「あしたのための声明書」ー 自由と平和のための京大有志の会(ウィンザー通信)

◎「ウィンザー通信」さんの22日のブログには2つの記事が掲載されています。その一つ、京都大学の有志の会による戦争法反対に向けて作られた内容に新しく野党共闘の4野党党首とシールズ、ママの会の方たちが集まった最近の集会の写真を加えた「明日のための声明書」という記事が、この一年の政治の動きをおさらいし、決意を新たにするのにとても良いので、全文コピーさせていただきました。一部、写真が不具合ですが、そのままコピーしています。(引用元:http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/5ee66ad1214dc95f8d12cffbf76c4ffa

自由と平和のための京大有志の会
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「あしたのための声明書」 ー 自由と平和のための京大有志の会


わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。


戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。


強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。


わたしたちは、忘れない。

マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。


権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。


居眠りに耽る議員たちの弛緩を。


わたしたちは、忘れない。


声を上げた若者たちの美しさを。


街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。


内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。


わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。

路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。


聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。


きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。


賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。


人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。


自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。


わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。



2015年9月19日