「オスプレイは『制御できずに墜落』・事故の規模は最大級の『クラスA』」(琉球新報)

◎事故現場の写真を見る限りオスプレイは墜落したと誰もが思います。それを米軍の発表通りに伝える日本のメディアはどこを向いて発信しているのかと:


山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki 12月15日


米英のメディアは、米軍の公式発表にある「不時着水(landing in shallow water)」など完全に無視し、目の前の事実に即して「墜落(clash)」と報じている。公式発表に迎合しない。やるべき仕事を自覚している。顔を向けているのは受け手の市民で、政治権力者ではない。

琉球新報の15日の記事は、オスプレイの元主任分析官の判断「墜落」を取材したものです。
(引用元:http://ryukyushimpo.jp/news/entry-412222.html


「制御できずに墜落」 新たな構造欠陥指摘 オスプレイの元主任分析官のリボロ氏
2016年12月15日 13:18

琉球新報の取材に答えるリボロ氏(写真は2012年、米バージニア州アレクサンドリアで撮影)


■激しい損傷が語る事実
 国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏は米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが墜落した事故について「航空機が制御できていた場合、機体の損傷を引き起こさずに水面に着陸できただろう。機体が激しい損傷を受けた事実はその航空機が制御不能であり、航空機を破壊するに十分な力で水面にぶつかったことを示唆している」と述べ、オスプレイが制御不能で墜落したことを強調した。


■回転翼モードで補給できない

 墜落事故が空中給油をきっかけに起きたことに対しては「回転翼モードで補給することができない事実は、予期されなかった航空機の欠陥である」と述べ、オスプレイの新たな構造的欠陥であると指摘。同じような墜落事故が再び発生すると強調した。14日、本紙の取材に答えた。

 リボロ氏は「何が(事故)原因であれ、これは明らかに航空機が完全に破壊されたことによる墜落事故だ」とし、米軍が説明する「不時着」ではなく「墜落」と断定した。


海兵隊の主力戦闘機MV22オスプレイ(レックス・リボロ氏提供)


■危険な夜間の空中給油
 オスプレイによる空中給油については「夜間の空中給油は、どの航空機でも常に困難だ」と指摘。その上で「パイロットによる誤操作や乱気流発生のいずれかで、給油ホースがレシーバーと接触する可能性がある。(空中給油機の)給油パイプに非常に近いので、より深刻な状況になる」と指摘。その上で「オスプレイはコントロールするのが難しいため、回転翼モードでの飛行中に補給することはできない」と説明した。


■「浅瀬に着陸」声明の無意味さ
 リボロ氏は在沖米軍トップのニコルソン在沖米四軍調整官が声明で、「県民や乗務員を守るために、意識的に浅瀬に着陸しようとした」と主張したことに対して「この声明は無意味でばかげている」と批判。「キャンプ・シュワブにはビーチがあり、ビーチ全体が緊急時に着陸可能であった。パイロットはどこにいても、墜落するしかなかった。私は問題の機密性を理解しているが、沖縄の人々と誠実に向き合うべきだ」と強調した。


(ワシントン=問山栄恵本紙特派員)(琉球新報電子版)

◎同じく琉球新報の16日の記事では、オスプレイ墜落による被害額が機体額(約85億円)を上回ったと。(因みに日本がオスプレイを買わされた?金額は約100億円と伝えられていましたね。)
(引用元:http://ryukyushimpo.jp/news/entry-412551.html

オスプレイ事故は「最重大級」 米機関が評価、沖縄名護海岸の墜落
2016年12月16日 06:30

オスプレイの機体の残骸を回収する米軍関係者=15日午後、沖縄県名護市安部)


 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】沖縄県名護市安部の海岸で13日夜に起きた米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ墜落事故で、米海軍安全センターが事故の規模について最も重大な「クラスA」に分類し、機体は大破したと評価していることが15日分かった。クラスAは被害額が200万ドル以上や死者が発生した事故。米軍や米国防総省は「不時着」「着陸」と説明しているが、説明とは程遠い、激しい事故だったことが今回の評価でも裏付けられた。

 同センターは事故原因については言及していないが、算定では被害額は8060万ドル(約95億円)。オスプレイの機体価格は2015米会計年度(14年10月〜15年9月)の米国防予算では1機約7210万ドル(約85億円)となっており、被害総額は機体価格を上回った


 17米会計年度(16年10月〜17年9月)に入り、米海兵隊所属航空機によるクラスAの事故が頻発している。センターによると、今回のオスプレイ墜落事故や7日に高知市沖で起きた米軍岩国基地山口県岩国市)所属FA18戦闘攻撃機の墜落事故を含め、年度内で発生した米海兵隊のクラスA事故件数はすでに6件に上る。


 同センターによると、米海兵隊航空機による17米会計年度の10月1日〜12月13日までの10万飛行時間当たりのクラスA事故発生率は12・36件で、前年同時期の4・45件と比べ高くなった。