★東京、首相官邸前の金曜デモのご報告を「特別な1日」さんから。タイトルは、<『アベノミクス不況』と『ユンディ・リ オール・ショパン・リサイタル』と『1120 再稼働反対!首相官邸前抗議』>。珍しく、クラシックのピアニストの演奏会が入っています。
ところで、毎回のように経済について詳しい解説をしていただいていますが、今回はじっくりコピーで読んでみます。その前に、大阪へのエール、ありがとうございます。維新有利という発表がありましたが、本当なんでしょうか? 都構想是非の住民投票で負けたら、変化を嫌うシルバー世代にやられた、とか負け惜しみを言ったようですが、若い人たち(20代)も都構想には反対票が多かったはず。もう一度、今度は立ち上がれないほどの大差で維新に差をつけて、大阪・ファシズム・NOを示したいと願っているのですが・・・・どうなることか。
◎最初に、TPPの農業対策で畜産業に赤字補てんする制度について。これは本当にがっかりですね。
先日、カロリーベースの自給率のグラフで日本は先13%でした。カロリーといえば牛豚鶏の畜産業ですから対策は考えて当然ですが、赤字補てんが対策では、書いておられるように見通しは立ちません。またまた、金で解決、「牛・豚は赤字の9割補てん」では、畜産業も自民党もいよいよダメですね。小泉進二郎農林部会長は、TPP対策に “原産地表示拡大”を考えているようですが・・・(参照:「TPPで日本農業は本当に大打撃か? 日本人の舌を舐めるなよ 」http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/48cc0706e9d752de21f708e29dca074b)
◎そして、いよいよ「アベノミクス不況」についてです。
16日発表の7─9月期GDPが2四半期連続でマイナスとなりました。文字通り『景気後退』の状況です。
●12年〜15年9月 経済成長率の推移(前期比)
ちなみに新アベノミクスの名目GDP600兆を達成するには名目経済成長率3%が必要ですが、この3年間の推移を見てもそれがいかにバカげた話か良くわかります。と、言うか、名目成長率3%はこの20年間達成できたことがありません(笑)。
何故か日本のマスコミは『景気後退』や『不況』などの言葉は使いませんが(笑)、BBCを筆頭に海外のマスコミは『リセッション』(景気後退)とはっきり言っています。アベノミクス不況です。
Japan’s economy falls back into recession again - BBC News(http://www.bbc.com/news/business-34829408)
今週はウォールストリートジャーナル(WSJ)ですら社説で、アベノミクスの再考を、と言い出しました。
【社説】アベノミクス、今こそ再考の時 - WSJ (http://jp.wsj.com/articles/SB11673646430017294066804581360870356997568?mod=WSJJP_opinion_LeadStory)
新聞というより米財界の広報誌みたいなWSJですら『 Without a real reform push from Mr. Abe, it will soon catch up with him.』(アベノミクスをやり直さない限り、安倍は早晩行き詰るだろう)と社説で言っています。記事にある通り『金融緩和をしてもデフレは解消されなかった、財政出動はもう限界、成長戦略は実行力不足』という現状分析は誰の目にも明らかです。だから『Abenomics may really be a last-ditch effort to prop up the old system』(アベノミクスは古いシステムを擁護する最後の無駄な努力になるだろう)と評価を下しています。 かと言って、この記事が書いているように変な構造改革でもやって、企業の内部留保を株主還元なんかに使ったら日本は崩壊するでしょうけどね。アメリカの企業みたいに借金して株主に配当を出すようになったら将来はどうするんだって。
その部分はともかく、現状分析として未だにこの程度のことも書けない日本のマスコミも評論家も役立たずだし、3年経っても対案を出せない野党はもっと無能です。こうなることは最初から判ってることなんですから。
●日本版見出しでは優しく『再考を』ですが(笑)、英語版でははっきり『アベノミクスは妄言』と言ってます。no title
