◎「お〜い、とらちゃん出番だよ!」(11月29日)さんから、”とら”ではなく”ねこ”の紹介です。
(引用元:http://toracyan53.blog60.fc2.com/blog-entry-8723.html)
◎今年は柿の渋みが少なく、皮をむいて干している柿がすぐゴマ吹きになって、毎日のようにサラダにしています。先日能勢の佐藤さんが届けて下さるお任せ野菜に入っていたのはロメインレタス。これと合わせて食べたのがおいしかったので、次々と彩りの良いグリーンの野菜を合わせています。スーパーでブロッコリーが安く手に入ったので、これもゆでて小房に分けて、柿と合わせてみました。
干していた柿は、甘さも一段と増して、ねっとりしています。夏野菜なので買わないことにしていたキュウリですが、3本で100円は安いと、これも使ってみました。ついでに白菜の根元に近いパリッとした白いところも刻んでいれて、マヨネーズに少し酢を落として和えてみました。どれもおいしいです。
◎月曜日、報道ステーションを見るとカストロ氏の特集。終わって、そうだ、NHKが「えん罪弁護士」とか、10時台だったとこちらを見ることに。これは、引き込まれました。夫も途中から見出して、最後の11時過ぎまで見てしまいました。
日本では起訴されたら99.9%が有罪になります。無罪になるのはわずか0.1%。その0.1%に挑戦している今井核弁護士を取材しています。
あとから新聞の番組欄を見ると、『ブレイブ勇敢なる者「えん罪弁護士」無罪判決14件! 驚異の実績を誇る信念の人!!/有罪率99.9%に挑む今村核』と週刊誌なみの言葉が並んでいますが、見逃さないでよかったと思いました。NHKでは:
「えん罪弁護士」
「無罪」獲得「14件」。その実績に他の弁護士は「異常な数字」「ありえない」と舌を巻く。
“えん罪弁護士”の異名を持つ今村核(いまむら・かく)は、有罪率99.9%と言われる日本の刑事裁判で20年以上も闘ってきた。
過去に取り組んだ放火事件や痴漢事件では、通常裁判の何倍もの労力をかけて科学的事実を立証し、矛盾や盲点、新事実の発見からえん罪被害者を救った。自身の苦悩を乗り越え、苦難の道を歩み続ける男に迫る。
【出演】弁護士…今村核,【語り】本田貴子,【声】相沢まさき,若林正,桐井大介,中野慎太郎,中尾衣里,下山吉光
(引用元:「ブレイブ勇敢なる者」http://www4.nhk.or.jp/P4012/3/)
NHK記者のかなり執拗な取材に逃げるような今村氏、「専門は何ですか?」にも答えず。別の機会に、その理由を、「『えん罪弁護士』とレッテルを張られては困る。えん罪を扱えば経済的には何の得にもならないし、それだけを扱っているのではなくてみんな一緒にほかの仕事もしているし迷惑がかかる」と。同僚の方も、「あれは普通のものではできない。家庭があれば養っていけない、独り身だからできる」と。
今村氏自身は裕福な家庭の出身で、東京大学卒。若くして、社会で困っている人を助けられるのではないかと、えん罪事件を手掛ける。お金にならない事件にのめり込む今村氏は、”変人”あつかいされる。そして、あるえん罪事件の被害者に、接見で「認めた方がいいんですか、認めない方がいいんですか?」と聞かれ、「本当のことを話してください」というと、その人はホッとしたように嫌疑を否認しました。明らかなえん罪事件で本人はやっていなかったし、裁判は順調だったが、最高裁で有罪となり、この方は服役して、何もかも失った。今村さんも司法は死んだのかと自らも死を考えるほどだった。「私は、えん罪に苦しむ人たちの気持ち、孤立し、孤独で、死を考える気持ちが他人事でなくわかる気がするのです」と。
粘り強い科学的で緻密な謎解きで真実に迫る過程も大変興味深いものでした。一階部分の火災がどうやって二階部分に伝わるかという延焼実験や、満員電車の中でリュックを前掛けにしてメールを打っていた男性が、女性のお尻を触ったと疑われますが、車内のカメラをもとに女性が振り向く時間と、メールを発信し終わった時間を特定し、えん罪を証明。延焼実験のような大掛かりな実験にはお金がかかりますがカンパで賄われているそうです。
今村氏自身は、亡き父親との折り合いが悪く、理解ある母親の存在が大きかったようです。なぜ、えん罪事件に息子が取り組むのかをよくわかっておられますし、父親のお墓の前で「あなたはお父さんの良いところを沢山受け継いでいるのよ」と優しい言葉を。1962年生まれの息子はカメラを意識して「そんな恥ずかしいことをカメラの前で言うもんじゃない」と。
夫が「母親って偉いな〜息子の仕事のこと、生き方のこと、全部理解して励ましている」と。私も「いいお母さんね〜。それに、核さん、エリートよね、こういう人が本当のエリートだと思う」。
◎TPPに反対していた人の中で、次期大統領がトランプ氏に決まって良かったという人もいるそうです。ところが、TPPの方がまだましだったかもという事態にならぬとも限らないという。ダイアモンドオンラインの山田厚史氏[デモクラTV代表・元朝日新聞編集委員] の記事「TPPより怖い2国間交渉、トランプのしたたかさを侮るな」( 2016年11月24日 )http://diamond.jp/articles/-/108992。
注目すべきは「TPP離脱」ではない。「TPPの代わりに」という後段に毒が盛られている。「雇用や産業を米国内に取り戻すため、公平な二国間の貿易協定を交渉してゆく」というメッセージだ。
自由で開かれた経済圏を環太平洋に、などと綺麗ごとをトランプは言わない。二国間交渉でお前の市場を取りに行く、という宣言である。
標的は日本。すでに下地はできている。