”あ〜ぁ”のダブル選と国連の報道の自由調査、来てもらっては困る!?とアレコレ


◎昨夜は「花燃ゆ」の途中で、”大阪ダブル選、ダブルで維新”というようなテロップが入り、信じられないと思いながら、あ〜ぁでした。そして、思い出したのは、このツィートでした。「国政レベル」を「地方」に置き換えればピッタリでは:

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 11月21日
藤井聡編『ブラック・デモクラシー』(晶文社)の中に「学習性無力感」という心理学用語が出てくる。いじめやDVに晒された人々が陥る「何をしても無駄、抵抗は無意味だ」という諦めの感情を指す言葉だが、メディア業界人が無自覚にこの感情に身を委ねることの危険性は、国政レベルでも同様だと思う

今朝の新聞では、「知事選の投票率が45.47%、市長選が50.51%で、2011年の前回ダブル選をそれぞれ、7.41ポイント、10.41ポイント下回った。特に女性の投票率がそれぞれ8.14ポインt減、11.75ポインt減と低迷した」。それにしても、自民党、東京から石破さんや谷垣さん、日本会議バリバリの稲田朋美さん、等々が「何としても…」と声を張り上げるけれど、肝心の自民党トップの安倍首相や菅官房長官は姿を見せず、実際には、橋下・松井両氏に前もってエールを送り、勝てば大喜びなのが透けて見えるので、醜悪極まりない大茶番劇を見ている感じがします。
自民党の府会議員や市会議員たちは、きっと議会運営で橋下ファシズムのやり方に、”これは共産党の支持を得ても維新に任せるわけにはいかない”と本気だったのだと思いますが、肝心の自民党中央政治が、同じ橋下式の上を行くくらいですから、反橋下維新なら、反安倍・菅でもあるべきです。橋下維新は官邸との絆を誇示していますので、大阪のダブル選が、自民党の中の意識を変える結果に繋がれば、少しは意味があるかな…と思いますが、自民党内のねじれも、期待はしないことですね。反維新、反自民の野党が共闘できず、人材を見いだせずの問題が残ったママです。「学習性無力感」に抗って、反憲法の現政権にかわる野党を生み出すしかないです。


◎さて、こんなことアリ!?の安倍内閣ですが、ある、ある、こんなこともアリです。
内閣改造しても国会開かず、公共放送のNHKへはとっくに「政府が右といえば右」の籾井とかいう人を送り込んでアベ放送局にする、民放はじめ新聞社のお偉いさんと会食する(応じるほうも大問題ですが)、元軍人の指揮下、堂々クーデターの法律を「成立」させる、沖縄では民意無視でアメリカの言いなり基地建設のお先棒担ぎ、今度は、国連の報道の自由調査に断りを入れて中止させる。こんなことをすれば疑われるに決まっていますが、調査されてはもっと困るワケですね。少し前の記事になってしまいましたが、ハフィントンポストの記事です。

表現の自由」国連の調査、突然延期へ 日本政府が要請



国連人権理事会で「表現の自由」を担当しているデビッド・ケイ特別報告者(アメリカ・カリフォルニア大教授)が11月17日、12月1日から8日まで予定していた訪日調査を、日本政府の突然の要請で延期したと明らかにした。毎日新聞などが報じた。


ケイ氏は、特定秘密保護法の施行や、自民党が2014年の衆院選を前に在京テレビ局関係者を呼びつけた問題など、日本の表現の自由をめぐる状況について、政府関係者らに面談して調査することになっていた。


ケイ氏は、日本訪問がキャンセルになった経緯をブログで報告。10月に日本への公式訪問が決まっていたが、スイス・ジュネーブの日本政府代表部が13日、政府関係者へのミーティングが設定できないため、訪問は実施できないと通達したようだ。日本政府は、2016年の秋に訪問を延期することを示唆したという。ケイ氏は、訪問日程が再び調整されることを希望している。


調査に協力を予定していた市民団体関係者は「特定秘密保護法や、政府によるメディア介入などが取り上げられるのを避けたのではないか」と批判している。47NEWSによれば、外務省は「予算編成などのため万全の受け入れ態勢が取れず、日程を再調整する」と説明したという。
(引用元:http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/19/freedom-of-expression-research_n_8604600.html?utm_hp_ref=japan

