沙羅の花咲いて…大阪住民投票についてリテラから

沙羅(夏椿)の花がひっそりと咲いています。
茶色いツボミが花開くと、一部ピンクがかった白い花に。一重のツバキにも似ています。


住民投票の結果、僅差ながら都構想が敗れた直後の橋下氏の会見、確かにいつになく謙虚で冷静、客観的な物言いではありましたが、これは、負けたからこそで、彼の今までのやり方、『勝たなければ意味がない』というだけのこと、と聞きながら思い直しました。
「自分のような敵を作るやり方はワンポイントリリーフで危険。役に立たなければ捨てられて当然。民主主義は素晴らしい政治体制。破れたとはいえ首を取られず生きておれるのは有難い」等の発言に、「解ってるんだ〜」と好感?を持ったりしていました。しかし、ご自身も言っていましたが、「税金を使ってここまでやらせてもらって幸せ」という言い方から、個人的な問題ではないと思い直しました。

殊勝な姿勢は負けたからこそ。一票差でも賛成が多ければ都構想で行くと言ってたわけですから、勝った時の奢り高ぶり様は手も付けられなかったでしょう。いつも、勝負だとか、戦だとか、政治目標ではなくて、敵を作って煽りに煽ってあらゆるものを分断しつつ強行突破をはかって薙ぎ倒していく不毛なやり方(独裁的な手法)に、政治だけでなく人間的にも批判票が入ったのではないかと思います。
弱者切り捨ての都構想に弱者がNOを突き付けました。残る半年で都構想以外のやり方で、無駄を省きながらの改革を進めていく先頭に立てるか・・・橋下氏の評価は、残る任期中の市長としての在り方次第だと思います。
◎「リテラ」に記事がありますので、2つ並べてみます:
1)[橋下徹の“引退商法”に全面協力し続投ラブコール…テレビ局の無節操ぶりに呆れ果てた!](http://lite-ra.com/2015/05/post-1116.html)
2)[唖然! 橋下の腰巾着・辛坊治郎が「都構想否決は生活保護受給者のせい」と差別デマ拡散!](http://lite-ra.com/2015/05/post-1115.html)

◎月曜日は、母の俳句の日、「明」という席題で母が即興で作った句です:


   明日あると決めての眠り新樹の夜


   優しさは強さと同じ母子草