安倍さんは、村山&河野談話を継承しながら『積極的平和主義』でアジアと世界の平和に貢献する(自衛隊を海外に出せるようにする)というような内容を発表することになるんですね。注目です。
◎今日のおすすめ。
おとじろうとらいるのひび」さんが新しい映画を紹介されています。「東京原発」という映画で、<東京都知事役所広司が「東京に原子力発電所」を誘致する!というところから物語が始まります。基本コメディーですが、原発の初歩的知識がよくわかります。 >と予告編の動画を。
そして、<ついでにザ・ニュースペーパーの動画 「原発東京湾に作らなかったのは万が一の事を考えて」 >の動画も。二つ目の小泉元総理の物マネ講演がとても面白くておススメです。言ってることが的を得て?いて笑えます。
●コチラで:http://blog.rairu.com/?eid=1868

◎橋下大阪市長大阪都構想住民投票で負けたら政治家を辞めると言ったとか、じゃなくて、市長の任期まではやるがその後は(市長を)辞めると言ったのだとか、ま、どちらでもいいんですが、カジノ誘致に手を挙げたのは困ります。
沖縄の翁長県知事は沖縄の観光事業にプラスにはならないと言って、カジノ誘致はしないと言明。東京は、オリンピックに集中したいのでと。橋下市長は、マイナスがあれば推進する中で検討すればいい。無責任な言い方ですね〜。場所は舞洲とか。大阪市民じゃないからいいか…とはいえ、日本の問題ですね。どこかの局の夕方の番組で、コメンテーターの方も、”今観光事業としてもカジノは儲かっていない”とか言ってましたが、大丈夫〜? ヤブレカブレ発言が目立つ今年の橋下氏ですが・・・
PS:うっかりしてました。都構想、実現しない場合は関係ないですが、大阪府市統合して大阪都が実現するとなると、私たちも大阪府民じゃなく都民になるのですね〜あり得ないと思っていましたが、これは大阪市住民投票の行方が気になります。