◎さて、3・11から4年9か月以上。11年から続けられている再稼働反対の抗議集会です。どのプラカードもよく考えられていて迷いましたが、今回は、仮面のアノニマスに引掛けて「原発0(ぜろ)でタノミマス」と書いてあるプラカードをお借りしてコピーしました。
と、言うことで、今週も官邸前へ★1113 再稼働反対!首相官邸前抗議 | 首都圏反原発連合(http://coalitionagainstnukes.jp/?p=4142)。北に中央構造線、南に南海トラフ、大地震が予想されるこの地域で、佐田岬半島の人々のマトモな避難計画もないままの認可という暴挙! 伊方原発再稼働やめろ!(蛙がサイトに入って借用です)
今日の午後6時の気温は15度。風が冷たく、それ以上に寒く感じました。これからは夜の集会ではコートとマフラーが要りそうです。今日の参加者は主催者発表で900人。
☆全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20151120/1448027608
★★もう一つは、あの”戦争法クーデター”記念日?の19日の神戸、「青空学園だより」さんの「アベ政治を許さない」からです。神戸市役所の横、花時計前広場で集会そして三ノ宮、元町繁華街のアーケードを通るデモだったようです。
「戦争法はゼッタイ廃止! 辺野古の海に基地はいらない! アベ政治を許さない市民デモKOBE」(神戸を中心に阪神間の35団体が実行委員会を作り,戦争法が通った19日に毎月デモをするという趣旨)
参加者はほとんどがわれわれの世代.その中で少し神戸大の学生が混じっている.神戸大学は,教員,職員,学生の有志が協働して戦争法に反対する行動をしてきた.その報告もある.また,22日の大阪知事,市長選挙についてのアピールもあった.辺野古の現地行動に取り組む若者からの訴えで集会を締め,デモにうつる.デモはフラワーロードから三宮のセンター街,元町商店街を進む.アーケードの下もゆく.こちらは授業もあり途中で抜けたのだが,総勢200人というところの行動であった.
こういう小さな取り組みが,全国で続いているのだろう.確かにこれは,世の中の基盤の部分を動かす大きな力となる.しかしそれでも,紆余曲折である.22日の大阪の選挙の帰趨も当面の方向にとっては大きな意味をもつ.昔ヒトラーがのし上がってきたとき,だれもあんな粗野で野蛮な人間に何が出来るかと思っていたが,しかし,ときの情勢と条件の中で,あのようにヒトラーが全権を握った.今日の基本的な情勢は,帝国アメリカの衰退と右翼民族主義の増大であり,その基礎にあるのが資本主義の不可避の終焉である.このもとで,現代的ファシズムが国家権力を握ろうとする.今の日本はファシズムとそれに対抗する人々との闘いの渦中である.
☆ブログ全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20151120
★★★最後に、来年の選挙の日程(6月23日は沖縄県が制定した「慰霊の日」)で、また沖縄の神経を逆なでするような自民党の無神経・無配慮が問題になっていましたが、その選挙。自公の今のトンデモ政治をひっくり返すには野党共闘しかありません。安保法制反対の野党5党と市民団体との意見交換会でのことです:
「野党共闘プラットフォームについて真剣に検討することを確認」安保法制反対の市民団体との意見交換会で、野党5党
生活の党と山本太郎となかまたちをはじめ、民主党、維新の党、共産党、社民党の野党5党は11月19日、安保法案に反対し国会外で活発に活動した団体(「安全保障関連法に反対する学者の会」「安保関連法に反対するママの会」「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」「立憲デモクラシーの会」)と第2回目の意見交換会を行いました。会の呼びかけ人として挨拶に立った民主党の枝野幸男幹事長は、全国各地で立憲主義の破壊に対し市民の皆さんが声を上げていることに謝意を示したうえで、「これに対し政治の側がしっかりと応えていかなければならない」との決意を示しました。そして来年の参議院選挙に向けて「立憲主義と民主主義を守る大事な闘いであり、勝てる選挙である」との認識を示し、特に1人区では「今日お集まりいただいた皆さんや各政党が幅広く応援していただける候補者を擁立し、勝てる候補者を皆で応援することが第一である」との考えを述べました
(引用元:http://blog.goo.ne.jp/root41_1942/e/d70214ed5936af2ad3ab0556875da0ae?fm=rss)