『「知事抹殺」の真実』上映とアレコレ、そして泉田前新潟県知事の場合

◎まず、どなたかのヒットラーシリーズ新作「総統閣下は『訂正でんでん』を正当化するつもり・・・」で笑ってから


◎昨日の28日(土)から福島では上映が始まりました。福島原発事故前に5期県知事を務めていた知事に全く身に覚えのない「汚職事件」、周りでは自殺者が。収賄額ゼロという前代未聞の「有罪判決」ののち、原発事故が。取り調べ中、検事が発した言葉が「知事は、日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する」。事故後、初めて知った佐藤栄佐久福島県知事の事件でした。それがドキュメンタリー映画に。公式ホームページ(http://eisaku-movie.jp/)からです:(邪魔者は知事の座を追われるのですね。沖縄県知事の翁長さんや副知事さん、大丈夫でしょうか・・・)


「知事抹殺」の真実
真実を追うドキュメンタリー
ひとりの知事が政治生命を絶たれた不可解な過程を、一次資料にもとづき映像化


前代未聞の空虚な有罪判決

2006年9月、5期18年に渡り、県民とともにに福島県を築いてきた佐藤栄佐久知事は、何者かが作り上げた「謎の収賄事件」により突然辞任を強いられる
裁判の過程で明らかになっていく事実、調書の矛盾。 裁判所は、知事に利益を得る認識が無く収賄額は0円、という前代未聞の有罪判決を出す。検察の主張の前提は全て崩れ、一体何の罪で有罪になったのか。報道は操作され、ゆがんだ情報に国民が惑わされていた。
どうしても、佐藤栄佐久を政界から抹殺したかったわけとはなぜ、原発に近づくものが消えていくのか。


国策に異議を唱えた代償か

佐藤栄佐久は、中央政界での経験をもとに、独自の政治スタイルを確立。国に頼らない、地方色を生かした国づくりを進めてきた。そして原発立地県として、その安全神話が空っぽであると気づいた時から、巨大な力との果てしない戦いは避けられなかった
市町村合併道州制そして原発問題、押し寄せる国策に問題提起することの代償闘う知事と呼ばれた佐藤栄佐久は、自身の身を持って証明することとなる
突然の辞任から逮捕、関係者への事情聴取、裁判に至るまでの検察側によるマスコミ報道の信用性。報道されなかった真実が、佐藤栄佐久の証言でいま明らかにされる

飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)さんの「推薦の言葉」です:


「あの日」も佐藤栄佐久福島県知事のままであったなら。何度思ったか。
東電の津波対策の先送りを許さず、メルトダウンも起きなかったかもしれない。人々の側に立って、国や東電と真っ向から闘っていたはずだ
この国の司法はありもしない罪をねつ造して、その「知事」を「抹殺」した。「国策」に抗うと国はここまでするのかと驚きを禁じ得ないと同時に、この国の司法の闇や荷担するメディアの罪、そして「国策」の愚かさも白日に曝される。
同時に希望の映画でもある。佐藤栄佐久氏の無実とこれからの氏の再起への期待がスクリーンに広がる佐藤栄佐久氏のこれからの福島再起動に、私も参加したいと思う。

◎「くろねこの短語」さん、28日のブログの長いタイトルは『「旧宮家皇籍復帰の可能性」でんでんと口にしたペテン総理の不敬&国会でトイレ中座したあげくズボン直しつつ大きく伸びをするグータラ総理&「ニュース女子」で朝日にチクリと刺された東京新聞』。
ここから、国会軽視、野党蔑視の疑い濃厚な安倍首相の写真のツィートと、佐藤優氏のコラムの写真をお借りします。
(引用元:http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-63d5.html
写真がぼやけていますが、右端三枚。
上から、ズボンを上げながら、
派手に両手を高く上げて伸びをして、
周りの大臣さん方が笑っています。
こどもですね〜
◎次は東京MXテレビニュース女子」の司会を務める長谷川幸洋氏について。大阪の番組では右ど真ん中の長谷川氏はリベラルな記事で信頼篤いあの東京新聞の『論説副主幹』の肩書なんですね。大阪の「そこまで言って委員会」では、ご本人も「私は東京新聞の『保険』だ」と発言。政府から睨まれたときに極右の論説主幹を置いていると言えるということですね。佐藤氏は、結構攻(責)めています。『くろねこ』さんのリード部分からコピーです:

 最後に、東京新聞
東京MXテレビ「ニュース女子」の沖縄ヘイトについて「のりこえねっと」代表の辛淑玉さんがBPOに申し立てしたと東京新聞が書いているんだがその番組でMCを務める東京新聞論説副主幹の長谷川幸洋にはここでもまったく触れずにスルー。昨日は「本音のコラム」で「長谷川幸洋氏が、沖縄ヘイト番組に関与したことについて本紙は社論を明らかにすべきだ。『東京新聞』が沖縄に対して示している『理解』の本気度が問われている」と元外務省のラスプーチン佐藤優君に指摘され、朝日にもチクリhttp://www.asahi.com/articles/ASK1V5T0ZK1VUTIL04J.html)と刺されているのに、だめだな、これじゃあ。

◎ここで、ハタと思い出しました!! 脱原発の県知事だった新潟県の泉田前知事です。「私は自殺は絶対しません」と言っておられました。当然知事選を闘うと思われていたのに突然の立候補辞退。あれは?と思ったら昨年11月の記事がありました。「2016,11,16 泉田裕彦・前新潟県知事が明かす『不出馬の真相』ついに重い口を開いた」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50152)です。

新潟県には東京電力柏崎刈羽原発がある。1〜7号機合わせた出力(約821万キロワット)は世界最大規模だ泉田氏が知事に初当選して4年目の2007年、中越沖地震が起きて2、3、4、7号機が停止した。このとき原発内で火災が起きたが、原発内部にある緊急対策室と県庁を結ぶホットラインは通話できなかった。緊急対策室の扉が地震で開かなくなったためだ。



(07年の新潟中越沖地震では、柏崎刈羽原発周辺の道路にも亀裂が走った【PHOTO】gettyimages)


泉田氏はこう語る。
肝心なときにホットラインが使えないなんて困る、と東電に対応を求めた。その結果、強い地震に耐えられる免震重要棟柏崎刈羽原発にできました

――免震重要棟が建てられたのは、柏崎刈羽原発だけだったのですか。
「最初はそうです。同じ東電の施設なのに福島には建てられず、新潟だけに(免震重要棟が)建てられた。これはおかしい、という話になって、福島原発にも免震重要棟が完成しました。東日本大震災が起こる8ヵ月前のことです」

――もし福島第一原発に免震重要棟がなかったら……。
「いま東京に人が住めていたか、怪しいと思います」


発電の燃料コストを少しでも抑えたい東電は、東日本大震災から2年半後の2013年9月、6、7号機について安全審査を申請、来年初めには合格するとの見方もあった。しかし安全審査に合格しても、即座に再稼働にゴーサインが出るわけではないし、地元自治体の理解なしに再稼働は認められないのが通例だ
新潟県知事だった泉田氏は、東電に対し「福島第一原発事故の検証と総括がないまま再稼働の話はできない」と再稼働について高いハードルを設定してきた。そのため首都圏の電力を支える柏崎刈羽原発を再稼働させたい政府、東電、原発メーカーら「原子力ムラ」からすれば、泉田氏は「天敵」とも言える存在だった。

★全文はコチラで:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50152
☆泉田氏の口は重く真相は分からないものの、佐藤栄佐久氏のこともありますので疑いは残ります。