NHK「マイ・ラスト・ソング」から「フランシーヌの場合」へ


水曜日の夜、報道ステーションからNHKに切り替えると歌番組?で朧月夜が終わるところでした。小泉今日子さんが、戦争の生の話を伝える最後の世代だと話しています。えっ!キョンキョンって、もう、そんな年?と思っていると、お母さんは昭和12年生まれとか。
樹木希林さんが、昭和18年生まれで戦争は知らないけれど空腹は知っていると話しています。希林さん、とても美しい。小泉さんの隣にいるのは満嶋さん。小泉さんと希林さんの間にいるのは又吉さん。満島さんはNHKの番組でシリア難民キャンプを訪ねた時の話をしています。大きくなったら何になりたいと問うと、男の子は早く大きくなって、父を殺した敵を討ちたいと話したと。
いったい何の番組?と思いながら見ていると、”人生のラストソング”とか。最後の締めくくりのお話に希林さんが「疑うことが大事。自分を疑うことも大事」と話し、みんながそれぞれ、大切ですねという話を。今の世相とリンクした素敵な内容のお話でした。ネットで探ってみるとNHKの紹介がありました。

NHK
3月25日 2:30 ·
マイ・ラスト・ソング〜人生の最後に聴きたい歌は〜
[総合]3月28日(水) 午後10:00〜10:50
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=13853&f=fb
  
小泉今日子の人生において忘れることができない恩師、それがドラマ演出家の久世光彦だ。小泉は、久世が残した「マイラストソング」というエッセイをもとに、朗読と歌の舞台を10年にわたって上演してきた。
今回、この小泉のライフワークがテレビ番組になった。小泉の朗読と、聴く人の人生に寄り添う、日本の「いい歌」を届ける。
さらに樹木希林満島ひかりを迎え、「女子会」さながらに人生についてディープなトークを展開する。
  
【出演】小泉今日子 樹木希林 満島ひかり 又吉直樹 浜田真理子 奇妙礼太郎


小泉今日子のライフワークがついに番組に!樹木希林満島ひかりとの「女子会トーク」が炸裂! マイ・ラスト・ソング 人生の最後に聴きたい歌は

◎それにしても、朧月夜の歌はどんな話だったんだろう・・・。ブログ仲間の「AO153の日記」さんの今日のブログに、この話が取り上げられていました。それで分かりました。引用してみますと:

敗戦後の引き揚げ船の中で、食べ物のことで二人の男が諍いあっていた時、目を負傷していた老婆が、小学唱歌「朧月夜」を歌いだしたとのことです。


♪♪ 菜の花畑に入日薄れ、見渡す山の端霞ふかし、春風そよ吹く、空を見れば、夕月かかりて匂い淡し ♪♪


その歌は、船の中で斉唱となり、諍いあった男二人も唱和したという話でした。番組によれば、実話だそうです。

そして、AO153さんのブログの内容は、ここから愛国心愛郷心の違いに移ります。愛国心は強制されますが、愛郷心は自然に生まれます。そして、戦前の愛国心教育を復活させたのが第一次安倍政権。

思えば、教育基本法を改正したのは、2006年、第一次安倍政権でした、教育を政権統制のもとに置きたいという願望から改正したのでした。それは、現在の、自民党政治家による「前川氏の講演への妨害」に明らかでしょう教育への政治介入です。あの当時彼らは「美しい日本」を標榜しました。第二次安倍政権が長くなった今、美しい日本ができたでしょうか。

◎改正教育基本法に心酔して、教育勅語を唱える幼稚園の延長として安倍昭恵氏が名付け親の「瑞穂の国記念小學院」建設を思い立ったのが森友学園の籠池夫妻でした。AO153さんのブログが詳しくこのあたりを書いておられますので、ぜひコチラ「諍いを昇華した唱歌 どきりとした歌詞」を:http://d.hatena.ne.jp/A0153/20180329/1522309845

NHK小泉今日子さんの人生のラストソングの番組が、安倍政権の教育基本法の話から森友問題にまで及ぶのに一寸びっくりですが、ここからもっと先があります。これには、ビックリよりも不思議なご縁を感じました。ブログ主さんは、今日、原町のスタンディングに自作のプラカードを持って参加、その帰りのラジオで新谷のりこの「フランシーヌの場合」の歌が流れたことを書いておられます。歌は、引用してみますと:

1969年ベトナム反戦を訴えて、パリで焼身自殺したフランシーヌという女性を追悼した歌でした。当時私は大学一年生でした。
歌詞を聞いていてどきりとしました。
この歌の2番に「ほんとのことを言ったら、お利口になれない」という歌詞がありました。どきりとしました。佐川さんは、お利口になりたかったのでしょうか。彼には、政権を愛する心はあったのでしょうけど、いや保身だけかもしれませんけど、日本国全体を愛する気持ちはあったのでしょうか。


そして、こう書いておられます:「フランシーヌの場合」の歌には、3月30日という、彼女の焼身自殺の日にちが繰り返し出てきます。そういえば、今日は3月29日です。だからラジオでこの歌が流れたのでしょう。そういえば、3月29日は、私たちの結婚記念日でもあります。37年目に入ります。

◎パリでフランシーヌが焼身自殺した69年の3月30日は、私たちが結婚した日です。だから、新谷のり子の「フランシーヌの場合」は私たちにとっても特別の歌です。今日、AO153さんのこのブログを読んで、明日が私たちの結婚記念日であることに気付きました。隣りとの行き来,洗濯、父の食事、看護師さん、病院、インスリンの注射の講習、とバタバタしている今日この頃、結婚記念日のことなどスッカリ忘れていました。先ほど夫と話したところでした。私たちは明日が結婚49年、来年50年の金婚式を迎えます。AO153さん、今日は37年目の結婚記念日とか、おめでとうございます! そして、NHKの番組の朧月夜・新旧教育基本法・「フランシーヌの場合」のブログ、ありがとうございます!