三種のアジサイと「日大危機管理学部名誉会長は安倍首相」

想田和弘
‏@KazuhiroSoda 5月29日
「公文書を書き換えたけど改ざんではない」「武力衝突はあったけど戦闘ではない」「潰せとは言ったけど反則しろとは言っていない」「物を盗んだけど窃盗ではない」「人を殺したけど殺人ではない」「無理やり性交したけど強姦ではない」「騙したけど詐欺ではない」「遅れたけど遅刻ではない」


山崎 雅弘さんがリツイート
▲YAF
‏@yagainstfascism 5月28日

長妻昭氏「財務省職員が亡くなっておられます。これが『美しい国』ですか。国民や国会が虚偽資料や虚偽答弁で騙されていた…。ここで見過ごしたら将来に大きな禍根を残します国民に本当の事を言わなくなった国が、どういう末路を辿るのか。我が国の昭和の初めの歴史を学べば、自ずからわかる筈です」


内田樹さんがリツィート
▼fote
@fote7 5月27日

#アニメで学ぶ安倍政権

◎いよいよ五月も終わります。来週は母も退院して、わが家と両親との新しい生活が始まります。”その前に行っといで”という夫と母に感謝して、半年前に決めた6月3日のコンサートを聴くために東京へ出かけてきます。準備のため、ブログをしばらくお休みします。

今年は、椿と西洋アジサイアナベルの下にあるヤマアジサイが元気です。
小さいですがたくさん花をつけて、色も濃い群青色がとても美しい。
中に一つ去年の花がドライフラワーになっているのがあります。

アナベルは、背丈とボリュームはヤマアジサイの倍以上。
幾何学模様のような蕾が、徐々に白く色づいてきます。
日本のアジサイは木ですが、アナベルは茎です。

そして北側、玄関先の柏葉アジサイ
これも今年は勢いがよくて咲き方は爆発状態。
一房30センチ以上もあり、水平に咲いているのもあります。

◎日大アメフト問題については、関東学生アメフト連盟が内田監督の言い逃れを虚偽認定してコーチともども除名処分に。きっかけは、宮川選手による記者会見でした。大人が嘘をつきまくり、若者が真実を語る。恥ずかしい現実ですが、まだ少し救われる思いがします。
政治の世界は大学スポーツとは違って、見ようによっては、ファシズム体制への幾重にも周到な準備を重ねて絶対の自信を持っての最近の安倍政権の開き直りのようにも見えます。
日大の危機管理学部については、”危機管理がなってない”などと冗談か皮肉で取り上げられますが、名誉会長は安倍晋三首相です。日本に3つしかない危機管理学部、残り2つは、安倍さんの”腹心の友”加計氏が経営する大学です。いったい何のために何を学んでいるのか?
●「くろねこの短語」さん、29日のブログ、例によって長いタイトルは<「贈収賄はまったくない、という文脈で一切関わっていないと申し上げた」(安倍晋三)・・・いわゆるひとつの「新しい判断」! 言ってろ!!&安倍晋三は日大危機管理学部の名誉会長だった。>から:(引用元:http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-4baa.html

 ところで、危機管理学部は日大と加計学園系列の大学にしかないって26日のエントリーに書いたんだがなんと日大の危機管理学部名誉会長はペテン総理なんだとさ。顧問には自民党の議員の名前もチラホラあって、なんだみんな同類だったとさ・・・てなわけで、お後がよろしいようで。

日大の危機管理学部、名誉会長に安倍晋三首相!現職議員も多数!設置は日大と加計系列のみ

情報速報ドットコム 2018.5.28


日本大学のアメフト問題で危機管理学部の存在に注目が集まりましたが、この危機管理学部が所属している上位組織の一般社団法人「日本安全保障危機管理学会(JSSC)」には安倍晋三首相の名前があることが分かりました。公式ホームページを見てみると、役員リストのトップに名誉会長として安倍晋三首相の名前があり、他にも和田政宗議員や元みんなの党代表・渡辺喜美議員、元防衛大臣中谷元議員の名前などが並んでいるのです。
特別顧問には出雲大社の千家尊祐氏の名前も見られ、普通の大学の危機管理学部とは別格の存在であると言えるでしょう。

(全文は:https://johosokuhou.com/2018/05/28/5712/)

●「青空学園だより」さんの5月27日のブログ(http://d.hatena.ne.jp/nankai/20180527)でも、日大の危機管理学部について言及されています:

ところで,日大で有名になったが危機管理学部,その危機管理学部のあるのは,日大と千葉科学大学倉敷芸術科学大学,後の二つは加計学園.そして危機管理学会の名誉会長が安倍晋三この危機管理学会にはどんな論文が出るのだろう.いかに嘘をついて,その場をやり過ごすかを,書くのだろうか(笑ってはいけない).これについては,あいば達也さんの分析が鋭い「フィクションでも描けない不思議 加計が親分で安倍がパシリ」である.ナチスがどのように権力を握ったのか.憲法をどのように変えるのか,などを研究しているのだ.そして,日大の対応と安倍の行動が共通の基盤のうえにあることが,大変わかりやすい.またこれは近代日本がここまで堕ちた証しでもある.これをどう考え,そしてどうするのか.・・・・(省略)

と紹介されている「世相を斬る あいば達也」さんのブログは、連日、安倍政権の危険性についてです:
29日が「●フィクションでも描けない不思議 加計が親分で安倍がパシリ」
https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/3c1d074b8bc400405cd1e1a277b5e0a2」)、
翌日の30日は、「●ファシズム体制に入った安倍政権 気づいた時にはズブズブ 」(https://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/a2e2cc53fa5389b7fc933318055947ff

◎もうあまり気にならなくなってきたのかもしれませんが、NHKをはじめ日本のメディアの伝え方のおかしさ。安倍首相の生中継が増えて編集されない生の言葉をNHKが流すようになったのは、間に挟むと伝わらないと言った安倍首相のご意向からでした。それから、メディアが中立を装って、批判精神を発揮せず、ただ傍観的な”垂れ流し”でお茶を濁すようになって久しい。もう、慣れっこになっていて忘れる時もあるくらい。山崎氏の指摘です:

▲山崎 雅弘
@mas__yamazaki 5月29日

・政治の中枢で、倫理面での「パラダイム(規範)の転換」が起き、以前は「ファウル」と判定されていた行為が「フェア」になり、「アウト」と判定されていた行為が「セーフ」になる。社会の常識や善悪の観念すら根底から揺さぶる異常な状況であり、「与党は」「野党は」という政局レベルの問題ではない



・しかし大手メディアが「首相や財相は何々と発言」「これに対し野党は猛反発」と、古いパラダイムの図式でしか国民に伝えないなら、国民は事態の重大さを皆目理解できない。「また与党と野党の争いか」というレベルの問題だと軽視する。そして「野党は弱いから仕方ない」とあきらめる。権力者の思う壺。


右から左への垂れ流し報道は、メディア側が「直接的な責任」を負わずに済む代わりに、首相や財務相の発言が広報拡散されて社会に影響を与える現象の「間接的な責任」を生じさせるが、直接的ではないので、安倍首相がやっているのと同じ論法で責任逃れできる卑怯さという点で、安倍首相と変わらない