お正月

明けましておめでとうございます
 
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



今年は申年。
三猿の色紙は昨年、同い年の小・中の同窓生でヨガ仲間の方から、戴いたものです。
箕面の画家、1919年(大正8年)生まれの丸山石根(いわね)画伯のものです。
箕面川に面した道路の崖の上に立派な和風のお宅がありました。
二人の娘さんがおられて、下の御嬢さんが私と同い年でした。
その頃から、お父さんが有名な日本画家でした。
もう一枚は、何年か前にカナダのSさんから頂いたもの。
こちらの色紙は、洋画家の1926年(大正15年)生まれの小林武雄画伯のものです。
先生のお宅も北小学校の西、ドライブウエイに抜ける北側の道の崖の上にアトリエがありました。
Sさんが小学校の頃、絵を習っていた先生でした。
お二人とも故人となられましたが、申年を前に、箕面ゆかりの画家の2枚の色紙がそろいました。
さて、大晦日、沖縄から次男が夕方に到着。年越しそばを戴いて、新年が明けました。
そのまま外に出て、お参りに行くことに。雨粒がかかるので傘を。
ところが、東の空を見ると、明るい半月の月とすぐ傍に光の強い星が見えます。
南の空には冬の星座のオリオン座と三ツ星も見えます。
月と星が見えるのに雨!?

こんなこともあるの!・・・と西光寺さんと、竜安寺にお参り。
人出は驚くほど少なく、どちらも並ぶことなくお参りできました。

朝、起きて階下に行くと、なにやら小鳥の囀(さえず)りが聞こえます。
なんで!? 新手の耳鳴り? 玄関の上に、しめ縄がシルエットになっています。
そこが、揺れています! わかりました。小鳥がお飾りの稲穂を啄(ついば)みに来ているのです。
今年玄関の上には、昨年、見つけた小鳥の巣にお猿さんを入れています。
小鳥に縁のある、年の暮れ、年明けです。
1日の午後、東京の長男も帰って、夕食は隣の両親と六人でふぐ鍋を戴きました。今年百歳を迎える父の為に、長男は東北の仕事を何方かに任せて来てくれました。8時ごろ、引き上げる父の手を引いて玄関まで送りだして、元気なお祖父ちゃんに安心したようです。

それから、家族4人で、他愛のない話を。まず、4人とも見ていないスターウォーズで盛り上がりました。息子たちは、70年から80年代のエピソード4〜6までの第一回シリーズが映画初体験、小学校から中学校に当たります。「やっと動き始めた!」というメールが見た人から入っていたと次男が言えば、長男は、見た人が皆、良かった〜、良いよ〜と言ってると。今年最初の映画は4人ともスターウォーズに決まりでした。紅白の舞台にも、旧の2体と新の1体が出演?していました。

沖縄の話になったときは、沖縄で2年過ごした次男と、敢えて中立的立場を強調して政府より?な意見を言う長男と、私たちとの間で少しチグハグでしたが、翁長さんについては、沖縄では、冷めた見方の人も多い、変節したとか、利権の塊だとかいう噂で信用されていない、と。利権でいいんじゃないか、どこかの利益を代表するのが政治だし、それが、大勢の人の支持を得ているのが、今だし。変節の何が悪いの、かえって、元自民の推進派が、今は辺野古反対に変わったからこそその主張を信頼している、とこれは私。那覇在住の次男は、ヤマトンチュウには何にも言えないのよ、沖縄の人は、政府に盾突く権利があるから、言いたいことを言っていいと思うよ、と。長男は、どちらも取材に訪れているので、福島も沖縄も全く同じ問題だよ、政府はどちらも金で解決しようとしている。本土がカタをつけなきゃいけない問題だよと。
4人が揃って過ごせたのはこの夜だけ。今朝は次男は大阪の友達に会いに出かけました。朝のコーヒータイムの後、3人で、夫が録画していた暮れのN響の第九を見ることに。パーヴォ・ヤルヴィ指揮の第九でしたが、素晴らしいソロと合唱付き。もう一度、両親を呼んで午後のお茶をともにして、先ほど、夫が車で新大阪まで送って行きました。父は百歳の夏を迎えることができそうですし、母は、白寿で終わりと思っていたお祝いを今年もやっていいかなと思ったようです。1916年から百年のお祝いをすることになりそうです。