新年会と「耳をすませば」(宇沢弘文と菅原文太)

滝道を上がってすぐ、昔はケーブルカーが動いていたのですが、数十年前からエレベータータワーができて、これで一気に上まで登った所にホテルとプール(冬はアイススケートリンク)とボウリング場のあるスパーガーデンがありました。「スパー」が「温泉」のことだというのがまだ余り知られていない頃に出来ました。同窓生がそこに勤めていたので、同窓会で何回かお世話になったこともありましたし、カナダのSさんが一時帰国したとき、彼女の恩師ご夫妻や友人たちと和食レストランで会食をしたこともありました。それが建物が古くなるにつれサービスも悪くなり、だんだん寂れて、一二年前経営者が変わりました。
スパーガーデンという名前は残っていますが大江戸温泉物語に変わりました。それからは派手な縦縞の車体の送迎バスが頻繁に走るようになりました。千里中央や新大阪からは勿論大阪駅からも人を運んで頑張っているという噂です。中学校の合同同窓会の会場の予約の時、来年10月の日曜日は1日しか空いていなかったという話も聞きました。その大江戸温泉物語に変わったスパーガーデンのランチバイキングに昨日ヨーガを早めに切り上げて新年会の食事に出かけました。先生の車に乗ったのが4人いる同い年のうちの3人。急な坂道のう回路を逆さになりながらの運転で、雪が降ったら怖いやろね〜なんて皆で言いながら建物の裏側の駐車場へ。

大きな張り子の獅子があって大衆演劇ののぼりが立ててあります。中に入ると昔と違って暗くなっています。チケットを買う所で、そうそう65歳以上の証明書を見せれば200円引きということだったと、財布から「運転経歴証明書」を初めて取り出すことに。
階段を下りて、昔、ホテルのフロントと広いロビーだったところが調理室と料理を並べてあるところに。スロープを上がって土産物を売っていた場所やその奥の喫茶店だったところがテーブルや椅子を置いた食堂になっていました。工事中の足場越しに桂侯爵別邸の日本家屋が見えました。料理は和洋中イタリアン、何でもアリでした。私は去年の失敗に懲りて、小さなステーキと少量のサラダ数種類とクロワッサン、二回目はイタリアンの海鮮モノを中心に少しずつ。果物、デザート、アイスクリーム、飲み物お替り自由ですし、2時半までゆっくりできました。二つのテーブルに分かれたのでこちらはコチラで。

私のお隣は昨年新しく始められた方でした。トレイの中を見ると焼き魚とお野菜のお浸しや煮物、ごはんにお味噌汁の家庭料理です。そこで、「お昼はいつもお一人ですか?」と訊いてみました。そこから、ご主人も亡くされて、20年前にはお母さんも亡くされていて、一人暮らし。日に2時間の仕事をされている。去年で仕事は終わると思ってヨーガを始めたのに、辞めろと言われないので今年も行くことにというお話に。コチラのテーブルの五人の内お二人が一人暮らしだったので、「一緒〜!!」ということに。「仕事は辞めたらアカンよ」とみんなに言われて、「そのつもり」と。一挙に親しくなれた新年会でした。帰りは先生一人、車で。この方も自転車なので途中で駐輪場へ。残りがエレベーターで降りて滝道をぞろぞろ歩いて駅前から街へ。雨も降らず、まずまずのお天気でした。
あきつ・あんてな」さんのブログで25分の動画、NHKの「耳をすませば」を観ました。
最近亡くなられた宇沢弘文と言う経済学者と俳優の菅原文太氏の組み合わせです。偉い経済学者で今こそ活躍してほしかったという追悼文を読んだことがありますが、これを見て初めてその偉さが分かってきました。もったいない方を亡くしたものです。こういう方の言葉がもっと広まればと思います。
今朝の日本経済新聞出版社の<宇沢弘文の「経済と人間の旅」>の新聞広告にも<NHK耳をすませば」(12/31放映)で注目の経済学者>と書いてありました。

★★ぜひコチラのブログ「まやかしの豊かさの二十世紀経済学・・・・宇沢弘文、そして菅原文太」(http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20150108/1420735934)を訪ねて、ここから、
耳をすませば 第3回「宇沢弘文菅原文太>をご覧になってください。