(「山崎雅弘氏のツィート欄から」に次いで2つ目)
民放のお昼の番組、毎日放送も朝日放送もアナウンサー、それも熊本にゆかりのあるアナウンサーを現地に送ってレポートを。どちらのアナウンサー(男性)とも、避難している人たちに、インタビューしながら、涙ぐんでいます。人にも、壊れた建物や景色にも涙が。破壊のすさまじさと、それに耐えていく人々の健気さに、心打たれているアナウンサーたちに、見ている方も涙が滲んできます。地底で起こる地球の活動のほんの上っ面に、私たち人間はアスファルトで覆って暮らしているだけなんですね。忘れてはいけない、侮ってはイケナイ…と思います。
熊本の地震が前震で、その後の地震が本震だと分り、余震が続き、被害の様子が解りだした頃、今度は南米のエクアドルでも大きな地震というニュースがありました。赤道直下の国でガラパゴス諸島のあるエクアドル。ここも地震国なんですね。地球のプレートやマグマの動きが活発化した時期に当たるのでしょうか。世界中のあちこちで続いていますね。5年前の東北大震災のときも直前にニュージーランドの地震があったのを思い出しました。
・「NHK NEWS WEB」(4・18)の「エクアドル地震 246人の死亡確認」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160418/k10010486031000.html)(今朝のニュースでは死者350人となっています)
◎長野県小海から北海道は苫小牧に引っ越し(転勤?と言っていいのでしょうか)された「小海キリスト教会牧師所感」さんは、ブログの名前を「水草牧師のメモ帳」と改めて、キリスト教の牧師さんとして変らず警告を発し続けておられます。
今回は熊本地震の被害があんなにヒドイことになっているのに、運転し続けている川内原発についての記事です。最初の迫力ある文字は縮小コピーして全文を引用させていただきます。(引用元:http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20160418/p1)
熊本の大地震は中央構造線上の地震を誘発し、伊予灘で地震が起こり始めています。南西には九州電力川内原発、北東には四国電力佐田岬の伊方原発が位置しています。両原発には、福島第一原発のような事態になったとき、現場スタッフ・作業員が対策拠点とする免震重要棟がありません。したがって、事故時には逃げて指をくわえて爆発・メルトダウンを待つだけです。
伊方原発は佐田岬の根元にありますが、佐田岬には五千人ほどの人が住んでいます。避難することもできません。原発が破綻すれば、瀬戸内海は放射能汚染されて漁業は壊滅します。内海なので海水が入れ替わらないからです。かつて伊方原発運転差し止め訴訟がありましたが、原告敗訴となりました。その時の裁判官味村治氏は後に最高裁判事となり定年退官後は原発会社東芝に天下りしています。
鹿児島川内原発推進をしていた首長は、九州新幹線で住民は逃げればいいと放言していましたが、新幹線も道路も寸断されてしまうことを考えない愚かな発言です。ここは位置的に、巨大な破壊力をもつ直下型地震が来るからです。
◎『子どもの貧困格差』について、日本は世界の中では豊かな方だというのは今や幻想でしかない、ということがまだ理解できていない人たち、現状に追いつけていない人たちがまだまだ私の周りにも。「朝日新聞デジタル(2016年4月14日)」の記事より。
「子どもの貧困格差、日本は先進41カ国中34位」田中陽子
最貧困層の子どもは、標準的な子どもと比べてどれぐらい厳しい状況にあるのか。その格差を分析したところ、日本は先進41カ国中34位で、悪い方から8番目だった。国連児童基金(ユニセフ)が報告書をまとめ、14日発表する。日本について分析し、国際比較したのは初めて。
子ども貧困格差順位(格差の小さい順)
<1.ノルウェー、2.アイスランド、3.フィンランド、4.デンマーク、5.チェコ・・・・30.米国…34.日本
37.イスラエル、38.ギリシャ、39.メキシコ、40.ブルガリア、41.ルーマニア>
子どものいる世帯の所得分布(推計値)をもとに、下から10%目の最貧困層と真ん中の標準的な子どもとの所得格差が大きいほど、貧困の深刻度が高いとして、格差の小さい順に、欧州連合(EU)または経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進41カ国を順位付けした。
上位の北欧諸国では、最貧困層の子どもの所得は、標準的な子どもの6割ほどだった。日本では最貧困層の子どもは、標準的な子どもの4割に満たない。
日本語版の解説を担当した首都大学東京子ども・若者貧困研究センター長の阿部彩さんの分析によると、1985年から2012年にかけ、格差は拡大している。真ん中の所得が約177万円から211万円に上がったのに対し、最貧困層の所得は90万円から84万円に下がったためだ。
<後略>(全文はコチラ:http://www.asahi.com/articles/ASJ4D6305J4DPTFC014.html?ref=nmail)
◎写真はボタン桜とリラの花。月曜は母の俳句の日でした。
願いごと叶う予感や花は葉に
おぼろ夜のすぽっと抜いた赤ワイン