金曜デモと小出氏定年退職と「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第8番」

(今日は、[消された自衛隊機関誌「朝雲寸言」]に次いで、二つ目です)

◎恒例、金曜日官邸前再稼働反対のデモの様子を「特別な1日」さんから。今回のタイトルは「2014年の経済と0220 再稼働反対!首相官邸前抗議!」です。
2014年の経済を、SPYBOYさんがグラフを使って分かりやすく解説されています。
◎「97年〜14年までのGDP額(実質・名目)推移」と「GDP成長率推移」を示した後の部分をコピーしてみます:

ついでに18日に発表された年次の消費水準指数を見ると、物価変動を換算した実質の消費水準指数は昨年は前年の99.9より大きく下がって96.4とリーマンショックの時より悪い!過去13年で最悪の値だ。これじゃ景気が良くなるわけがない。

●消費水準指数(02年〜14年、2010年を100とする、二人以上世帯)の推移

GDPを見ても、消費を見ても、この2年間 国民の生活は実質的に悪くなった。さらに金融緩和は出口戦略を取る際 本来の成長率を数年間にわたって数%程度下げると言われている。株価は上がったし(円建てでは)、非正規雇用は増えたけど、その代償としては高すぎるのではないか。経済の目的は国民の生活を良くすることだからだ。

<略>   
                                                     
先日の安倍晋三の改革と言う言葉を30回以上も連呼した奇妙な施政方針演説でアベノミクスという言葉が1回しか使われなかった、のも、アベノミクスの化けの皮がそろそろ剥がれてきたのを示しているのだと思う。

◎「おまけ:小田嶋隆曽野綾子特集」のツィートには笑わせてもらいました。
★全文と昨日のデモの様子は写真とともに、こちらで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150221/1424449894
☆プラカードの写真は「今日の写真」を使わせていただきました。
◎一昨日は3・11を思わせるような地震津波警報で、あれから丸4年を強く意識させられました。地震津波に次いで原発事故。日本はどうなってしまうのか…と思いましたが、今もその過程。原発事故の恐ろしさと共に、小出裕章氏の解説で初めて知る原発の危険でした。その小出裕章氏が定年退職を迎えられたという記事です。定年退職後は長野県に移住を考えておられるとか。
★「京大:反原発の闘いこれからも…小出裕章助教が定年退職へ」(毎日新聞 2015年02月19日):http://mainichi.jp/select/news/20150219k0000e040233000c.html
◎先日、久しぶりに≪森は海の恋人≫の畠山重厚さんのブログ「リアスの海辺から〜カキじいさんのつぶやき〜」(http://d.hatena.ne.jp/mizuyama-oyster-farm/?of=0)が更新されていたので、のぞいてみました。驚きました!!
随分以前のことですが、「地球交響曲ガイアシンフォニー」という映画をヨーガの先生に誘われて何人かで見たことがありました。美しい映像と音楽の静かな映画です。2話まで見て、その後、時々、あの監督のあの映画…と思うこともありました。ところが、今度第8話のこの映画に、畠山氏が取り上げられて出演されているというお話です。びっくりです!! あれ以後、映画は、続いていて、箕面では上映の機会がなくて、あるいは大きな映画館で上映されるようになっていたのかもしれませんが、知らないでいました。

心に樹を植える ──森は海の恋人 The Sea is longing for the forest カキ養殖業 畠山重篤


畠山さんは、日本の高度成長期に、気仙沼の青い海が赤く濁り始めた時、その原因が、海から20キロも離れた室根(むろね)山の森の荒廃にある、といち早く気付き、平成元年に室根山の植林運動を始めた人である。


「海の民が、なぜ山の植林運動をするのか?」
そんな奇異の目に晒されながら始めた植林運動「森は海の恋人」に依って気仙沼の海はしだいに青さを取り戻し、フランスのカキ業者が「ここはカキにとって天国のような海ですね」と絶賛した。それから暫くして、あの3.11大津波気仙沼を襲い、畠山さんのカキは全滅した。


彼自身も最愛の母を失い、孫ひとりを抱いて高台に駆け登り、一命だけは取り留めた。被害総額は数億円を越え、海から全ての生きものが姿を消した。そんな絶望的な状況下で、彼はこう言った。

「ここは天国と地獄が共存する海です。自然とはそういうものです。」


津波から1ヶ月ほど経ったある日のこと、海から駆け戻って来た孫がこう叫んだ。
「おじいちゃん、海に小さなお魚がいっぱいいるよ!」
試しに残っていた種苗ガキやホタテ貝を海に入れると、大津波前の2倍の速さで成長した。気仙沼の海は、自らの力で、驚異的な復活を開始したのだ。


それにしてもなぜ、畠山さんは25年以上も前に、海の汚れの原因が森の荒廃にある、と気付いたのだろうか。
その背景には縄文時代から受け継がれて来た私達日本人の自然観と現代の科学的智見との柔らかな融合がある。室根山の室根神社に奉られている「瀬織津姫(せおりつひめ)」は、人間の営みが必然的に生み出す罪穢れを川の早瀬で祓い浄め、健やかな真水を海に届ける縄文の女神である。
<後略> 
☆☆「地球交響曲 第八番」のサイトはコチラ:http://gaiasymphony.com/no8/forest

◎大阪の上映館を調べてみました。☆シネリーブル梅田でした。

地球交響曲(ガイアシンフォニー)第八番


公開予定日 3/21(土)〜


監督 : 龍村仁


出演者 : 梅若玄祥、見市泰男、中澤宗幸、中澤きみ子、畠山重篤、柿坂神酒之祐


「地球はそれ自体がひとつの生命体である」というジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論に基づいて制作が開始された感動のドキュメンタリー『地球交響曲』最新作。
地球交響曲』は、1992年に1作目が公開されて以来、口コミによって評判を広げ、2010年の『第七番』までに観客動員数は延べ240万人を記録。
現在も各地で自主上映会が続いている“超ロングラン“シリーズ。


■前売鑑賞券販売中  料金:1,500円