「日本の水道をすべて多国籍企業に売り渡す自民党」と「オウム7人死刑執行」


7月7日、大雨の七夕になりました。山紫水明の日本の自然美は、自然災害大国にも。早く雨が上がってほしいと願っています。実は、この土曜日は、先生がお元気なら平家物語購読の18年度の年度末最終回の日でした。6月に突然の打ち切りのお知らせで、世話役を務めた相棒のMさんから直後に電話があり、会いたいね〜ということになり、私たち年度の前後の世話係さんに声をかけて、いつもの時間に中央生涯学習センターの2階の喫茶るうぷで会いましょうということに。その前日の昨日、Mさんから電話で、明日はやめようということに。新聞を取り出たり、ゴミ出しだけでも濡れてしまうような大雨、70代から80代の集まりはとても無理ということです。そして、昨日の金曜デモは、「特別な1日」のブログ主のSPYBOYさんによりますと、「●今週金曜日の官邸前抗議は翌日土曜日に大規模抗議集会があるので、お休み。ブログのアップも土曜日の夜に」ということです。東京は、雨が降らないように!


●サッカー騒ぎの中、衆議院で通った水道民営化の法案は、通ってからでは遅いのですが、重大問題です。水、空気、土壌、私たちを取り巻く自然環境とそこで生きていくための電気、ガス、水道、道路、など「社会的共通資本」は、日本と日本人が生きていく上でなくてはならないもの。空気が放射能で侵されるのは困るから、琵琶湖の水が侵されては困るから原発再稼働反対です。その水を株式会社に売り渡していいのか?です。

内田樹さんがリツィート
Karyn NISHI-POUPEE
@karyn_poupee 7月5日
パリ市は一時的に水道を民営化したが、やっぱり大失敗だったから公営に戻した。日本の政治家の皆さん 、元パリ市長に聞いてみてください。しかも、いくつかの他の国でも民営化をやめる傾向がある


異邦人
@Beriozka1917
思えば、種子法が廃止された際も殆ど表立った報道らしきものは無かった。今回の水道民営化法案も同じ市民の共通財産を売り飛ばすというだけでなく、我々が日々口にする「食」と「水」という人々の生物的な生存を脅かす法案が、多くの人々に知らされぬまま成立していく日本の現状は怖過ぎる。

●水道が民営化されるということは・・・5年前、なぜ麻生さんはアメリカで日本の水道を民営化することを発表したのか? 誰が得をして誰が損をするのか? 「カレイドスコープ」さんの記事がズバリ指摘しています。こういう見方もあるというので是非読んでみてください。一番下に、内容を一部コピーです:(全文はコチラ:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2044.html

日本の水道をすべて多国籍企業に売り渡す自民党



麻生太郎が、「日本の水道はすべて民営化する」と言い出しました。
このことは無条件に、日本人の命の糧を多国籍企業に差し出すことを意味します。

麻生太郎の祖父・吉田茂日米安保のときに、「日本の国土を米軍さんの好きなように使ってください」と、八百万の神々が住む日本の国土をあっさり献上したのです。

以来、日本は苦しみ続けているのです。「血は争えない」とはこのことです。


日本の水道は国営だろうが、市営・町営だろうが、すべて民営化します」


<省略>(一番下に続く)

●大雨の被害を伝えるテレビ画面にニュース速報が入って、麻原死刑囚の死刑執行が知らされました。それから、続々と? ちょっと異常な事態ではあります。まず、死刑制度を問題視するEUの反応から:

内田樹さんがリツイート

駐日欧州連合代表部@EUinJapan 7月6日
本日、オウム真理教の教祖、麻原死刑囚ら7人の刑が執行されたことを受け、EUEU加盟国およびアイスランドノルウェー、スイスの各駐日大使は共同声明を発表した #EUinJapan http://euin.jp/20180706a

●たくさんの疑問、本当に、なぜ??

きむらとも
‏@kimuratomo 7月6日

なぜ今日なのか
なぜ7人が一斉に今日なのか
なぜ執行前から情報が出てきたのか。
なぜ執行手続き段階から報道されるのか。
なぜ死刑執行がリアルタイムで報道されるのか。
なぜこれらの「なぜ」に、恐怖どころか、なぜとの疑問すら持つことなく、「死」を嘲笑するツィートが出来てしまう人がいるのか。

法務大臣の会見にも疑問を感じました。有田氏が書いています:

有田芳生
@aritayoshifu 7月6日
・<オウム事件>法相、死刑執行「慎重にも慎重な検討重ねた」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000048-mai-soci 常識的に判断してありえません。麻原彰晃の裁判資料だけでも部屋ひとつが一杯になります。まともな法相ならそれを検証します。ましてや7人。後世の検証にたえうる麻原の精神鑑定も行っていません政治判断です


・刑執行の統計が取られはじめたのは平成10年11月から。1日に4人執行が最高です。上川陽子法相は、今日の7人をふくめ、これで10人の執行を行いました。のこり6人のオウム死刑囚も執行が近いでしょう。異様、異常な安倍政権です。

●前代未聞の7人の死刑執行の前日に、法務大臣は安倍首相を囲んでの飲み会に出席です:

本の虫
@hiro_akasaka 7月6日

7人の死刑を執行した法務大臣が前日夜に飲み会へ参加していて、1人ずつ死刑が執行される度にマスコミへ情報がリークされ、テレビでは並べられた死刑囚の顔写真にシールが貼られていく...

