ヘリパッド移設抗議に参加の「元アメリカ兵が見た高江」(琉球朝日放送)


◎昨日は久しぶりに声をかけて、何か月ぶりかのUさんと1か月ぶりくらいのSさんのお二人をお迎えして午後のお茶にしました。お二人ともブログを読んでくださっているので、顔を合わさなくても分かってるよという感じなので、すぐおしゃべりに入れます。
4時過ぎ、外に出て、ジンジャーの花の話になって、まだ大きな花芽が3つほどあるので、今度は花が咲いたころ又電話するね、と言って別れました。
ところが、サンルームにもたれるようにして咲いている花、終わったかと思ったら、まだまだ花をつけています。
今朝、写すときに数えてみました。咲き終わったのが7つ、さいているのが4つ、これから咲くツボミ、こよりを巻いたようなツンツンとしたのが4つ、全部で15個でした。一つの花芽に15のツボミがついていたことに。次々と咲いて、萎れているのが気にならないのはこのせいですね。
◎今日は、昨日の金曜デモの翌日ですが、沖縄が続いているので、こちらの方を先に:

内田樹さんがリツイート

deepthroat ‏@gloomynews · 9月8日

朝日◆ヘリパッド移設抗議行動に元米兵も 「狂気」と計画批判 http://www.asahi.com/articles/ASJ983T72J98TLZU001.html?iref=comtop_8_03 イラク戦争などにも行った彼らは「戦争の訓練のために、この美しい自然を破壊することは狂気だ」と計画を批判」

ヘリパッド移設抗議行動に元米兵も 「狂気」と計画批判
編集委員・野上隆生

2016年9月8日22時40分


(砂利を運び込んだダンプカーの通過に、住民らと抗議の声を上げるVFPのメンバーら=5日午前11時38分、沖縄県東村高江、野上隆生撮影)



 米軍北部訓練場(沖縄県東、国頭村)のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事に対する抗議行動に、8月末から米国在住の6人の元米兵が参加している。イラク戦争などにも行った彼らは「戦争の訓練のために、この美しい自然を破壊することは狂気だ」と計画を批判。工事の警備に全国から集められた機動隊に強制排除されながらも、建設反対を訴えた。


 6人は、映画監督のオリバー・ストーン氏も会員の米国の平和団体「平和を求める退役軍人の会」(VFP)のメンバーたち。


 准会員で元兵士らをヘリパッドの建設地、東村高江へ案内した那覇市の建築家、真喜志好一さん(72)によると、VFPは1985年に結成され、現在の会員は約3500人。ベトナム戦争の経験から、「戦争や武器は平和をもたらさない」という理念を掲げ、各国の米軍基地反対運動の支援などを続けている。(後略)

◎上記のニュースの詳報がこちらの琉球朝日放送の動画を書き起こした記事です。
19歳の時、沖縄にいた元海兵隊員が、8月のVFP(平和を求める退役軍人の会)で「辺野古新基地はまだ造られていない。今ならまだ止められる」と訴えました。マイク・ヘインズさんは他の仲間たちと辺野古の闘いに参加、日本の警察官にも「鏡で自分の姿を見てください」と話しかけています。全文コピーです:

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 9月8日


アメリカ兵が見た高江(琉球朝日放送http://bit.ly/2c8VGt4  元米海兵隊員マイク・ヘインズさん若い警察官たちを見ていたら昔の自分を思い出します。キャンプフォスター所属の19歳の海兵隊員だった頃は、疑問もなく命令に従っていました」「"テロとの戦い"のために派兵されたのに実際は人々にとってのテロリストは私たちだった」「警察のみなさん、鏡で自分の姿を見てください。『私はここで何をしているんだろう』とベトナム戦争帰還兵私の国が他国にしていることに怒っています。やりたい放題です

2016年9月7日 18時50分

Q+リポート アメリカ兵が見た高江



アメリカ軍ヘリパッド建設計画をめぐり、高江では「豊かな自然と、静かな生活を守りたい」と、連日、多くの人々が抗議行動を展開してます。その場所を訪れたアメリカ人がいました彼らは沖縄での駐留し、戦争にも趣いた元アメリカ兵でした彼らの目に今の高江はどのように写ったのでしょうか。


森の静けさを割く、叫び声。人々が体を張ってでも止めようとしているのは、ヘリパッド建設のために運び込まれる大量の土砂や資材です。この日、強制排除された人々の中に、アメリカ人たちの姿がありましたウィル・グリフィンさん(31)。アフガニスタンイラクに派兵された元陸軍兵



グリフィンさんWe are here to support you anyway that we can. 」(沖縄のみなさんを支援するために来ました。)


国際平和団体、「ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)」。メンバーは、みな、ベトナム戦争イラク戦争などの第一線で戦った元アメリカ兵たちです。


