(城南信用金庫の「5緊急提言」に次いで2つ目です)
◎3月は京都で印象派のモネとルノアールの絵画展があります。印象派は解りやすいのでいいですね。ところで、母が届けてくれた讀賣の2日の夕刊に、面白い記事が載っていました。印象派とよばれる絵画の切っ掛けとなったクロード・モネの代表作「印象、日の出」、描かれた場所と日時が特定されたという記事です。
この絵を所蔵しているマルモッタン・モネ美術館が、印象派の出発点となったこの作品の初出展から140年を迎えたのを記念して、2014年、天体物理学者や美術史家、絵画修復家の協力を得て、1年がかりで調査をしたのだそうです。
その結果、ルアーブルの滞在先のホテルの窓から、描かれた方角は南東に当たり、「日の入り」説は消え、「日の出」が確定。
さらに、画面上の太陽の角度から、この位置に太陽が上がるのは1月と11月、それぞれ日の出20〜30分後に限られることが突き止められた。
また、画面に描かれた水門が開いていることから、開門時刻を参照、早朝に開門していた計10日間まで絞り込んだ。
最後に、煙突の煙がたなびいている方角から、東風が吹いていたと判断。パリ天文台などの気象記録を調べる。
これらすべての条件を満たすのは、「1872年11日午前7時25分から35分」のみだったというのです。
☆「モネ展」は京都市美術館で5月8日まで。「印象、日の出」は3月21日まで。
☆詳しくはコチラで:http://www.ytv.co.jp/monet/highlight/index.html
◎同じ日の読売夕刊から:
橋下(前)知事改革で廃止方針
国際交流財団 一転存続へ
大阪府 外国人労働者増受け
(前略)
2008年に知事に就任した橋下氏は出資法人の全面的な見直しに着手。同財団へも出資金の返還を求め、生活相談など必要な事業は府が引き継ぐ方針を示した。その後、橋下氏の方針を引き継いだ松井知事の意向により、財団は12年、公益財団法人に移行する際の定款で存続期間を10年と定め、22年3月で廃止が決まった。
だが、中小企業は製造業の多い大阪府では、雇用情勢の改善を背景に、日本人が敬遠し不足しがちな労働力を外国人で補うケースが目立ち、09年は3万人弱だった府内の外国人労働者は14年は約4万人に。ベトナム語やスペイン語など新たなニーズも伸び、相談件数は今年度、最多の1500件に達する勢いという。
さらに同財団は、災害時に外国人をサポートするため、近畿の国際団体と相互支援ネットワークを作っているが、東日本大震災以降、財団廃止後にスムーズな支援態勢がとれるか、不安視する声も出ていた。
これらを踏まえ、公明党などが繰り返し存続を要望。同財団には府から年約300万円の委託料が支払われているほか、廃止時に約20億円を府に戻すことになっており、庁内には慎重論もあったが、松井知事は「外国人観光客も急増する中、受け入れ環境の充実に役立つ」として存続を決めた。
出資法人半減 弊害も
橋下市が進めた出資法人改革で、知事就任当初44あった指定出資法人(府の出資比率が25%以上)は21に半減。府の一般財源からの負担額も年100億円から44億円(2014年度)まで抑制され、財政状況の改善につながったとされる。
一方で急激な改革の弊害を指摘する声も根強い。
財団法人が運営していた大阪国際児童文学館(吹田市)は低利用率や利便性の悪さが問題視され、09年に閉館。児童書などは府立中央図書館へ移されたが、長年続けてきた児童文学の研究は縮小された。建物は暫定的に公文書や廃棄物の一時保管庫となっているが、今後の扱いは決まっていない。
大阪センチュリー交響楽団は年約4億円の運営法人への補助金が打ち切られ、11年に「日本センチュリー交響楽団」として独立。収入増を目指すが、スポンサー探しに苦労するなど厳しい運営が続く。
◎大阪、橋下氏と出ましたので、ついでに、「☆句の無限遠点☆」さんの、教科書アンケート事件についての記事を紹介です。
「大阪の教育は維新のせいでガタガタ」というのは、中学の教員を昨年定年退職し、マイノリティー教育に携わりたいという夢をかなえて、定時制で教え始めた従弟の言葉でもありました。
排外主義ブラック企業「フジ住宅」が歴史修正主義教科書採択に組織的関与か?!
またまた大阪です。
橋下徹の「教育改革」という子供無視のイデオロギー的再編政策の結果、大阪府の教育はがたがたになった。
教師志望学生は避けて兵庫、京都へ向かい、いままでトップだった大阪は3位に転落。
中小生徒の暴力事件は、2014年度全国6いだったものが1位になった。
小学生以下の小児の行方不明数も全国1位。
先ごろ大阪府の歴史教科書の採用にあたり、またとんでもない話が飛び込んできた。「フジ住宅」という企業が、なんでも会社ぐるみで教育委員会のパブココメにファックスを送りつけて、偏向史観歴史修正主義の育鵬社教科書を採用する「圧力」をかけていたのではないかといわれる。
以下そのレポート。
◎レポート「トンデモ全開の育鵬社教科書採用に企業が動員、大量の同一文面で支持を訴える」はこちらで:http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20160229/1456705358