「岸信介とCIA」と「辺野古新基地できても普天間は返らない???」

合気道でイタリア滞在だった内田樹氏、帰国の途上ですが、ツィッターのリツィートでは相変わらず貴重な情報を伝えていただいています。

内田樹さんがリツイート
吉岡正史‏ @masafumi_yoshi 7月17日
スクープ。しっかり日本も入っています。「アメリカは、選挙で共産党が勝利することを恐れていた、このため、全力で共産党の勝利を妨害した」「アメリカはたいてい、自国に同調する候補や政党を支援してきた」。「アメリカが47カ国の選挙に干渉」(http://parstoday.com/ja/news/world-i32790)


2017年07月16日18時25分
CNNが、アメリカ政府は1946年から2000年の間に、47カ国で行われた81の選挙に干渉したと伝えました
CNNは、番組の中で、アメリカのメディアは昔から、アメリカの選挙におけるロシアの影響について調査しているとして、アメリカが世界各国の選挙にまったく干渉していないのだろうかという疑問が出ることはほとんどないとしました。

布施祐仁‏ @yujinfuse 7月17日
岸信介とCIAの密接な関係 自民党にも金の流れ?https://dot.asahi.com/wa/2013051700001.html… @dot_asahi_pubより


岸信介とCIAの密接な関係 自民党にも金の流れ?
更新 2013/5/17 07:00


米国の戦後アジア政策は、米国の権益を守ってくれる、その国の「ストロングマン」を探し出すことから始まる巣鴨プリズンを釈放された岸信介(後に首相)は、「強い男」として米国保守派に見いだされ、CIAの庇護を受け続けていた。


・CIA内部では、各国の諜報エージェントや諜報対象者について暗号名で呼び合う。日本関係には「PO」を頭につける。解明されているものの一部を挙げると、自由党総裁だった緒方竹虎はPOCAPON、読売新聞社社主で原子力委員会委員長などを務めた正力松太郎はPODAM、あるいはPOJACKPOT‐1、などだ。

 しかし、岸については暗号名すらわかっていない。


・ このため、CIAから自民党にカネが流れ、「CIAによる資金は、1958年5月の衆議院選挙運動をはじめ、さまざまな方面に使われた」(『「日米関係」とは何だったのか』)。  週刊朝日 2013年5月24日号

布施祐仁‏ @yujinfuse 7月17日
日本はどうして、こんなに対米従属になってしまったのか? この疑問は、まだ機密解除されていない米国務省やCIAの岸信介関係のファイルが公開されるまで解けないのかもしれない。おそらく、「戦後レジーム」の最大の闇がそこにある


◎日本はつくづくこの岸一族のやりたい放題に巻き込まれていますね。岸さんと60年安保、佐藤栄作さんと『沖縄返還』、そして今、三代目の安倍晋三さんと日本。沖縄はまだ犠牲を払い続けています。元をただせばアメリカの政治介入、資金だった???
●右のイラストは、先日、山崎 雅弘氏のツィッターで見つけました。
「281_AntiNuke‏ @281_ 7月11日」
◎「くろねこの短語」さん、7月17日 (月)のブログのタイトルは「辺野古の新基地建設が進んだとしても、それ以外の返還条件が満たされない場合は普天間が返還されない」(稲田防衛大臣こんな重要な発言が見過ごされているのは何故だ!!http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-fb1c.html)です。
以前に、稲田防衛相が漏らしたこの件で、「2+2」の会議が急に取りやめになったという記事を紹介したことがありました(蛙ブログ7月11日「普天間密約を漏らした稲田氏?」)。今回は東京新聞が大きく取り上げたようです。くろねこさんが上手にダイジェストされている記事を引用して新聞の写真も貼り付けておきます:

・・・・・ところで、話はガラリと変わって、普天間返還についてなんだが、網タイツの防衛大臣・稲田君が6月の参院外交防衛委員会で「辺野古の新基地建設が進んだとしても、それ以外の返還条件が満たされない場合は普天間が返還されない」って発言しているんだね。


 普天間飛行場返還には8つの項目が日米合意されていて、その中に「代替施設では確保されない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善」というのがある。実は、建設中の辺野古新基地の滑走路は普天間飛行場のそれに比べて短くなるのだとか。そのため、米軍は「大型の航空機などが使用できる滑走路を求めて」いて、民間空港の使用が想定されているんだと。つまり、那覇空港を使わせろってことなんだね。


 もちろん、翁長知事は那覇空港を米軍が使用することには反対している。てことは、仮に辺野古基地が完成したところで、那覇空港の使用が無理だとすると普天間飛行場はそのまま使用するってことだ普天間飛行場の代替としての辺野古基地という前提は、これではまったく無意味なものってことになる。


 さらに、滑走路の問題だけでなく、日米合意した8項目のうち条件を満たしているのは1項目だけってんだから、このままだと普天間返還なんて夢のまた夢なんだね。どうやら、普天間返還は確約されているわけではなくて、日米間には何らかの密約があるんじゃないかとも囁かれ始めているとか。


 反対の声を圧殺するようにして、辺野古基地建設が強行されているけど、ひょっとしたらとんでもない卓袱台返しがあるかもしれない。そうなったら、沖縄で何が起きるか・・・と想像しただけで、背筋が寒くなる今日この頃なのだ。


東京新聞こちら特報部」(7月17日朝刊)>


◎先日観た映画「ハクソー・リッジ」は反戦映画だと思いますし、敵味方なく命を助け出したデスモンド・ドスの英雄的行為はたたえられて当然と思いますが、私は、また別の一面も感じました。
アメリカが、あれだけの犠牲(もちろん日本側にも沖縄住民の悲劇的な多大の犠牲がありますが)を払って勝利した沖縄戦、沖縄を占領した.とその後も沖縄に駐留する兵士たちが占領軍意識で沖縄に居ることも、ある面、納得してしまいました。
実際、その後も日本とアメリカの関係は敗戦国と戦勝国の関係であり、対等の同盟関係であるとは言えないのですから。確かに、首都に外国軍の基地がある独立国なんてないわけです。まずは、日本の現実を、右と左のバイアス抜きで見てみることから・・・ですね。