三笠宮さま「聖戦の裏側で」とツィート欄から

◎昨日は三笠宮さまご逝去のニュースが。100歳でした。両親が、年齢が近いこともあって、お噂をよくしていましたので皇族方の中ではお名前をよく聞いていました。ご逝去を伝えるニュースで、リベラルだと言われていた理由がいろいろ解りました。紀元節復活にも反対されていたことを知り驚いています。平成になってこのところの安倍政権の政治にどんなにか心配されていたことかと思います。天皇のお気持ち表明には三笠宮さまの思いも込められていると思いました。時事ドットコムの記事(http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102700177&g=soc)からです。


オリエント史研究に情熱=戦争、皇室批判も−激動の一世紀歩む・三笠宮さま


 亡くなられた三笠宮さまは終戦まで軍人生活を送り、戦後は古代オリエント史研究に情熱を傾け、「オリエントの宮さま」と呼ばれた。戦時中の体験から戦争批判を繰り広げ、歴史学者の立場から紀元節復活に反対。時に大胆な発言が波紋を呼んだが、暗い時代に戻るまいとの強い決意の表れでもあった


 ◇聖戦の裏側で


 第1次世界大戦中の1915年12月生まれ。幼少時に童謡を作詞し、「童謡の宮さま」と呼ばれた。陸軍大学校を卒業した41年12月、太平洋戦争が始まった。意気盛んな青年将校だった三笠宮さまに、戦争に対する決定的な疑問を抱かせたのは、支那派遣軍総司令部参謀として赴いた戦地の中国・南京で見聞きした日本軍の残虐行為だった



 44年1月、三笠宮さまが陸軍を批判した文書は50年後の94年7月に見つかった。自身の「お印(しるし)」にちなんだ秘匿名「若杉参謀」の名で書かれ、「支那事変に対する日本人としての内省」と題し、「現在日本人、特に軍人に欠如しているものは『内省』と『謙譲』」と述べ、軍部に猛省を迫った。


 日本軍の残虐行為をテーマにした映画を日本に持ち帰り、昭和天皇に見せたこともあった。「聖戦という大義名分が、事実とはおよそ懸け離れたものであった」「聖戦に対する信念を完全に喪失した私としては、求めるものはただ和平のみとなった」。



 著書に付した「わが思い出の記」で当時の苦悩を吐露している。
 終戦の年の45年5月、宮邸は空襲で全焼。妻の百合子さま、1歳だった長女の近衛※子さん(※ウカンムリの下に心その下に用)と共に、コンクリート製の防空室で生活した。終戦直前には、後ろ盾を期待する抗戦派陸軍幹部からの働き掛けを断固として拒み、陸軍に反省を促したとされる



 ◇「菊のカーテン」


 戦後、東大文学部の研究生となり、古代オリエント史研究者の道を歩み、「学者皇族」として活躍。テレビやラジオ、雑誌などにもたびたび登場した。憲法9条について「戦争放棄は大変いいと思いました」と述べ、紀元節復活の動きには「歴史学的、考古学的な裏付けがない」と反対。時に踏み込んだ見解を示し、保守派勢力から「赤い宮さま」とやゆされたこともあった。


 太平洋戦争以前の皇室制度を「格子なき牢獄(ろうごく)」と著書で表現皇室の閉鎖性を、東西冷戦時代の「鉄のカーテン」になぞらえ、菊のカーテン」と表現した。「皇室を尊厳の対象にしようとすると、また昔の状態に向かう恐れがあるのではないでしょうか」と雑誌の対談で述べたこともあった。


 研究では、宮内庁書陵部内に三笠宮研究室を開設する一方、東京女子大などの教壇に立った。同大の食堂で学生と語らい、いつも注文する1杯20円のきつねうどんは「宮さまうどん」と呼ばれた。



 ◇内助の功に感謝


 2008年に「わが歴史研究の七十年」を「総括の意味」で出版。「古代史はこれからつくられるのです」と、若い研究者への思いを記し、研究への情熱は晩年も衰えなかった。


 「顧みれば、70年間、陰になり日なたになり私を助けてくれたのは、何といっても妻百合子であった」「今静かに過去の70年を振り返ってみるとき、百合子に対して感謝の言葉も見付からないほどである」(11年10月、結婚70年の所感)


 「世界中の人々の幸せを願い、70年以上にもわたり私を支えてくれている妻百合子に感謝しつつ、楽しく穏やかな日々を過ごしていきたい」(15年12月、100歳の所感)


 晩年、高円宮さま、寛仁さま、桂宮さまと最愛のお子さま3人に先立たれ、96歳での心臓手術など、苦難の連続だった三笠宮さま。人生の節目には、長年連れ添った妻百合子さまに、感謝の言葉をつづっていた。(2016/10/27-09:51)
(写真はNHK報道ステーションのテレビ画面を撮ったものです)

