WRHの村本さんと白土三平さんと太陽の塔と・・・

◎最近、テレビ朝日のモーニングショーを見なくなりました。開けても暮れても相撲界の暴力沙汰の後始末問題ばかりで面白くないので見ていなかったのですが、木曜日、たまたま玉川さんのコーナーを見ると、あれあれ、ウーマンラッシュアワーが取り上げられています。2日前のブログで取り上げたところだったので、え〜っ!でした。
途中からでしたが村本さんがインタビューに答えています。なかなかしっかりした人ですね。アメリカやフランスへ行って海外のお笑い事情や、庶民の政治に対する考え方を探ってきています。それで、日本の現状やお笑い界を客観的に批判的に見る目が備わっているんですね。もともとは福井出身で日常生活と大飯原発は切り離せないものだったのに、「原発」と一言いうだけで固まってしまうような反応に、何か原発をタブー視したり忖度する空気を感じて疑問を持ち始めたそうです。熊本や沖縄では現地の人たちの大変な反響があり、そこで必ず全国放送でも話すからと約束、17日のフジテレビ系の「THE MANZAI」でその約束を果たしたわけですね。

今の芸人は、芸人をやりたくて芸人をやっているんじゃない、みんなテレビに出たくてやってるんだ。注目を浴びて発信できる立場の人間が、言うべきことを言わないで済ませていていいのか・・・このあたりが真面目ですね。そして、言われて笑っている人たちは他人事だと思って笑っているのが舞台から見ているとわかる。そこで、「お前たちのことだ!」が出たそうです。綾小路きみまろさんの年寄りネタも、笑ってる人は自分のことだと思ってない、と村本さんが言ってましたが、そこは一寸、違うかな〜。あれは、分かってるんですよ、みんな年取れば一緒だって、自虐の笑いもあるんじゃないかな〜と思うんですが、どうかな・・・
◎夫が仕事を止めて年金生活になったら、日経新聞を止めることに決めていましたが、いざ仕事を止めても、どちらからも新聞を変えようという話にならず、2年以上が経ちました。ところが12月に入って、ついに夫が小さい活字が読みづらいと言い出して、販売店さんに朝日を入れてもらうようになりました。今、夕刊は日経と朝日と讀賣の三紙がそろうことがあり、自然と読み比べになります。

長年、読んでいると好きなコラムもあり、なかなか代えがたいものがあります。私はほとんど最終頁の文化欄と「私の履歴書」を愛読していましたが、最近は政治、経済欄も読むようになりました。慣れないと抵抗があって変えるのを止めようかと夫も悩んでいました。27日の朝日の夕刊に白土三平さんの写真と記事が載り、私もやっと朝日に変えてもいいかな〜と思えるようになりました。
白土三平さんの作品との出会いと言えば、私は「シートン動物記」が最初でした。飛び切り絵の上手な漫画家が現れたととても新鮮な衝撃を受けて何度も読み返していました。そのうちカムイ伝になりカムイ外伝に。学生時代、漫画に階級闘争が描かれていると騒がれていました。社会人になった息子が東京から戻って同居するようになった時、全巻そろっているのに驚いたことも。映画にもなって、見て失敗、見るんじゃなかったと思ったこともありましたっけ。

その白土三平さん(85歳)のまるで漁師かお百姓さんのような顔に引き付けられました。記事の一部を書き移しです:

ー 民衆の抵抗はむだなのでしょうか?
私はそうは思いません。武士社会の中で一揆は農村の宝物。心を一つに対抗しました。真田幸村も、滅びゆく側につきましたね。ひとはじつげんしうることを夢見ると思います。
  

ー 「カムイ伝」を通じて伝えたかったメッセージは?
カムイ外伝」に男として生きた飛天の酉蔵(とりぞう)という女の殺し屋が、最期、「飛んでる! 飛んでるぜえ!」と言うシーンがあります。自己開放です。あのページがすべてです。いいセリフが描けたと思っています。女が解放されない時代、平等になりたいという願いが「飛びたい」に表れました。時間を超え、性別を超え、人の願いは伝わっていくと思います。今の時代も、もっと女性が活躍した方がいい。でも、読んで、感じてくれたらいいです。

記事によると、今年の春、軽トラで崖から落ちて3か月入院されたそうですが、ご本人の「もう連載することはできない」の言葉が信じられないくらいお元気そうなお顔ですし、まだまだ何か期待できそうな気がします。

◎もう一つは太陽の塔
 
岡本太郎のこの太陽の塔は、先日、ヨーガの最終日、「風の杜」のロビーから大阪平野を見渡しても、万博の森の真ん中に突っ立って見えるぐらいの大きさです。
70年大阪万博の夢のあとですが、立派に岡本太郎は残っています。
いよいよ、その太陽の塔の内部が来年の3月から公開されます。
リビングというミニコミ誌から写真を。
当時、実家は親戚や私の沼津の同僚たちの万博見物の宿屋状態でした。
私は丁度、長男を身ごもっていたので帰省しても万博へは行かずで、その後、民族学博物館とか日本庭園など跡地を訪ねただけです。今度は、いつか必ず行って、塔の内部の岡本太郎の作品を見たいと思っています。
◎27日のウーマンラッシュアワーを取り上げたブログにいただいたコメントのお返事に書いたのですが、ぴったりのツィートを見つけました。写真はコメント欄に貼り付けられないのでコチラに。やはり、どのテレビ局も奥歯にものが挟まったような、あるいは、肝心のニュースは取り上げないでお茶を濁すような番組作りに走っているのは明らかにこの首相とのお食事会の影響ですね。メディアのトップが何年もこんな関係を続けている民主主義の国ってあるんでしょうか? これで批判的な姿勢を保てるわけがありません。そんな情報しか得られないで選挙をやっても結果は分かり切ってるわけですから日本も本当にダメになります。前原氏と小池氏の罪は深いですね。あの時、野党共闘ができていれば安倍さんを下すチャンスだったのに…そのうえ、またNHKにはこんな(↓)人物が経営委員に送り込まれるようです。思いのまま、ですね。

内田樹さんがリツイート

◆HOM55
‏@HON5437 12月27日

12月26日。またマスコミ幹部が首相の下に参集し、しゃぶしゃぶ食って喜んでます。こんな風にメシ食って馴れ合いを続けるのが健全な訳ありません。自ら進んで餌付けされに行くっておかしいでしょ。特にNHKの島田とかさ、あんた公共放送だろう!日曜討論を目にするたび腹が立ちます。


◆蓮見唯香‏
@YUIKA322

藤崎一郎[元外務省北米局長]日米合同委員会メンバー普天間移設交渉時「米側からの指示」辺野古が絶対だと虚偽の公文書で総理を騙し、また密約文書を勝手に破棄「存在しない文書=怪文書」とした米国の手先が[NHK委員]に。国民の知る権利が永久に破棄され続ける国
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