「沖縄の民意は日本に届かないのか?(1)」(そもそも総研)

2月12日(木)のモーニングバードのそもそも総研は沖縄を取り上げていました。いつものように私なりに書き起こしてみました。

そもそも「沖縄の民意」と「日本の民主主義」は相容れないの?


沖縄の民意は選挙で示されています
政府は粛々と移設に向けて工事を進めています
総理と官房長官に、6度上京も、会えない沖縄県知事
政治家は選挙の結果の勝利が”民意”といってきた
去年の4つの選挙すべて、辺野古に反対派が当選しています。

玉川キャスターは、抗議活動をしている人は、どんな人なんだろうか?と、キャンプシュワブのゲート前に取材に。
玉川:土曜日という事もあるのか、だいたい100人以上の人たちが座り込みされている。普通の方がほとんどという印象です。
ナレーション(N):顔を隠しているわけでもなく、木の棒も持っていません。
玉川:どちらから? 
Aさん:名護です。
玉川:テレビを見てる人は特殊な人と思ってる方が多いと思うんですが。

3人の皆さん:普通の市民です
玉川:皆さんが反対される最大の理由は何ですか?
Aさん(中):基地があれば一番はじめに攻撃されるのは、やっぱり沖縄が・・・
Bさん(左):沖縄県が”造ってください””よろしいですよ”と認めた基地は1つもない。仲井真知事が「基地を造っていいですよ」という誤ったメッセージを全世界に発信したわけですよ。これが許せない
Cさん(右):私たちの民意が反映されないという事は民主主義が圧殺されているわけでしょ場所によっては原発問題だったり、TPPの問題だったりすると思うんだけども、そういうふうに民意を聞かないで、ある人たちの利益のためにの政治は動いていると私は思うのね


N:座り込みに向かう人たちのために沖縄各地から辺野古行のバスが出されている。バスを使い抗議活動に向かう方に話を聞いてみました。
Dさん:この間初めて参加して、本当に何でもないじいさん、ばあさんがね、「もう、ワジワジーとして我慢ならん、毎日行かんといかん!」というのを聞いて、私もボーっとしてはいられないと思ってね

N:抗議活動は海の上でも行われています。
抗議活動を行う海上の *** と海上保安庁の姿をとらえたドキュメンタリー映画があります。

この映画「圧殺の海 沖縄・辺野古」共同監督の景山あさ子さん。彼女が抗議行動を撮影しているときに起きた出来事が先月国会で取り上げられました。
1月30日国会衆院予算委。共産党の赤嶺議員。「景山あさ子さんが抗議船に乗船し、海上作業の様子を撮影していました。そこに海上保安官が乗り込んできて景山さんに馬乗りになって左足で押さえつけて景山さんのカメラに手を伸ばして執拗に奪おうとしています。これは明らかに乱暴な過剰な警備、乱暴な行為じゃないですか?

N:実際にどんなことがあったのか景山さんに聞きました。
景山あさ子さん:(船に)乗って来た保安官にカメラを向けたら手で一回バシッとはたかれて、ライフジャケットを手で捕まれてグッと引っ張られるような格好で座らされて、その際に馬乗りの状態で取り押さえられた

これについて、海上保安庁を監督する太田国交大臣国会で:「写真の見方であろうと私は思います。」
あくまで同乗する小型船の縁にいた女性の身体を保持するということが、この写真の行為であるという報告を受けております。」
玉川:安全確保のためにやっているんだと海上保安庁側は言っていますが。
景山安全のためであるなら、やり方が違うと思うし、まして人の上に足を置くというような行為がすべて許されるような状態とは思わない。カヌーの人たちは全治一週間、二週間、あるいはあばら骨が折られるとか、頸椎捻挫とか、いくつもの出来事があって、私が見ていたので言えば(海上保安官が)カヌーのパドルを遠くへ投げると・・ナレーション:海上保安庁の職員がカヌーからパドルを取り、海に放り投げているように見えます。
景山パドルがなければ、カヌーはどこにも行けませんから、海の安全を守る立場の人が、そういうことを本当にやってはいけないでしょ。


N:辺野古では、沖縄選出の国会議員もたびたび足を運んで座り込みに参加しています。
玉城デニー衆院議員沖縄って、やはり、どっちかというと観光や、独特の文化、言葉のイメージだったりするわけですね。ですから、そこは、まさかこれだけの米軍基地が置かれているという事実そのものが、分らないという人が多いのだと思う。
しかし、それが、いざ、政府の側になると、明らかにそれは分ってやっていることその地域に押し込んでおけという明らかな差別だということがハッキリするわけです。

このまま沖縄の民意が無視され続ければ、その先には何が待っているのでしょうか?
元々自民党沖縄県議会議員であったにもかかわらず、昨年の衆議院選挙では無所属として移設反対を訴えて当選した中里利信衆院議員は・・・
中里:行きつく先は、やっぱり、独立・・・
現職議員から飛び出した「沖縄独立」、その真意とは・・・   <(2)につづく>