内田樹氏のツィート欄から気になるツィートを並べて:

内田樹さんがリツイート
m TAKANO ‏@mt3678mt 10月25日
松井代表は沖縄で差別発言をした機動隊員を擁護してネトウヨとしての地金を表わしたと思っていたら、今度は民主主義を破壊しかねないこんな発言…。大阪府民よ、目を覚ましてくれ。【憲法改正】「憲法審は民進抜きで」 維新・松井一郎代表(産経:http://www.sankei.com/politics/news/161025/plt1610250006-n1.html


憲法審は民進抜きで」 維新・松井一郎代表、改憲勢力のみでも審議進めるよう自民に促す


 日本維新の会松井一郎代表(大阪府知事)は24日、大阪市内で産経新聞のインタビューに答え、約1年5カ月実質的な審議が行われていない衆院憲法審査会について「民進党が入らなくとも自民党は開会の決断をしてほしい」と述べ、維新など改憲勢力のみでも審議を進めるよう求めた。


内田樹さんがリツイート
Farid Yasu فريد ‏@Yasu9412 10月26日
このニュースに寄せられたコメントに「日本は女尊男卑、女は優遇されている」て書いてる奴がたくさんいることが一番やばい…
日本の男女格差、111位に悪化 G7で最下位朝日新聞デジタルhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000014-asahi-soci

 ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF)は26日付で、各国の男女格差(ジェンダーギャップ)を比較した今年の報告書を発表した。日本は世界144カ国中111位となり、主要7カ国(G7)で最下位。前年の145カ国中101位から大きく順位を下げた。


内田樹さんがリツイート
山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 10月26日
実弾が飛び交う戦闘状態の紛争地へ自衛隊を派遣するのは、オフロード走行を想定していないクルマでわざと路外の荒れ地を走るようなもの憲法でカバーできない事態にわざと自衛隊を直面させて、隊員に何かあれば「今の不完全な憲法のせいで彼らは…」と糾弾し、憲法変更の口実に利用する可能性がある。


内田樹さんがリツイート
金子勝 ‏@masaru_kaneko

【人口減少社会】国勢調査で、去年10月1日現在の日本の人口は1億2709万4745人で、5年前の調査と比べて96万3000人減少。大正9年に国勢調査が始まって以来の初めての減少となった。原発を含む大型公共事業を転換する必要がある。(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161026/k10010745061000.html)


内田樹さんがリツイート
金子勝 ‏@masaru_kaneko
【たかり】電力総連は福島被災者への反省もなく、今週も新潟の豪華ホテルで「新潟県知事選挙での民進党の対応についてお詫びを申し上げ、原子力の再稼働の実現」のための豪華大宴会民進党は電力総連との関係を断ち原発政策を明確しないと未来はない。(http://www.kobayashimasao.jp/activity/more/16/oct/161021.html)


内田樹さんがリツイート
YoJung Chen ‏@YoJungChen

大統領選を半年後に控えるフランス。最新世論調査ではオランド現職社会党系大統領は支持率僅か9%(別の調査では評価度4%)で一次投票であっさり淘汰される見込み。決勝投票は極右国民戦線ルペン党首と保守派共和党候補(候補予選中だがアラン・ジュペ元首相の可能性大)で争われる事になりそう。

◎フランスも大変なことになりそう? 世界がグローバルに??危機的なんですね〜怖い時代になりそうですが、繰り返させてはいけないですね。想田氏のツィート欄も覗いてみました:

想田和弘さんがリツイート
konta1900@貧困叩きを許すな! ‏@konta1900 10月25日
これ戦時の「鉄が足りないから寺に釣り鐘を出させる」のと全く同じ話ですよね日本はいつ国家総動員法が復活したんでしょうか?ってか戦時中ですらそういう法的根拠があったのにこの完全なる徴用の根拠は何なんだろうか?と。実はものすごいことなんじゃないですか?これ。 @KazuhiroSoda

想田和弘
‏@KazuhiroSoda
なんで新電力に支払い義務が生じるのか、全然意味がわからないこの没論理性、どうにかならんのか。ふざけんじゃねーよと思う人はRTよろしく。→自主廃炉費用:新電力負担、経産省方針 老朽化進み拡大も - 毎日新聞

自主廃炉費用
新電力負担、経産省方針 老朽化進み拡大も 


原発廃炉費用を電力小売りに新規参入した新電力にも求める問題で、経済産業省が、原発事故以外で大手電力が自主的に廃炉を決めた原発廃炉費用の一部を新電力に負担させる方針であることが24日、分かった。稼働中や再稼働を目指す原発に限り、大手電力がこれまで通り電気料金から費用を回収する。全国で老朽化している原発が増え、今後も廃炉は増える見通しで、新電力に求める負担は膨らむ可能性が高い。
(全文コチラ:http://mainichi.jp/articles/20161025/k00/00m/020/132000c