1月からの選挙と危険な「緊急事態条項」


政治に疎い主婦であっても、政治に無関心であってはイケナイと思って、考えるためのブログを始めて7年目。いつも政治について参考に読ませていただいている「日本がアブナイ!」さんの孫引きになりますが、夏までの政治日程をアップされていますので、参院選までにどういう選挙があるのかを知っておくためにも、箇条書きで引用してみます。詳しくはブログをお訪ねください。

◎「日本がアブナイ!」さんの1月3日「1月から重要な選挙が次々と。今後を左右する宜野湾市長選と北海道5区衆院補選」http://mewrun7.exblog.jp/24017548/)から,竹中治堅氏(政策研究大学院大学教授)が書いた今後の選挙のスケジュールを中心に、今年の政治の行方に関しての引用記事から:

☆ 1月4日から通常国会:1992年から国会が1月に召集されるようになってからは最も早い。
☆ 1月24日予定の宜野湾市長選挙

現職の佐喜真淳氏と新人で元県庁職員の志村恵一郎氏の間の一騎打ち。佐喜市長は移設を容認。自民・公明両党は県連レベルでの推薦を決めており、首相官邸も全面支援する構え。これに対し、志村氏は移設反対を公約に掲げており翁長知事側は出馬表明の記者会見の場に同席したように、志村氏を支援。


☆4月24日に町村信孝衆議院議長が2015年6月に死去したことに伴い北海道5区で補欠選挙が行われる。自民党からは町村氏の女婿である和田義明氏が出馬する。これに対し、民主党をはじめとする野党が統一候補を擁立できるかどうかが注目されている。この選挙は安倍内閣の勢いを測る機会となるほか、参議院議員選挙において野党が一人区で統一候補を立てられるかどうかの試金石となる。



5月26日、27日には三重県で伊勢志摩サミット(G7首脳会議)が開かれる。日本での開催は2008年に北海道で開かれた洞爺湖サミット以来となる。サミットではテロ対策、中国の海洋進出への対応、世界経済のあり方などについて議論がなされるであろう。


☆ 参議院議員選挙:国会会期終了後、恐らく7月に参議院議員選挙が行われる。注目点は次の五つである。


☆ダブル選挙の可能性

共産党がいよいよ党名変更かという『うわさ』もネットで流れているようです。共産党が変わることは日本にとってとても良いことですので、噂が本当になればいいのにと思っています。ところで、小林節氏、憲法学者でシールズのデモに参加したり、昨年はこの方の行動には頭が下がる思いでしたが、日刊ゲンダイの記事でその小林氏が対談している相手は小沢一郎氏。共産党の志位さんに天皇陛下が出席される国会の開会式に出席するよう話をしようと思っていたと小沢氏が語ったり、二人の対談内容は、なかなか刺激的です。野党共闘が実現するかによって参院選の結果も違ってきます。そのあたりも話題になっていますので是非こちらで:
★★★日刊ゲンダイの「【対談】小沢一郎×小林節 こうすれば安倍政権は倒せる!」http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/172507

◎今年も映画監督想田和弘氏のツィート欄から:改憲の第一歩はいきなりの九条ではなくて、緊急事態条項、それも受け入れやすい「災害時」と言われています。そして、改憲に反対する側も、九条さえ守ることが出来ればと油断しているのではないか。緊急事態条項は、ナチスの全権委任法と同じで、政府が一旦「緊急事態」と言えば、人権は何処までも侵害されて、それこそやりたい放題、国民は一切文句が言えない状態になります。言えなくなってからでは遅い!ですね。

想田和弘 ‏@KazuhiroSoda · 1月1日
正月気分も吹っ飛ぶ危ないニュース。→憲法改正 災害想定「緊急事態条項」の追加から着手の方針 http://mainichi.jp/articles/20160101/k00/00m/010/070000c
緊急事態条項が自民改憲案のものを想定しているのであれば、「お試し改憲」どころじゃないです
https://www.facebook.com/kazuhiro.soda.9/posts/10152782435807201

報道各社や野党の「お試し改憲」批判に非常な危うさを感じる。彼らは自民の本丸は9条であり、緊急事態条項など「理解を得やすい」ものから始めるのは姑息だと批判。だが、自民改憲案にある緊急事態条項はナチスの全権委任法に匹敵する危険極まりない条項であり「理解を得やすい」ものでは断じてない。
というより、緊急事態条項は9条改憲案以上に危険な条項のひとつであり、絶対に通してはならないものだ。ところが現在の「お試し改憲」批判は、その最も危険な条項を「理解を得やすい」「穏健な」ものだと主権者に誤解させる可能性をはらんでいる。全くもって危険である。

嘘だと思うなら、自民党改憲案をきちんと読んでほしい
  (省略)
上記の「自民改憲」によれば、首相は緊急事態を宣言すれば法律と同一の効力を有する政令を勝手に制定できる。つまりやろうと思えば、政敵を牢獄に放り込んだり、新聞社やテレビ局を閉鎖することもできてしまうだろう。こんなものを「お試し」するの? 本丸は9条じゃなくてこっちじゃないの


僕には高度な詐欺師の手口に思える。つまり自民が「9条には抵抗あるでしょうから、まずは緊急事態条項をやりましょうよ」と言うことによって、抵抗する側も優先順位が混乱してしまい、緊急事態条項に反対するよりも9条を守ろうとしてしまう。でも自民の狙いは最初から緊急事態条項だという。危険だ!


想田和弘さんがリツイート


志葉玲 ‏@reishiva · 22時間22時間前
" 改憲の対象となるのは「9条」ではなく、緊急事態条項の創設です。これは、万能のジョーカーに匹敵するカードで、基本的人権を停止させ、現政権が全権を手中にすることが可能となります" http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280819 … @iwakamiyasumiさんから