今年の終わりに

酉年の今年も終わります。
振り返れば、いろんなことがあった一年でした。
百一歳を超えた父の隣で暮らしていますと、
一日一日を健康で楽しく暮らすことのありがたさを感じます。
こうやって生きていけることがまず本当に大変なことなのだと、
夫が仕事を変わるたびに思いました。
今は年金生活に入り、もったいなくて申し訳ない気持ちで暮らしています。
できれば、沖縄の基地の周りで暮らしている方たちにも、
全国に散らばった福島出身の方たちや、不安を抱えて残った人たちも、
安心して暮らせる日本になってほしいと強く思います。
政治が、安心して暮らしたいという大勢の人たちの願いを踏みにじって、
暮らしとは別の国家目標のために権力を使うようになってほしくありません。
来年が今年よりも楽しい年になりますように・・・


太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。


次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。


◎今年の最後を「shuueiのメモ」(d.hatena.ne.jp/shuuei/)さんの28日の記事の紹介で終わりたいと思います。

本音のコラム  鎌田慧(かまた さとし)
2017/12/26 東京新聞



 安倍政権は認めたがらないが、今年は原発行政終わりの始まりの年だった。夢の、とうたわれた「高速増殖炉もんじゅ」がなんの成果も上げないまま、あえない最後となって一年。こんどは福井県大飯原発1、2号機が廃炉、いよいよ日本も廃炉時代を迎える。


 福島事故の4基、さらに美浜2基、浜岡2基、敦賀、島根、玄海、伊方も1基ずつ廃炉になった。
福島第2の4基の再稼働はとうていムリ。青森県の東北電1基、建設中の東電1基、電源開発大間原発も見通しなし。


 六ケ所村の再処理工場は計画から30年、完成予定から20年たっても試運転さえ成功しない、歴史的遺物だ。もんじゅの経費は1兆円だった。が、再処理工場はたとえ稼働できてもこれから14兆円以上を空費する。


 おなじ敷地内にあるウラン濃縮工場、建設中のMOX工場も止まったまま。原発は黄昏どころかつるべ落としの落日を告げ、時代は自然エネルギーヘと急速にむかっている。先の衆院選でも、各党恐る恐るとはいえ、「脱原発」を公約に掲げざるをえなくなった。


 来年は首都圏を恐怖にさらすポンコツ東海原発の再稼働を止めたい。原発ゼロにむかいながら、国際的な恥辱といえる「核兵器禁止条約」からの日本の脱落を糾し、人類の愚劣さでもある、米国と北朝鮮の核戦争の脅しあいを止めさせたい。

今年もブログを訪ねて読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。