金曜デモと「海保、警察、自衛隊」への拍手と沖縄


◎昨日は金曜日、官邸前の再稼働抗議デモの様子をいつものように「特別な1日」さんのブログで。今回のタイトルは、「『老いぼれトランプ』と『法人所得と景気回復策』、それに『0930再稼働反対!首相官邸前抗議』」です。

最初は、全米8400万人が視聴したというアメリカの大統領候補二人のテレビ討論にういて、ですが、たいとるの『老いぼれトランプ』というのは、今のトランプ氏のお父さんを歌った歌のタイトルです。

約80年前 アメリカの大恐慌期に活躍した、フォークソングの始祖として名高いウディ・ガスリーというフォークシンガーがいます。ボブ・ディランの師匠みたいな人で『わが祖国』(日本語訳の歌はインチキ臭いですが)は日本でも有名です。少し前 彼が作った、トランプの父親、フレッドをテーマにした『『老いぼれトランプ』(Old Man Trump)』という歌が見つかりました。イギリスの学者が博物館で発掘したのですhttp://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H56_X20C16A9CR8000/

一時期 不動産業者、フレッド・トランプの借家人だったウディ・ガスリーは歌のなかで、トランプのオヤジは不動産を黒人には貸さない人種差別をしていたことを告発しています。トランプ本人も不動産を黒人に貸さないとして60年代に訴えられたことが今週の朝日新聞に載ってましたが、トランプの差別体質は親子代々ってことです(笑)。

で、次のテーマに:

さて、今週27日 国税庁が『2015年度に決算期を迎えた全国の法人の申告所得の総額が、前年度比5.3%増の61兆5361億円と過去最高だった』と発表しました。法人所得はリーマンショック以降6年連続の増加です。

(法人所得、6年連続増加 15年度5.3%増:日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H56_X20C16A9CR8000/

これがどういうことか、GDPの統計と比べて考えてみました

ここから少しヘビーですが本題の『法人所得と景気回復策』です。昨日は抗議行動の中でのちょっとしたハプニングについても書いておられますので、ぜひブログを訪ねて読んでみてください。全文はコチラ:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20160930/1475240638

ということで、今週も官邸前抗議へ。

今日の午後6時の気温は22度。気持ちいいです。参加者は主催者発表で800人。


◎昨日、民進党の細野氏が施政方針演説中の拍手について質問していました。安倍首相は、「拍手してくださいなんて一言も言っていない」とまた、はぐらかし。言葉では言っていなくても、原稿から目を離し演説を読むのを中断、自ら拍手を始めるあの行為は拍手を促していました。
一緒にニュースで見ていた夫は、細野氏の追及にダメ出し。「海保、警察、自衛隊」に拍手を求めたことの方が問題だと。私もそう思いますが、あの場で『気持ち悪い』『北朝鮮か、中国共産党か』と感じたという野党議員さんの実感も大切だし…と思ったり、「海保、警察、自衛隊」と三つ挙げて、その並び方に注目している山崎氏の見方も鋭いと思います。
沖縄の辺野古では海上保安庁が、高江では警察の機動隊が住民の抗議を暴力的に排除し、自衛隊のヘリコプターが米軍基地内ヘリパッド建設資材を運んでいます。沖縄では、国家の「暴力」をつかさどる部署が三位一体となってアメリカ軍の基地建設のために国民の抗議行動を弾圧し米軍に協力している、そのことに国会議員は拍手するよう求められたともとれますね。「現場では」の「現場」は「沖縄」!・・・・

山崎 雅弘さんがリツイート


きむらとも ‏@kimuratomo · 9月26日

安倍首相、所信表明演説海上保安庁、警察、自衛隊に自ら拍手、与党議員も起立で同調なんだこれ。行政府の長が、所信を説明する場、立法府で「私の部下を敬おうではありませんか」と賛意を求めるという驚愕の奇行。今や異常が日常になった、この国http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement2/20160926shoshinhyomei.html


 そして、我が国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く。強い決意を持って守り抜くことを、お誓い申し上げます
 現場では、夜を徹して、そして、今この瞬間も、海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が、任務に当たっています。極度の緊張感に耐えながら、強い責任感と誇りを持って、任務を全うする。その彼らに対し、今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか


山崎 雅弘さんがリツイート


名もなき投資家 ♥٩(ˊᗜˋ*)و ‏@value_investors · 9月27日

長い間宗教による圧政に苦しんだ人類が長い時間をかけ「三権分立」と言う制度を生み出し「立法、行政、司法」が互いに牽制しあって権力が一局に集中しないようにした。
にもかかわらず行政府の長が、立法府の国会議員に呼びかけて自分の部下を称えさせ礼賛させるこれは本来異様なことなんですよ


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 48分48分前

安倍晋三首相の促しで国会議員の多数が起立して行った「海保、警察、自衛隊への拍手」の問題は、やがて安倍時代が終わり社会の揺り戻しが起きた時、2016年の政治状況の異様さを示す事例としてシンボリックに扱われるだろうと思う社会の構造や価値観の転換を、国権の最高機関で堂々と行っている


