雨が降る前にピエール・ド・ロンサールの3番花を切り取りました。
1番花から比べると随分小ぶりになりましたが、その分、花びらの巻きが美しいように思います。
◎ところで、昨日は大きなニュースが入りました。
NHKでも報じていた『憲法違反』のニュースです。
★時事ドットコム:集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明−衆院審査会(http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015060400318&g=pol)
◎朝刊を期待していましたが、日経は扱いナシ。
夕刊で読み落としているかと、隣りから届いた讀賣と2紙、探してみました。
日経は、3面左端にかなり大きく翁長氏の記事。<「辺野古移設 目立ったすれ違い/沖縄知事「理解深まった」/米は冷ややか「唯一の解決策」>の見出しで翁長氏の写真入りの囲み記事。その少し下にありました。讀賣夕刊では、翁長氏の記事は「米国務省は『会談では、日米両政府の合意はゆるぎないことを強調した。代替施設は既存の基地に昨日を加えるものであって、新しい基地ではないと指摘した』などとする声明をだした。」と米側の対応で締めくくり。「憲法違反」の記事はナシ。
←タイトルとテレビ画面は毎日放送「ちちんぷいぷい」より、新聞記事は日経4日夕刊。
◎三人そろって「憲法違反」との意見を受けて、辻本議員は「撤回」を求めていました。この時はしどろもどろの防衛相の返答でしたが、あとで聞き捨てならぬ回答有り。
◎昨日は意外な展開に菅官房長官も「憲法違反には当たらない」と強がりの記者会見。
▽産経ニュース<違憲指摘「全く当たらない」 菅氏、衆院憲法審査会参考人質疑に反論>(http://www.sankei.com/politics/news/150604/plt1506040017-n1.html)
◎憲法学者171名が声明:安保関連法案は“憲法違反” 学者が声明
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150603/k10010101861000.html
安保関連法案は“憲法違反” 学者が声明
6月3日 16時52分
後半国会の焦点となっている安全保障関連法案について、憲法学者171人が憲法に違反し、重大な問題をはらんでいるとして国会に対し、拙速に採決を行わないよう求める声明を発表しました。
声明には、これまでに171人の憲法学者が賛同していて、このうち、明治大学の浦田一郎教授ら6人が3日、国会内で会見しました。
声明は安全保障関連法案について、集団的自衛権の行使が認められる場合の規定が極めて漠然としており、憲法9条に反していると指摘したうえで、国会に対し、法案は重大な問題をはらんでおり、拙速に採決を行わないよう求めています。
会見で東海大学法科大学院の永山茂樹教授は、これまでの国会審議について、「どのような場合に武力行使ができるのかという重要な論点で、答弁が総理大臣や各大臣によってまちまちで、多くの国民が法案の全体像を理解できていないのが現状ではないか。このような状況で採決するのはあまりに危険で、民主主義社会における重要な法律の通し方としては失格と言わざるをえない」と述べました。
PS:msnニュース「安保関連特別委:防衛相「集団的自衛権は政府解釈の裁量」より一部コピー:
民主党の辻元清美氏は、4日の衆院憲法審査会で与野党推薦の3人の憲法学者が法案を「憲法違反」と表明したことを踏まえ「違憲だと断言された状況で自衛官に命をかけて他国のために戦えと言えるのか。政府は法案を一回撤回した方がいい」と政府を批判。中谷元防衛相は「従来の憲法の基本的論理は維持しており、憲法違反にはならない」と反論した。
辻元氏は「憲法審査会の議論は非常に重い。与党が推薦した参考人までが違憲と述べたのは深刻だ」と指摘した。これに対し中谷氏は、集団的自衛権を行使するのは武力行使の新3要件に当てはまる場合に限られると強調し、「日本の自衛の措置であり、国際法上の集団的自衛権とは違う」と理解を求めた。
(衆院平和安全法制特別委員会で民主党の辻元清美氏の質問を聞きながら事務方の説明を受ける中谷元防衛相(中央)と岸田文雄外相(左)=国会内で2015年6月5日午前9時44分、梅村直承撮影© 毎日新聞 )
民主党の大串博志氏も、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認した昨年7月の閣議決定を「憲法違反にならないのか」とただしたが、中谷氏は「憲法9条を巡る議論との整合性を考慮した。行政府による憲法解釈の裁量の範囲内だ」と切り返した。