連続ドラマの最終回


今週は連続ドラマの最終回が続きました。
◎まず、18日に、大河ドラマの「真田丸」が最終回でした。
佐助の介錯真田信繁は自刃して果てます。佐助55歳、雪村、49歳とか。
女性陣がわがままで個性的で活動的で現代的なのが特徴で、これはもう時代劇じゃないと思ってしまいましたが、脚本家の三谷幸喜さんの狙いだったようです。真田親子、徳川親子、秀吉と茶々との息子秀頼。立派な親(両親)を持つ二代目の葛藤を描いたドラマでもありました。
戦国時代の最後の英雄・真田幸村の死。徳川方の兄信之が礎を築いた信濃松代藩からは、その後250年ほど後、徳川時代にとどめを刺すことになる弟子を輩出した佐久間象山が現れ、雪村の本懐を遂げるというようなナレーションが最後でした。徳川方の役者さんも達者な方たちが沢山いて、楽しめました。山口のWさんがまだ箕面におられたころ、Sさんと三人で上町台地を歩いたことを思い出しました。

◎火曜日は「逃げ恥」=「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回。これは、テレビの前に座って(椅子)キッチリ最後まで見ました。ブログ仲間さんに主役の星野源さんを教えていただいたのですが、このドラマを見るまで、知らない人でした。毎日曜日に見ていた「真田丸」で徳川秀忠を演じていたことが最終回でわかりました。実は、この眼鏡の星野源さん、チョット見、NHKの路線バスで旅する番組の野間口徹さんとよく似ていて区別がつかなかったのです。どこかで見たと思ったのは野間口さんだったか〜でした。星野源さんファンには叱られそうですね。”違いが判らない人”になっていました.
3回目ぐらいから見出したのですが、回数を重ねるにしたがって注目度が上がるようで、「逃げ恥」という略称でも呼ばれるように。さて、この最終回はとてもよかったです。契約結婚からスタートした新垣結衣さん、精一杯、疑問を投げかけ理屈をこねまわした末、結局好きなら、愛しているなら…ということですが、若いっていいですよね。最後に、驚きのゲイカップルまで! 原作の漫画もよいのでしょうね、今の若者たち(若くない若者?たちも)をめぐる様々な問題を、特に女性の立場から取り上げていて、漫画的(orテレビ的)な処理(見せ方?)も楽しくて良かったです。

◎昨夜、23日(金)はNHKの10時台の”ドラマ10”。今年は「コントレール」(大石静作:石田ゆり子井浦新)、「運命に似た恋」(北川悦吏子作:原田知世斎藤工)と印象に残ったドラマが続いていますが、昨日の最終回は「コピーフェイス〜消された私〜」(サンドラ・ブラウン原作、篠粼絵里子脚本)でした。原作がよくできているんだと思うのですが、スリルとサスペンスとラブロマンス。飛行機事故で隣に座っていて事故死した女性と間違って全身整形をうけ美容外科医院理事長夫人になってしまう元雑誌記者の主人公を栗山千明さんが演じています。理事長夫人に成りすまして大胆な潜入取材を続けて死亡事件を暴くという話ですが、理事長(佐藤隆太)を愛してしまいます。結局、見破られて医院を去りますが、院内の協力者も得て取材を続け摘発記事を書き上げ、最後は理事長を辞めて建築家に戻る佐藤隆太とハッピーエンドを迎えます。翻案がとても上手く日本の物語になっていて見事! 雑誌の編集長の鶴見辰吾さんの老け具合がいいですし、理事長の父親役の寺田農さん、母親役の田島令子さん、ともにベテラン。女性陣の皆さんが凛々しく、女性の決断で進行するドラマでした。見ごたえがありました。