奥美濃の山・野伏ケ岳と「異議唱えなければファシズム広がる」(平田オリザ)

昨日月曜日のコーヒータイムは、前日の深夜、予定よりだいぶ遅れて帰宅した夫の山の写真をパソコンの画面でみんなで見ることになりました。年男の山男の解説付きです。母は、よう、こんな寒い雪の上で寝られるね〜と呆れています。
6人で登った山は、岐阜県の野伏ケ岳(のぶせがたけ)、標高1670メートル。雪のある時しか登れない山だそうです。
出発した土曜日は雨模様でしたが、翌日は晴れという予報でした。土曜日の午後からは雨も上がり、野伏ケ岳が目の前に見える牧場跡の雪原にテントを張り、女性もいることなので、大きな雪のブロックを重ねた雪囲いのある(写真で見ると)立派なトイレも作ってありました。

夫にとっても初めての山で、野伏ケ岳から薙刀山(なぎなたやま)を経て下山するコースが予想よりはるかに”タフ”で、かなり苦労したようです。

頂上からは白山連峰と、煙を吐く木曽の御嶽山(おんたけさん)も見えたそうです。

↑綺麗に晴れた日曜日。手前が野伏ケ岳。左のスッキリと延びる尾根を登って山頂へ。

↑これから辿る薙刀山の稜線の遥か向こうに白山連峰を臨んで・・・

↑お昼過ぎには傘雲が。この雲が現われると、天気が崩れる予兆。
 予兆通り、翌日の月曜日(13日)は、大阪の北でも雨風強く大荒れの天気に。
◎「東久留米日記」さんの昨日のメモに、日刊ゲンダイ平田オリザ氏の記事が紹介されていました。(http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20150413/1428903406
「日本とハンガリーは似ている」というタイトルから文化的なことかと思って読み始めたら、押しつけ憲法を自主憲法に改悪したハンガリーが日本の安倍首相と似ていて、だから、日本の安倍首相は欧州で危険視されているという内容です。
引用元の日刊ゲンダイのインタビュー記事のタイトルは、<劇作家・平田オリザ氏「異議唱えなければファシズム広がる」>です。
読んでみると、ハンガリーの前に、橋本徹大阪府知事・現大阪市長のやり方がファシズムだという話があります。そういえば平田オリザ氏は大阪大学の教授でした。大阪で実感された体験で話しておられます。

――「翼賛体制」に強い危機感を持たれたのは、何か契機があるんですか?
 大阪(阪大教授)にいて、そういう雰囲気を実感したことが大きいですね。橋下さんが首長になる2年前くらいに赴任して、府や市の職員のみなさんと「いろんな文化政策をやりましょうね」と言っていたんです。それが橋下府政になったら、職員がみな沈黙してしまった。マスコミもそうです。記者会見で恫喝が行われて、記者たちが本当に萎縮しちゃった。普通だったら橋下さんの発言はパワハラでしょう。そういうことを目の当たりにして、「ああ、ファシズムというのは、こういうふうに広がっていくんだな」と思ったんです。

▽ひらた・おりざ 劇作家。演出家。阪大教授。1962年東京生まれ。国際基督教大教養学部卒。95年「東京ノート」で第39回岸田戯曲賞。2011年、国際的な文化芸術活動に対し、仏レジオンドヌール勲章シュバリエ受章。民主党政権(鳩山・菅)で内閣官房参与に就任、スピーチライターを務めた。

★全文はコチラで:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158874/1
◎「日刊ゲンダイ」(4月11日)から『やっぱり…「報ステ」に自民党が“圧力文書” その後に異例人事』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/158871/1