折鶴のイメージは、日本、ありがとう、そして平和!!

西日本豪雨、死者158人不明72人。こんな大きな数字になるとは・・・ただただ言葉もありません。この非常時に自民党員や各大臣の危機感のなさにやっと批判という記事が新聞にも。毎日新聞(msnニュース」によると:

 10日は、石井啓一国土交通相がカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の担当として参院内閣委員会に約6時間出席するのを優先したことに批判が集中」「国民民主党矢田稚子氏は「一刻を争う状況でカジノ法案の審議をしていていいのか」とただし、立憲民主党辻元清美国対委員長は党会合で「国交省が中心とならないと、道を開けるなどができない。人命第一と言いながらカジノ第一だ」と批判。共産党小池晃書記局長もBS11の番組で「土砂災害の最高責任者は国交相。国会に座っている場合ではない」と指摘した。10日は
 一方、大雨の予報が出ていた5日夜に、東京・赤坂の議員宿舎で「赤坂自民亭」と称する飲み会が開かれたことへの批判も続く。安倍晋三首相ら自民議員数十人が参加し、西村康稔官房副長官片山さつき参院議員がツイッターに写真を投稿。首相や小野寺五典防衛相のほか、翌朝にオウム事件の死刑囚7人の刑執行を控えた上川陽子法相らが写っていた
 これに対し立憲の蓮舫参院幹事長は10日、「責任感があまりにも欠如している」と記者団に語り、社民党又市征治党首も記者会見で「初動対応を疑問視せざるを得ない」と批判した。自民党森山裕国対委員長は10日の会見で「こんな大きな災害になると予測できなかったと思う」としつつ、「できるだけ慎んだ方がいい」と語らざるを得なかった。公明幹部は「宴会をやるなとは言わないが、なぜネットに写真を流すのか」と嘆いた。(楽しかったからですね by 蛙の囁き)

こんななか、NHK世論調査での内閣支持率で、支持するが支持しないを上回ったとか・・・「どんな調査やねん!」と突っ込みたくなりますね。


◎さて、前回のブログで海外旅行での折り鶴のことを書きましたが、あの時のことを今頃考え直しています。1996年、二度目の神奈川のXさんとの旅行で、チューリヒを訪れました。ウェルザーメスト氏がチューリヒ歌劇場音楽監督を務めていてホフマン物語の上演があり、それがお目当てでした。昼間チューリヒの街を歩いて骨董店に入ったり、買った小さなカップ&ソーサーをもってチューリヒ湖の遊覧船に乗りました。折り鶴を折って子どもたちに渡すと、「ピース、ピース」と言いました。平和と言えばハト。折り鶴がハトに見えたのかと思ったので、「違うよ、首の長い、ツル、CRANEよ」と訂正したのですが、子供たちには通じなかったようなので、スイスにはツルがいないのかな〜と思ったのでした。
◎そうか〜、日本の折鶴は「平和」のイメージでスイスにはお馴染みだったのかもしれない,だから、折鶴を見て「ピース・平和」だと思ったのか〜私は折り紙で「ツル」を折ったつもりでしたし、折鶴に「平和」のイメージはまだなかったと今頃思い直しています。そういえば、広島の原爆の子の像は、貞子が折り鶴を捧げている像でした。折鶴と言えば、日本、平和! そして、ありがとう!というイメージですね。
Wikipediaでは:


佐々木禎子の像
原爆の子の像(げんばくのこのぞう)は、広島県広島市広島平和記念公園内にある、佐々木禎子(像のモデル、原爆による白血病で死去)の同級生らによる募金運動により作られた像。制作者は菊池一雄。1958年5月5日完成。


禎子の死から像の設立まで
1955年11月8日に、新聞で禎子の死を知った男の子から「禎子さんを始め、原爆で死んだ子の霊を慰める石碑を創ろう」と、禎子の同級生に提案があり、その設置に関する活動が始まった。11月12日に全日本中学校長会場で、『禎子の同級生8人によるビラ配り』が行われ、全国の中学校からも寄付金が寄せられた。12月に入ると広島市内の小・中・高校へも活動の参加を呼びかけ、『広島平和をきづく児童・生徒の会』が組織された。翌年(1956年)には、街中での募金活動が繰り返し行われ、年末までになんと540万円もの寄付金を集めた。後に募金活動の波紋が広がり、全国から三千校以上の学校が参加をするに至り、海外からも寄せられた。そうした事実に基づく映画作品である『千羽鶴[1]』(木村荘十二監督)も公開され、図書館(Video、DVD)などで鑑賞が行える。

◎折鶴は千羽鶴に見られるように、確かに『祈り』、『平和の祈り』を表していますね。そういえば、つい最近の折鶴と言えば、国連の核禁止条約の会議場、誰が置いたか、日本の空席に折り鶴が置いてありました。その羽には・・・・ 昨年の記事を張り付けてみます:

話題のツイート http://news.livedoor.com/article/detail/12863111/

国連の日本の空席に置かれた折り鶴 翼の部分に「#wishyouwerehere」
2017年3月29日 13時48分 トピックニュース


29日、日本共産党志位和夫委員長が自身のTwitterアカウント上で、国際連合の日本政府の席に置かれたという折り鶴を画像付きで投稿し、反響を呼んでいる。


国連では核兵器禁止条約の制定を目指す初めての会議が開催されたが、核保有国のアメリカやイギリスは欠席し、アメリカの「核の傘」にいる日本は、出席したものの条約交渉への参加は難しいという立場を取った。

同会議に出席した志位委員長は、この日本政府の決定に対して、「『米国が参加しないから、日本は参加しない』といっているだけだ。被爆国政府としての自主的判断はかけらもない。『怒り心頭』という被爆者の声を聞け!」と怒りのツイートを投稿。


その次のツイートで紹介しているのが、日本の席とされる場所に置かれた折り鶴だった。折り鶴の翼の部分には「#nuclearban」(核禁止令)「#wishyouwerehere」というハッシュタグが確認でき、志位委員長は「#wishyouwerehere」を「もしあなたがここに居れば」と訳している。


なお、「wish you were here」はピンク・フロイドの1975年に発表したアルバムのタイトルにもなっており、その邦題は「炎〜あなたがここにいてほしい」となっている

志位和夫
@shiikazuo 2017年3月28日

「国連会議」の会場で。
空席の日本政府席。「もしあなたがここに居れば」と書かれた折り鶴がおかれています。

時事通信が報じたところによると、この折り鶴を置いたのはNGO核兵器廃絶国際キャンペーンICAN)」のテア・カトリン・ミエルスタッド氏。平和の象徴である折り鶴を、交渉に貢献した国に対して贈る活動だが、日本の場合「『参加してほしい』という意味を込めた」とのことだ。