金曜デモと『これからの日本、これからの教育』と「抵抗する国頭村の人々(三上智恵)」

再稼働反対の金曜デモの様子を、いつものように「特別な1日」さんのブログから。今回のタイトルは「現代のゲリラ戦教本😄 読書『これからの日本、これからの教育』と『1201再稼働反対!首相官邸前抗議』」です。

今週は何といっても、トランプ氏の「エルサレム」問題で、当然それに触れておられますが、その前に、以前から強調されている北朝鮮危機についても。そして、読書に入る前に、増税の問題にも。一部コピーです:

これから消費増税もあるし、オリンピック景気も終わりますから、2020年前後から、かなり景気は悪くなるでしょう。そうすると排外主義や弱者たたきが一段とはびこる。おまけに国家財政は大赤字が溜まり放題溜まっている。

安倍晋三改憲だけすればいい、あとは野となれ山となれ、を地で行っています。これから天皇の退位イベントとオリンピックで安っぽいナショナリズムを刺激して人々の不満をそらすのかもしれません。そういう無責任な総理大臣とそれに盲従するバカな政治家を選んだ国民がバカなんですが、これからの日本はマジでやばそうです。

◎読書で取り上げられた本は、前川喜平寺脇研両氏の『これからの日本、これからの教育』です。SPYBOYさんの紹介によりますと「前川喜平氏は言わずと知れた前文部事務次官、寺脇氏は門下大臣官房審議官としてゆとり教育のスポークスマンを務め「ミスター文部省」と言われていたそうです。この本では加計学園の問題を検証しながら、彼らが手掛けてきた生涯学習ゆとり教育、夜間中学などの改革について語り合っています」。

〇関西のテレビ局は、元官僚の寺脇氏や古賀茂明氏を夕方のワイド番組のゲストによく招いていました。よく考えると、維新が利用して放り出した感じの二人ですね。お二人とも、特に寺脇氏は、教育行政や教育問題について公平で問題の核心を突いた発言をされていて好感が持てます。その寺脇氏は、前川喜平氏の加計学園問題で話題になった時も、元文部官僚の先輩でありながら、自分より高い身分にまで上り詰め、かつ政府との板挟みで苦労をしたであろう前川氏のことを、これまた公平で公正なコメントを寄せておられました。寺脇氏のコメントを聞いた多くの視聴者は、おかげさまで加計問題で前川氏の果たした役割がかなり良く理解できていたのではないかと思います。
〇そのお二人が日本の教育について語っているというこの本、興味津々。SPYBOYさんの感想もずいぶん力がこもっているようです。まだ現役でお仕事をされているSPYBOYさんの感想の一部を:

この本で最も印象に残ったのは、前川、寺脇、両氏の組織内での身の処し方、戦い方です。組織に属している以上 自分の意にそぐわないものでも組織の命令に属さなければなりませんが、ただ命令を聞いているだけならバカも同然。前川氏や寺脇氏、それに彼らの先輩らが如何に面従腹背してきたか。如何に抵抗してきたか。彼らの体験談は今も組織に属しているボクも非常に共感できるし、とても勇気づけられます。

◎SPYBOYさんの熱のこもった感想の締めくくりは、「かっては文部省の中で、退官後は夜間中学やNPO、大学という持ち場で小さな戦いを実践している前川・寺脇両氏がこの本で語っていることは、現代のゲリラ戦教本みたいなもの、と言ったら言い過ぎでしょうか😄」というものですが、是非、ブログを訪ねて読んでみてください。

ということで、今週も官邸前抗議へ。#金曜官邸前抗議
冬本番。ほんとに寒ーい。おまけに抗議の始まる少し前から雨が降り出しやがった☔😇 でも来週は野暮用で官邸前抗議にいけないので、そんなことも言っていられません。悪天候の今日、参加者は400人。

◎雨が降ろうが槍が降ろうが…本当にご苦労様、お疲れ様、そして、ありがとうございます。まだやってるのか…と思っている人たちがいるでしょう。400人の皆さんに心からごくろうさま、ありがとうです。さて、ここで取り上げられているのが、4日のNHKクローズアップ現代+の「中国”再生エネ”が日本を飲み込む!?」です。中国が再生可能エネルギーの普及に懸命に取り組んでいるという特集をやったそうです。私も見逃していました。

原発の替りを再生可能エネルギーで、というわけです。電子マネーをわずか数年で300兆円以上もの規模まで普及させた中国です。再生エネルギーだって、やり始めたらものすごい勢いで進めるに決まっています。

◎ブログではわかりやすいグラフを用いて中国の再生エネルギーへの意気込みが紹介されています。いよいよ、エネルギーの分野でも日本は取り残されてしまいますね。今回も、有益な内容が一杯のブログを是非訪ねてみてください、こちらです:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20171208/1512732346


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◎マガジン9条の「三上智恵の撮影日記」の最新は11月22日付で、タイトルは「第77回:埋め立て資材の海上運搬始まる〜抵抗する国頭村の人々〜(三上智恵)」です。
この中に、沖縄の翁長知事を公然批判した基地反対闘争のリーダーのことが書かれています。翁長知事については、県知事に当選した当初から、また裏切るに違いないと言う人たちが、沖縄の立場に立つ側にもいましたので、私も心配していました。三上さんのこの記事で、翁長知事とリーダーとの関係、きっとこの通りだろうと思いました。
三上さんの国頭村(くにがみそん)の人々についての記事は、その沖縄の闘いの複雑さと難しさについて語られています。動画は、三上さんらしい問題のとらえ方です。基地建設に加担する青年と戦争体験から反対する老人。対立はするけれど話し合える。話し合いはするが生活が懸かっている。政府はまさにそういう人たちを利用しつつ日本の安全保障を沖縄に押し付ける。哀しい現実に、本土がいつまで黙っているか・・・
★動画と記事をコチラで:http://maga9.jp/mikami171122/ (私が豊中で見た三上智恵さんと映画についてはコチラ:http://d.hatena.ne.jp/cangael/20160118/1453084770