メンバーのひとり、マイク・ヘインズさん(40)。かつて県内のアメリカ軍基地に駐留する海兵隊員の一人でした。


ヘインズさん「The Japanese policemen I definitely I can see their eyes little bit of myself. When I was young, 19 years old corpo stationed in Camp Foster, just taking orders, and not questioning these orders. 」(若い警察官たちを見ていたら昔の自分を思い出します。キャンプフォスター所属の19歳の海兵隊員だった頃は、疑問もなく命令に従っていました。)


カリフォルニア州。サンディエゴ。アメリカ最大規模の海軍基地を抱えるこの街に、マイク・ヘインズさんは暮らしています。


ヘインズさん「Over here, kind of a part of our life, a part of our culture, a part of our patriotism, And we were taught that support our troops. 」(アメリカ人にとって軍隊は生活、文化、愛国心の一部です。軍隊を支持するのは当然だと教えられて育つのですから。)


至るところに「ヒーロー」として掲げられた、戦場に行った若者たちの姿。ショッピングセンターの一角など、人々が集まる場所に置かれたアメリカ軍の採用所。この国の暮らしの中に、当たりまえのように軍隊の存在があります。


アメリカ西南部、ジョージア州で生まれ育ったヘインズさんは、18歳の時「国を守りたい」という愛国心から、海兵隊に入隊しました。


ヘインズさん「You take little baby steps, and you say, one shot one kill. One shot one kill. So this is constantly fed into our minds. So yes, by the time of 13 weeks boot camp, either one month Marine combat training, or two months school of infantry training, we are ready to kill on command. 」("ワンショット・ワンキル(一撃一殺)"と声を上げながら訓練する度に、頭に刷り込まれていくんです。13週間の新兵訓練を終える頃には命令で人を殺せる兵士に仕上がっていた。)


そして、海兵隊の特別部隊として2003年に派兵された、イラク侵攻ではテロリスト掃討作戦の第一線に送られました。しかし・・・


ヘインズさん「And explosions were gone off and door was open, we run in and sweep the rooms, and most of the time, they were just families. it was just a family…」(イラクでは家のドアを突き破り、銃口を向けながら家宅捜索しました。ほとんどの場合住んでいたのは普通の家族でした。)


ヘインズさん「We were essentially terrorizing the people, even though we were supposed to be fighting terrorism. 」("テロとの戦い"のために派兵されたのに実際は人々にとってのテロリストは私たちだったんです。)



カリフォルニア州バークレー。毎年この時期に開かれるベテランズ・フォー・ピースの大会では、世界120を超える支部から元兵士たちが集まり、アメリカ軍の問題や、軍隊によらない平和な社会をつくる方法について議論が続きます。この日、沖縄の辺野古新基地建設に関する講演に、ヘインズさんの姿がありました。


ヘインズさん辺野古新基地はまだ造られていない。今ならまだ止められる


ヘインズさんの思いの原点は、辺野古にありました。去年12月。およそ20年ぶりに帰った沖縄で見た辺野古の新基地建設を止めようと、体を張って座り込む人々の姿でした。


ヘインズさん「I mean, it's obvious. The people do not want these bases here, they want their land back. They want to be in charge of themselves not being over shadowed by some the US empire power, You know, let's stop this base being created in Henoko. Peace! 」(沖縄の人たちは米軍基地はいらないと声を上げています。自分の土地を取り戻したいんです。米国という巨大な国家権力に押し潰されるのではなく、自分のことを自分で決めたい。ただそれだけです。辺野古新基地を止めましょう!平和のために!)


さらに、大会では注目を集める大きな動きがありました。


大矢記者「ベテランズ・フォー・ピースの全国大会では辺野古への新基地建設、そして高江へのヘリパッド建設に反対するふたつの議案が今まさに審議されています。」


ベテランズ・フォー・ピースの沖縄県支部から提出されたこれらの議案は、全会一致で可決。沖縄が抱える問題が、世界レベルで協力し、取り組むべき問題として受け入れられた瞬間でした。


議案を提出した琉球沖縄国際支部ダグラス・ラミスさん「あんなに情熱的に通されるということは、ちょっとすごいと思いました。」


ベトナム戦争帰還兵私の国が他国にしていることに怒っています。やりたい放題ですよ。」


大会に参加した女性「Militarization is an issue of colonialism.I'm ready to fight for people, fight for Okinawa, because they deserve it, they need peace. 」(基地を造るということは、植民地化されるということです。沖縄のために私も闘います。だって沖縄の人々には平和に暮らす権利がありますから。)


かつて戦争に加担した者として、もう二度と間違いは繰り返さないと立ちあがった元アメリカ兵たち。沖縄にこれ以上、戦争のための基地は造らせないと、声を上げ続けています。



ヘインズさん「I wanna get to the police mind and hearts for them to look at themselves in mirror and question what they are doing here. These helipads, only reason to build these helipads is war. 」(警察のみなさん、鏡で自分の姿を見てください。「私はここで何をしているんだろう」と。これは戦争のために造られるヘリパッドなのだから。)

★今夜の番組のお知らせ:

NHK Eテレ夜11時〜0時
 
「武器ではなく命の水を〜医師・中村哲アフガニスタン〜」