狂ってる。
本当に、私にはこの国が狂ってしまったようにしか思えません。

盛田隆二『焼け跡のハイヒール』祥伝社
‏@product1954 7月6日

それにしても、上川陽子法務大臣と安倍首相らが「オウム死刑囚の大量死刑執行の前日」に全員集合で、飲めや歌えの大騒ぎ
こんなアベ政治から、私たち国民はどんなメッセージを受け取ればいいんだ?

●再審請求中でも死刑執行! 何で急ぐ? 平成のうちに片づけたい? なんで??

異邦人
‏@Beriozka1917
7名という執行人数からリアルタイムの報道と、異例づくめのオウム死刑執行。特に問題なのは、法務省が執行手続等の情報を故意にリークして生放送を仕向けている点。オウムによる数多の残虐な犯罪行為は決して許されないが、死刑をショーにするというのは法治国家として有るまじき態度。信じられない。


mold
@lautream 7月6日
・韓国は近く死刑制度廃止宣言をする予定とのこと。
・前にもツイートしたけど、日本はアメリカと韓国の2カ国としか犯罪人引渡し条約を結んでいない。なぜなら世界の大勢である死刑廃止国は、死刑存続国からの犯罪人引き渡し要請に応じることはできないからだ日本は死刑制度があるかぎり、海外逃亡した凶悪犯罪の容疑者を捕まえられない。


町山智浩
@TomoMachi
死刑を廃止した国は約140続けている国は中国、インド、インドネシアアメリカ、日本など60くらいだそうです

●●●水道事業の民営化について、「カレイドスコープ」さんの記事、一部引用の続きです:
★引用元、全文はコチラ:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-2044.html
◎ここでは多国籍企業既得権益という言葉が出てきますが、5年経った今では、一般市民に理解しやすい理由が「老朽化」と「資金難」ですね。待ったなしの水道管取り換えに地方や国の財政では負担しきれない、民間に任せて・・・となりますが、民間って? 水道料金はどうなるの?

新世界秩序」から日本に送り込まれたエコノミック・ヒットマン


さて、安倍内閣は、その命の糧である日本の水を外資の獰猛な牙の前に、そっくり差し出しますよ、と言っているのです。

日本の生命保険会社のガン保険などの保険商品の認可凍結しただけでなく、今度は水までも売り渡そうというのです。

これほど重大な決定を議会に諮るでもなく、ましてや、日本ではなく、アメリカの、それもただの民間シンクタンクであるCFR(外交問題評議会)の下請け機関で真っ先に表明するのです。

おそらく、自分の思考力を持たない安倍晋三麻生太郎が、グローバリズムに汚染された日本の売国官僚によって、「TPP同様、水ビジネスでも日本は後れをとってはなりませぬ」などと言われて、あっさり了承したに違いないのです。


そもそも、なぜ水資源の豊かな日本が水道事業を民営化する必要があるのか、この二人のデクノボーにどこかの新聞記者が訊ねたことがあるでしょうか。日本のマスコミも、この水メジャーの真の狙いが分らないのです。


竹中平蔵産業競争力会議に提出した資料の中で、このように言っています。

「こうしたインフラは全国で約185兆円の資産規模と推計され、全国的に民間開放の動きを進めることで、少なくとも数十兆円規模の財源創出が見込まれる」

全国的に民間開放」と言っているのは、竹中の場合、日本企業向けではなく、グローバルな多国籍企業に対して全面開放しますよ、と言っているのです。
要するに、国民の最後の公共財を外資に売り渡して得た金で、もっと儲かりそうなことをしようよ、ということです。


今回の麻生太郎トンデモ発言で、安倍晋三麻生太郎竹中平蔵を司令塔として動いていることが、はっきり分かりました。

当然、反発が出ることを予想しているので、小泉政権時代に身につけた抵抗勢力」、「既得権益の打破」を呪文のように唱えているのです。

案の定、この筋金入りの売国奴は、「既得権益が物凄く抵抗しますが水道事業を民営化すべきです」とのたまわっているらしい。

TPP以降、めっきり大人しくなってしまった他の自民党議員たちは、この言葉で納得してしまうのです。
彼らの目的は、国会議員になることであり、少しでも政権政党でいることなのだから。

水道事業の既得権益とは、いったい何なのか、竹中平蔵はきちんと答えるべきでしょう
彼の手にかかると、国家の安全保障の基盤である公営水道までもが既得権益になってしまうのです。

国民のインフラに既得権益の議論を持ち出すのは、竹中のいつもの詐欺的手口であることを思い出してください。

何しろ、郵政民営化だけでは飽き足らず、NHKまで民営化しろ、といっているのですから、完全にアメリカのグローバリストの基準を日本に当てはめようとしていることは間違いのないことです。