◎以下、ツィート欄のツィートを:

想田和弘さんがリツイート


勝見貴弘 #Pray4Humanity ‏@tkatsumi06j · 11月20日
@KazuhiroSoda 全訳しました。【緊急翻訳】「表現の自由」に関する国連特別報告者デビット・ケイ氏がブログで綴った日本への公式訪問中止の経緯
https://www.evernote.com/shard/s80/sh/a702c8fd-7639-4858-b59e-c2cdfc0792d5/4b4ac7ecf3b593052ebd2558d28f6966



想田和弘 ‏@KazuhiroSoda · 11月19日
もはや民主国家とは思えん状況だなマジで。異常事態。→国連の表現の自由調査、突然延期 日本政府が要請 - スマホ版 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/smp/CN/201511/CN2015111901001082.html

◎ちなみに「報道の自由度ランキング」を内田樹氏のツィート欄から:


Martin Fackler ‏@facklernyt · 11月20日
報道の自由度ランキング


1位 フィンランド
2位 ノルウェー
9位 ジャマイカ
49位 米国
60位 韓国
61位 日本
70位 香港
176位 中国
179位 北朝鮮

http://ecodb.net/ranking/pfi.html
via @product1954

◎20位までを書き出してみました:

3位 デンマーク 、4位 オランダ、5位 スウェーデン、6位 ニュージーランド、 7位 オーストリア、8位 カナダ、9位 ジャマイカ、10位 エストニア、11位 アイルランド、12位 ドイツ、13位 チェコ 、14位 スロバキア、15位、ベルギー、16位 コスタリカ、17位 ナミビア、18位 ポーランド、19位 ルクセンブルク、20位 スイス。

◎来年の参院選の日程を組むとき、自民党がやってしまいました!

内田樹さんがリツイート


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 11月20日
沖縄慰霊日に公示か=翁長知事は不快感 参院選(時事)http://bit.ly/1S7THUy  現政権がなぜここまで沖縄県民を敵視し愚弄するのか、その深層の理由を知りたい。口先では「沖縄に寄り添う」などと言葉を弄びながら、顔に唾を吐くような挑発的な態度を執拗に繰り返している。


時事ドットコムの記事)


沖縄慰霊日に公示か=翁長知事は不快感−参院選

 来年夏の参院選日程を「6月23日公示−7月10日投開票」とする案が政府・与党内で有力となっている。ただ、この日程では、公示が沖縄慰霊の日と重なり、戦没者追悼式典も開かれることから、選挙戦のスタートにはなじまないとの批判の声も上がっている。
 翁長雄志沖縄県知事は19日、記者団に6月23日公示の日程案について「いかがなものかと思う」と不快感を表明。また、民主党幹部は「『沖縄に寄り添う』という安倍政権の言葉が空疎に聞こえる」と批判した。共産党志位和夫委員長は記者会見で「犠牲者に哀悼をささげる特別な日。批判は当然だ」と語った。
 選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が施行されるのは6月19日。同月23日公示は、改正法を適用できる最も早い日曜投票の日程案で、自民党内でも「最も無難」と支持する意見が強い。 
 菅義偉官房長官は会見で「(選挙日程は)まだ何も決めていない」と述べるにとどめた。(2015/11/19-19:18)

◎来年の参院選で18歳からの投票を回避するのではという見通しを書いている人がいましたが、それはありませんね。6月19日以降なら、来年の参院選は18歳から投票できるようです。
後藤健二さん、日本政府は見殺し同然でしたが、ジャーナリストとして英国で顕彰されることに:

内田樹さんがリツイート


柴山哲也(ジャーナリスト) ‏@shibayama_t · 11月19日
後藤健二さんにイギリスの財団から「ローリー・ペック賞」という優れたジャーナリストに贈られる賞が贈られたと、テレビ朝日報道ステーションが伝えた。ISに非道に殺害された後藤さんだが、日本でも冷たい扱いをされていたように思うが、英国で認められて本当に良かった

(写真上2枚は我が家のジューンベリーの黄葉、後は、唐池公園、赤いナンキンハゼと黄色いイチョウ