金曜デモとピケティ氏「公平な社会を作るために書いた本」


◎官邸前の金曜デモの様子を「特別な1日」さんのアベノミクス不況と0206 再稼働反対!首相官邸前抗議!」で。
タイトルに掲げてある経済について、今回もグラフを用いて根拠を示しながらアベノミクス不況の現実に迫っておられます。そして官邸前の抗議のルポ。1000人(〜1400人)の人たちの寒空の下での抗議行動。プラカードも、播磨屋さんの意味不明の大書も。ぜひブログを訪ねて。
ここでは、後藤氏の今回の行為を「蛮勇」と言ってのけた自民党の高村副総裁の言葉について書いておられるところからです。政府の高官として、後に続く人が出ては困るからという政治的配慮が働いてのこととはいえ、素直に受け取れない悪意を感じてしまいますが・・・

今日 日経ビジネスデジタル版でコラムニストの小田嶋隆氏がとても良いことを書いていて、ちょっと感動した。2月4日の午前、自民党高村正彦副総裁が後藤健二氏について『蛮勇』と語ったことに関しての話だ。小田嶋氏は、慎重な言い回しを選んだ高村雅彦の言うことに多くの人が納得はするだろう、としつつも、『違和感を感じる』として、こう書いている。

勇気は、必ず一定量の蛮勇を含んでいる。そういう意味で、蛮勇だから勇気ではないという言い方は不当だと思う。お国が、国民よ臆病者たれというのなら話を聞かないでもないが、蛮勇を排して勇気を持てという言い方には、耳を傾ける気持ちになれない。その言葉は、私の耳には「国のために死ぬのが勇気で、自分のために死ぬのは蛮勇だ」というふうに聞こえる。


私は、自分のために死ぬ所存だ。

お坊ちゃまの安倍晋三には理解できないかもしれないけれど、勇気って言うのは、戦場で発揮されるだけのものではない。ビジネスでも家庭でも(笑)必要なものだ。日本の大きな課題である起業なんか、その最たるものだろう。社会でも日常生活でも、官邸前で抗議するにも、ほんの少しくらいは蛮勇が必要なんだよ(笑)。<後略>