今はまだ、野党議員や国民がこうした拍手に「従わない」という立場をとることもできるがこの先もし自衛隊海上保安庁の隊員が「国を守る」という形式で外国人との衝突などで死ぬような事態になれば、従わないという立場をとることが一挙に難しくなる安倍首相とその支持勢力は、それを望んでいる。


◎同じ所信表明演説の中で、わざわざ沖縄・高江のヘリパッド建設工事を取り上げて「もはや先送りは許されない」と述べ、その演説を中断して「海保、警察、自衛隊」をたたえようと拍手を強要する…確かにつながっていますね。拍手に同調することは、官邸の沖縄対策を容認することにつながっていきますね・・・

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki ·

26日、安倍首相が所信表明演説沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設工事について「もはや先送りは許されません」と述べた首相自らが個別の米軍施設について言及するのは異例のこと(リテラ)http://lite-ra.com/2016/09/post-2590.html

安倍が所信表明で高江の「米軍ヘリパッド」建設強行を宣言! 反対派排除に巨額税金、機動隊員は高級リゾートに宿泊


 米軍ヘリパッドをめぐってはこれまでも反対派市民への暴挙としか言いようがない排除行動が続いているが、13日には自衛隊ヘリを使用して建設工事現場に重機やトラックなどの搬入が開始された。これは異例ともいえる事態だ。安倍首相の所信表明をきっかけに、現地では、決定的な弾圧作戦が展開されるのではないか、と危惧されている。

 しかし、こうした実態は驚くほどに、中央マスコミでは報道されない。豊洲新市場の問題はあれだけ毎日、大きく報道されているのに、この民主主義を無視した国民への弾圧はまったく触れようとしないのだ。


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki
「高江への機動隊派遣を要請したとされる沖縄県公安委員会だが、実際には要請のための会議すら開かれておらず、要請が出された7月12日の前日11日にはすでに警察庁が『沖縄県警察への特別派遣』を通知していた。つまり、要請は形だけで、高江の過剰警備や住民排除は、政府・安倍政権が強引に行っているもの」
「合計2億円近い金が投入されているのではないか」「政府は警察、民間警備会社の他にも、防衛省職員約70人を全国から動員し高江に派遣し、ヘリパッド建設に抗議する住民たちの監視、警備に当たっている」
警察の機動隊に加え、防衛省自衛隊、そして米軍が総掛かりで住民たちを排除し、監視する。それら諸経費は全て日本の税金から捻出されている。これほどまでしてなぜヘリパッドは必要なのか。自国民を弾圧してまで、なぜ米軍、米国に追従しなければならないのか」
海上保安庁は、高江の件では出番が無いが、辺野古では反対する市民に馬乗りになってケガをさせた海保、警察、自衛隊という順序にも意味がある。


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 12分12分前

「首絞まっちゃうよ」警察官、笑いながらロープで市民拘束 【動画】(沖縄タイムス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160929-00064226-okinawat-oki
安倍晋三首相と自民党の国会議員は、この警官の行動にも拍手を送っている自分たちに従わない人間は、たとえ日本国民であっても、日本国民ではないように扱う。

「首絞まっちゃうよ」 警察官、笑いながらロープで市民拘束 【動画】
沖縄タイムス 9月29日(木)11時0分配信



←米軍北部訓練場内での抗議行動で、警察官にロープで縛られ引き上げられる市民(中央)=28日(提供)


 沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内ヘリパッド建設に抗議する市民らを警察機動隊員らがロープで縛り、拘束した。中には、笑いながら「首も絞まっちゃうよ」と対応した警察官もいたという。市民らは「こんなやり方は初めて。絶対許せない」と怒りに震えた。


 市民らによると、約20人が訓練場内で抗議行動。十数人がH地区わきの高さ10メートル以上ある急斜面の伐採地で座り込みなどしていた際に縛られたという。

 女性は「首が絞められると訴えたのに、『声が出ているから大丈夫』と言われた。ひどい」と批判。拘束の際に左足首をねんざした50代男性は「救急車を呼んでと言っても対応しなかった」と憤る。引き上げる際に警察官が足を滑らせて、男性は切り株に腰を強打。「こんな危険な場所でこんな乱暴なやり方があるか。警察は市民を守るのが仕事のはずだ」と強調した。


 ロープで縛る行為について28日夜まで沖縄県警本部にも報告はなく、一部の幹部からは「本当にそんなことしたのか?」と戸惑いの声も。日米地位協定で米軍に管理権があるにもかかわらず、県警が市民を事実上拘束する権限を行使できるかについて「微妙な部分がある」との指摘も上がった。

 ある県警幹部は、事実を確認していないとした上で「基地内は米軍の同意がなければ逮捕できない。ロープで巻き付けるのは事実上の逮捕行為と取られる可能性もある」と疑問を呈した。

 市民側の小口幸人弁護士は「ロープで縛ることは、身体の自由を拘束する危険な行為で、通常は逮捕・監禁罪に該当する。県警は『安全確保の措置』と言うが、こんな行為を直接許す法律はない。特別公務員職権乱用罪などに問われることもある」と県警の手法を厳しく指摘した。