秋晴れの立ち話と「自由党」


やっとお天気続き、待ちかねたように夫は加賀市の親友と長野県の雨飾(あまかざり)山へ二泊三日のテント泊の予定で金曜日の早朝車で出かけました。素晴らしいお天気が続いたので山の景色が楽しめたのではないかと思っています。今夕帰阪の予定です。
さて金曜日はゴミ出し日。私は、夫の居ぬ間に、冬支度です。まず、庭の手入れ。表の鉄柵の下に顔を出している植物(名前度忘れ)を全部きれいに刈ってしまおうと、ハサミを動かしていました。今年90歳になられたAさんが、「こんにちは、どこかでハサミの音がすると思ったら」と声を掛けてくださいました。ちょうどアンデスの乙女の下、柏葉アジサイの裏にいたので、外からは見えなかったようです。
「あれ〜お久しぶり、お元気ですか〜」。2年ほど前までは、ご主人が散歩のとき、よく我が家の前を通って行かれたのでご挨拶して立ち話をしてたこともあったのですが、去年あたりから、外には出られないように。この日も、「主人がダメみたい。物忘れがひどくなって、お医者さんに、90も過ぎて、どうかなったらどうするんだ、早めに介護認定を受けておきなさいと言われているの」と。
高齢のお二人、もともとは東京の方ですが、転勤で社宅に住み、育てた一人息子は東京暮らし。社宅を買い取って住み慣れたここで元気な間は二人で過ごそうと決めたのと仰っていました。すぐお隣が、10年かそれ以上前に、台車にショウガみたいなジンジャーの株を幾つも乗せて運んでいたKさん。その時「ホラ、持ってって植えてごらん」と言ってもらった株、今は増えて、今朝も一番大きなツボミが咲きだしています。このKさんがお隣で、何かと力になっておられるようです。(トップの写真は今朝のジンジャーの花)

Aさんとは、何となく、気があって、お買い物の途中など、会うといつも長い立ち話になります。この日も、国会の話から政治の話になりました。今の世の中、怖い。安倍さんが、国会の答弁でも感情的ですぐ怒りだして、本当に人間的にオカシイと。政治がおかしくなりだしたのは小泉さんの時からだと思う、あれからおかしくなったのよね。今の自民党はダメね。蓮舫さんもダメだと思う。あの幹事長の野田さんはどうなの?と聞かれたので、「野田さんはダメ。あの人が民主党をダメにした張本人。蓮舫さんが幹事長に野田さんを指名した時から、こりゃダメだと思った」と私。「そうか、あの人だよね、だめにしたの。まだ岡田さんの方がいいね。人気はないけど言ってることはまともだね」とAさんも。(写真の黄色い花が満開のアンデスの乙女と手前の赤い葉は柏葉アジサイの紅葉)
民進党は、いっそのこと、あの若い女性、いつも青い色のスーツを着て鋭い質問をする人、名前が出てこない」と私。するとAさん、「私、テレビ見ないから」「そうでしたね、国会中継、ラジオで聞いてるんですね」「昨日もやってたあの人だね、分かった、安倍さんがたじたじになる人だ」「そう、あの人くらいまで若返らないと無理かな。小沢さんの生活の党が名前変えて・・」「自由党にしたんだよね。小沢さん、世間ではいろいろ言うけど、言ってることはまともだね」「私もそう思う。」「派手じゃないし、人気はないかもしれないけど、いいよね」「こんどは、保守で自民党はダメだという人たちの受け皿を作りたいと言って”自由党”にしたらしいけど、名前はともかく、考え方はいいと思う。今は安倍さんのやり方がいやだという人…」「右寄りだもんね」「そう、だけど左もいやという人たちが選べるところがないから」。
「やだ、やだ、今の世の中、おかしいよね。まちがってるよね。でも、自分の考えを大きな声で言えない世の中だよね。誰が聞いてるとも限らない。生きてるのがやになっちゃうよ、ホント」と最初に言ったと同じ事を繰り返して。「また、ぼやきに来てください。一緒にぼやきましょ」「そうだね、それが一番だね」と言って、一筋南の筋向こうの自宅に向かって歩き出して行かれました。とってもおしゃれでチャーミングな方。それにしても感心、90歳で私は討論が好きだからと、ラジオで国会討論を必ず聞いておられます。

◎二人で意見が一致した「自由党」。「昔の名前で出ています」とからかわれているそうですが、私も、逆戻り? 何とかならなかったの?と思いました。党名変更の時の小沢一郎氏の話が出ていましたので、日刊スポーツの記事、コピーです。

小沢一郎氏「みんなの気持ち一致」自由党へ党名変更
[2016年10月12日18時27分]


 生活の党と山本太郎となかまたち小沢一郎代表は12日、国会内で会見し、党の体制を一新するため、党名を「自由党」に変更する考えを正式に表明した。
 先週、党員・サポーターにアンケートを取ったところ86%の同意を得たとし、この日の議員総会で正式に決定。事務手続きを経て、来月から「自由党」としてスタートする。(中略)


 その上で、「今の野党には、いわゆる保守の人たちの支援を得られるような政党がない。自民党以外の、保守の浮動票を取れないと政権は取れない。民進、社民、共産もいいが、ウイングを広げるには、結果としていいのではないか」と指摘。来年にも予測される衆院解散・総選挙で、保守票の取り込みが目的との考えを示した。
(引用元:http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1723431.html


民進党が新潟知事選でつまづいています。自主投票を決めた後、米山氏が民進党を辞めて立候補。与党候補に勝てそうとなると、急きょ、蓮舫氏が応援に駆け付ける。ブレまくり。この民進党が早く解党して、社民や小沢さんとこと合併してなんとかならないか。小沢氏は「もう終わった人」と言う人も。でも、共産党野党共闘に乗り出すきっかけは、SEALDsと小沢さんでした。こんども、野党大同団結のきっかけになればいいけどと思っていたら、「世相を斬る あいば達也」さんが「●あぁ無惨“民進党”の朝令暮改 野田を残して全員離党」で面白いことを書いておられました。私も少しですが期待しています。

筆者の希望としては、心を本当に入れ換えた前原に辻元清美と山尾しおりが両翼に並び立つ民進党であれば、幾分党勢は盛り返すだろう。しかし、それでも、筆者は投票にまでは至らない。前原への疑念を簡単に拭うことは出来ないからだ。本気で政権を取る気と感じさせて貰うには、小沢が折角用意した「自由党」と云う入れ物を利用する知恵が欲しい。この「自由党」と云う入れ物に、野田佳彦菅直人を残して合流するくらいの豪胆さが求められる民進党の半数と現自由党の面々、それに社民党が加わる政党が生まれれば、共産党と連携を強化し、有権者が選ぶ政党にメリハリが生まれるような気がする。
(引用元:http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/4ad736b532ff94e8fe0e1015a7d262df