金曜デモと”プラグマティズムによる社会変革の可能性”

◎「アンダーコントロール」の福島原発事故の汚染水垂れ流しが1年間も伏せられていました。嘘つき首相のウソがバレバレですが、ご本人、嘘の責任、取る気はないのでしょうね。いい加減、騙されている国民が怒らないとイケナイ。福島だけの問題じゃないです。
で、いつものように、金曜日、官邸前再稼働反対デモの様子を「特別な1日」さんのブログで。今回のタイトルは、「今年のアカデミー主題歌賞『グローリー』と0227 再稼働反対!首相官邸前抗議!」です。まずは、株のお話からスタートしていますので、バッサリ斬ってもらいましょう:

それにしても株が上がるなあ。今夏か今秋か知らないけどFRBのイエレン先生が金融引き締めを始めたら株価が落ちるのは皆判ってるから、今のうちに売り抜けようとしてるんだろう。これって、グローバル・ババ抜き大会をやってるようなもんだ(笑)。こんなんで喜んでる奴は文字通りのバカだよな(笑)。

◎株が上がるのは景気がいいから、と経済素人は考えますが、なるほど、「売り抜け」で上がるケースもあるし、先を見越して、そうなのか〜です。
◎汚染水についても:

ずっと汚染水漏れの情報を隠し続けていた東電は論外だが、原子力規制委員会は汚染水の漏出を知っていながら1年間も『議論をしていて』手を打っていないそうだし、経産省は言わずもがなだ。福島の農作物や水産物について『風評被害』とよく言われるけれど、風評じゃないんだよね。これは事実なんだよ。もとからそうだけど、ボクは福島・茨城、それに千葉の太平洋岸の水産物は口にしない。誰もが言っていることだが、これで『アンダーコントロール』なんてよく言うよ(笑)。

★そして、アメリカ映画のお話です。こちらは本当に考えさせられる内容ですので是非ブログを訪ねて読んでみてください。こちら:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150227/1425045625
◎昨年のアメリカ映画に「アメリカの公民権運動や南アのアパルトヘイトに関する映画が何本もあった」。それらに共通して描かれた非暴力について、SPYBOYさんは、こう書いておられます:

彼らがそこまでして非暴力を貫いたのは信念とか良心の問題だけでなく、非暴力でなければ多くの人の賛同が得られないから、と考えたからだ。それはキング牧師をはじめとした公民権運動の指導者たちの賢さだけでなく、1900年代初頭から培われた運動の積み重ねで得たプラグマティズムの知恵らしい日本だってそういう積み重ねが必要なのだと思う。ボクなんかが言うのもなんだが、社会を変えるのはそう簡単なものではないんだろう。

◎今朝の日経新聞、最終面の文化欄は、「『正義』が不確かな時代 プラグマティズムに脚光 他者の理解、まず会話から」というタイトルです。
リードの部分から、プラグマティズムとは「実用主義」と訳される19世紀米国生まれの思想。立場の異なる人々が互いの「正義」を主張し合うのではなく、継続的な話し合いを持つ重要性を説いているのが特徴で、研究者や作家の間で注目を集めているそうです。
記事の最後は、東京大学教授の宇野重規氏(47)の「民主主義のつくり方」(筑摩書房)が、プラグマティズムによる社会変革の可能性を若者の地域おこしを例に説いているとして、<価値観の相対的な時代に於いて虚無に陥らず生き抜くには「根底にある迷いを引き受け、『暫定的な真理』へとにじり寄る姿勢が必要」>という言葉を紹介。「プラグマティズムは不満を消し去る特効薬ではない。ただ、互いの信じるところを認め合う共存に向け、個々が辛抱強く取り組む大切さを教えてくれる。(文化部 岸田将幸)」で終わっています。

この記事を読んでから、SPYBOYさんのブログを訪ねて、あれあれ、学者さんが大切だと言ってることを、金曜デモに通い続けるという行動を通して同じことを発信されている!! と思いました。この記事の冒頭は、『答えを見つけて議論を終わらせる「対話」ではなく、異なる考えの人ともお喋りを続けようとする「会話」が求められる』という「見方」の紹介で始まっています。これは、私も色んな人たちと話していて、最近思っていることです。結論が違ってもいいから、まずは、情報と意見を交換して、話し合いからですね。
(プラカードの写真の最後、「原発廃炉」を三文字で表したプラカードの写真をお借りしようとしたのですが、夫のパソコンで、上手くいかず。私のパソコンは昨夜から電源が入らず…困っています。 どうなることか・・・)