◆「ブレイクスルーFile.63 “生きる”ってなんだ―元SEALDs 奥田愛基―」お昼過ぎ、そうそう、今日はハートネットTVの奥田くんの再放送の日、やっぱり忘れてる、予約録画しておいてよかった、と2時ごろ、思い出して、さっそく見ました。
先週、ヨーガを休んだあくる日、心配して、本なら読めるでしょう、と「いきいき」改め「ハルメク」を届けに来てくださったSさん「ブログ読んだけど、私、見たよ」と。「ハートネットの奥田くん、見たの? いじめた子もでてたの?」「出てた。よかったよ」と。Sさんは、風間くんが司会するこの番組はいつも見ておられるようです。
中学生ぐらいで、生と死、を考え、それも死ぬことを具体的に考えるほど追いつめられる経験というのは、本当に悲しいことですね。
鴻上尚史さんの新聞コラムで、今いじめられている人は逃げろ、脱出しろという記事を読んで、沖縄の竹富島の近くにある本当に小さな島の鳩間島に行ったんですね。そこで、中曽根さんというお父さんと同居? 小屋を建てたそうですが、優しいお父さんが愛基さんが自殺を考えた時には怒ったそうです。
そして、当時、いじめる側にいた、今は親しく付き合っている友人も、心の内を語ります。なぜいじめるようになったのか、流れに逆らえなかった自分。そして、大人になって仲良く一緒に写真を撮る仲になってもいじめた側のわだかまりも消えることはありません。それを見て奥田くんも目じりを押さえます。
人をいじめる行為は、いじめられる側も、いじめる側にも大きな傷を残します。
いじめにあっている子供を見守る親の側も大変です。かわいい息子にシッカリしろと叱咤激励しても追いつめてしまうし、母親のように見守るしかないのですね。ラップ調のコールで国会前の運動の先頭に立っていた奥田愛基さんがこんなつらい過去を持っていたというのは…初めて知りました。
人生の深淵を若い時期に覗き見た奥田さん、貴方の体験が生かされる政治を見つけてほしいと思います。
それにしても、愛基さんには良い出会いでしたね。中曽根さん(↑写真の方)。怒ること、叱ることができる人は素晴らしいと思います。若い子が自分で死のうとすることは絶対ダメです。理屈なくダメなものはダメと言ってくれる人に出会うこと。理屈なくダメなことに怒ることのできる人は素晴らしいと思います。その素晴らしい場面に、日曜の夜も出会いました。
◆13日(日)NHKスペシャル「終わらない人 宮粼駿」
75歳の宮崎監督は後期高齢者。でも、仕事から離れられない。長編は引退したものの、短編ならできそう。それも、CGに挑戦。ある日、自慢のCGを使ってほしい人たちがスタジオに集結。そこへ宮崎氏が登場。最初に、AIが作り出したというグロテスクな人体の動き。思わず私も「気持ち悪〜い!」と声を。
宮崎氏は、「朝、散歩してると障害者の人がいて、ハイタッチするんだけど、その人は手を挙げるだけでも筋肉がこわばっていて大変なの。僕はこれを見て、面白いと思って見れないですよ。そういう人たちの痛みとか何にも感じないでやってるでしょう。極めて不愉快。そんなに気持ち悪いものをやりたいなら、勝手にやっていればいいだけで、僕はこれを自分たちの仕事とつなげたいとは全然思わない。生命に対する侮辱を感じます。」と一喝。話してるうちに怒りがこみ上げるという感じ。
「これは実験なんで」と、答えたのは、ドワンゴの川上量生という方なんだそうですが、最後に「どこにたどり着きたいんだ?」と宮崎さん。
予期しない宮崎氏の怒りに若い人たち一同シーーンでした。さすが、宮崎駿です。あの時叱られてよかったと思える人たちだといいんですが。
番組は、どうも、宮崎さんがひょっとすると長編にも取り掛かるのでは…と思わせて、「終わらない人」宮崎駿氏を描いていました。
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◇ハフポストにこの一喝のやり取りが載っていました。最初、得意げに披露した方の言葉は:「頭を使って移動しているんですけど、基本は痛覚とかないし、頭が大事っていう概念がないんで、頭を普通の足のように使って移動している。この動きがとにかく気持ち悪いんで、ゾンビゲームの動きに使えるんじゃないかっていう、こういう人工知能を使うと、人間が想像できない、気持ち悪い動きが出来るんじゃないか。」(引用元:http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/13/miyazaki-hayao-dwango_n_12950618.html)
◆ここまで書いてきたところで、夕方の「ちちんぷいぷい」でまた宮崎駿さんです。
79歳の養老さんと、2人展?
宮崎さんは、知らないうちに勝手に並べられてとか話しておられましたが、
養老さんの昆虫標本と宮崎さんの戦闘機の絵の展示会のようなものがあったらしい。
その二人の趣味についての対談の後、ぷいぷいの西アナが10分間だけの約束でインタビュー。西さんは話のきっかけつくりにと10項目ほど書いたものを用意していました。
養老さんはグニャグニャと何を言われたか印象に残っていませんが、
宮崎氏は、米大統領選の結果について、「イギリスのEU離脱も、民衆は怒ってるんですよ」。
日本については、「戦争は日本は下手だし、変わってないからやっちゃダメ」とはっきり。
「憲法九条はあわてて変えるることはない」とも。
そして、「天皇の生前退位はとやかく言わずに
認めて差し上げるべきだ。何を文句言ってんだ」。
最後は、ゴミ拾いをすすめておられました。
小さいところからでも見えてくるものはあると。
◎内田樹氏のツィート欄に西アナのツィートを見つけました。確かにカチカチでした。
内田樹さんがリツイート
西 靖 @y_west
今日のぷいぷい、私のコーナーは昨日収録した、宮崎駿監督、養老孟司先生という夢のような顔ぶれのツーショットインタビュー。緊張して膝が震えましたわ、私。ぜひご覧ください!