国会前集会と夫婦別姓訴訟法廷(想田監督)と”井上ひさしの自己責任”

日曜日は『1111原発ゼロ☆国会前集会』の日でした。
「特別な1日」さんが、参加された様子をルポされています。
秋晴れの午後、参加者は2500人だったそうです。
ぜひ、ブログを訪ねてみてください。是枝監督の映画レビューもあります。
★★★『1111原発ゼロ☆国会前集会』と映画『10年_Ten_Years_Japan』
★ttps://spyboy.hatenablog.com/entry/2018/11/12/

●11月7日に民間放送連盟賞を受賞した「南京事件2」はほかにも色んな賞を受賞したとか。こちらは8月に受賞したJCJ賞の授賞式の写真です。

山崎雅弘さんがリツィート
🌛⭐地中海熱の為、
ゆっくりペース 🍀🙇‏
@moonright1231

清水潔さん
「戦争のはじまりですよね。そういう所にこだわっていかないと本当の意味で戦争をとめるためのジャーナリズムにはならないんじゃないかな」
この言葉を聞いた時、私は何故か涙が止まらなくなった。今の流れの中で、この姿勢を貫くことは決して容易い事じゃない。http://www.news24.jp/articles/2018/08/18/07401728.html

NNNドキュメント・「南京事件Ⅱ」にJCJ
2018.8.18

優れたジャーナリズム活動に対して贈られる日本ジャーナリズム会議「JCJ賞」の贈賞式が18日に行われ、南京事件を検証した日本テレビの番組、NNNドキュメント南京事件2」が受賞した。


日本テレビ報道局・清水潔チーフディレクター「戦争のはじまりですよね。そういう所にこだわっていかないと本当の意味で戦争をとめるためのジャーナリズムにはならないんじゃないかな」


この作品は、「真相に執拗に迫った」と評価された。

アメリカ在住の映画監督想田和弘氏は、別姓の夫婦の結婚を認めない日本の法律は納得できないと訴えています:

想田和弘さんがリツイート

弁護士ドットコムニュース
@bengo4topics 11月7日
国側のあわてっぷりを撮影したかったです」 。想田和弘監督の夫婦別姓訴訟法廷で何が起きた?

想田監督「夫婦の20年を国が否定するのは脅威」、夫婦別姓訴訟で「法律に不備」と意見陳述



・選択的夫婦別姓を求め、映画監督の想田和弘さんと舞踏家で映画プロデューサーの柏木規与子さん夫妻が起こした裁判の第2回口頭弁論が11月7日、東京地裁で開かれた(古田孝夫裁判長)。想田さん柏木さん夫妻は、アメリカで別姓のまま法律婚をしたにもかかわらず、日本の戸籍に婚姻が記載されないのは、立法に不備があるとして、国を相手取って婚姻関係の確認などを求めて提訴している。


憲法第13条には「すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」と書かれていることから、「私たちが別姓を選択しても、他の人の自由や権利が侵害されることはないのに、日本の法制度が別姓を選択する自由を阻んでいる」と訴えた。・全文はコチラ:https://www.bengo4.com/internet/n_8815/)

●意見陳述書の全文です。これを読むと、なるほどと思います:

山崎雅弘さんがリツィート
旧姓利用中男性研究者
‏@Okonomiyaki2099 11月9日

一読しました.素晴らしい陳述書です.ほんと,1000000%賛同します!


>理解に苦しむのは、私たちが別姓を選択しても他人の自由や権利が侵害されることはない、つまり公共の福祉に反しないのに、日本の法制度が別姓を選択する自由を阻んでいることです。

想田和弘
@KazuhiroSoda 11月8日
ニューヨークに戻りました。夫婦別姓訴訟で11/7に東京地裁の法廷で読み上げた意見陳述書の全文です。
https://docs.wixstatic.com/ugd/4ef761_9c329614f53443de8f3203d0108cfa60.pdf

安田純平氏帰国の際のトルコ航空、粋な計らいですね:

内田樹さんがリツイート

志葉玲
‏@reishiva 11月8日

テレビで好き勝手言っている日本人タレントより、トルコ航空の皆さんの方がよっぽど暖かいな人としてマトモだ
志葉玲さんが追加

布施祐仁
@yujinfuse
トルコ航空、安田さん帰国時の航空券代金の受け取り辞退(TBS系(JNN)) -
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181108-00000000-jnn-int

●外国人記者の方たちには、なぜ安田氏が謝罪しなければならないかが不可解。ジャーナリズム精神を日本は分かっていないと思ってか、懸命に説いてくれますが、日本は個人の責任を問いますし、それは家族にまで及ぶと・・・

内田樹さんがリツイート

異邦人
‏@Beriozka1917 11月9日
外国特派員協会での記者会見で「危険な現場に行き、そこで何が起きているか取材して、政府にコントロールされずに表現し伝えることこそが記者の仕事」と、ジャーナリズム精神を真剣に説く外国人記者に謝罪を疑問視され、それでも謝らざるを得ない安田さん。この対比が日本社会の惨状を物語っている


想田和弘さんがリツイート

日仏共同テレビ局France10及川健二
@esperanto2600 11月9日

国境なき記者団安田純平さんは謝罪すべきでないと声明を出した国際標準だ

●「ウィンザー通信」さん、自己責任論について井上ひさしさんの記事を掲載。イラク事件の際に、さすが文学者で言葉のプロである井上ひさしさんは「自己責任」という言葉の使い方の間違いを指摘されていました。写真と書き起こし記事を引用させていただきます。引用元:https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/f03e4a57bea3286760eee7abd875d21d


記事の内容を書き起こします。


「使命感持ったら果たすのが自己責任」


シリアから帰国したフリージャーナリスト安田純平さんに対し、「自己責任論」に基づく批判が鳴りやまない。
2004年のイラク人質事件でも、同様の批判が起きたが、仙台文学館仙台市)初代館長で作家の故・井上ひさしさんは、当時の文章講座で、
「自己責任の言葉の使い方を間違っている」と語り、日本社会のあり方を問うていた。


井上ひさしさん 生前語る


イラクでは2004年4月、日本人3人が拘束され、程なくして解放された。
当時は一部の新聞でも、社説で、
「自己責任の自覚を欠いた、無謀かつ無責任な行動が、政府や関係機関などに大きな無用の負担をかけている」
「自由な選択が保障された国だからこそ、それに伴う自己責任が求められる」などと論じられた。


批判の間違い指摘


こうした中、同年5月15日に、文章講座が開かれた。
井上さんは、文章の句読点の打ち方を説明するうち、おもむろに、3人へのバッシングについて、「あれ、間違いなんです」と切り出した。

講座によると、『責任』の語源は『レスポンス(応答)』のラテン語にあり
「ここで問題になるのは、誰が何を、誰の前に応えるのか」と説明。
法律の前で、神の前で、社会の前で、自分の前で…。
そう例示した上で、
「自己責任という言葉は、自分の前でしか使えない。
自分が使命感を持ったら、それを果たすのが自己責任。志を立てたのにやらなかったら、自分が許さない」と語りかけ、
イラクに行った3人は、逆に、自己責任を果たしたことになる、と説いた。

◎「AO153の日記」さんの10日のブログには「『自己責任論』を嘆く長歌」が発表されています。「私は昔高遠菜穂子バッシングを見聞したとき、どす黒い真っ暗闇を感じました」という書き出しで始まっていますが、長歌の一連目を引用させていただきます。私も2004年の高遠さんに対するバッシングに得体のしれない怖さを感じた一人です。その時の思いとも重なります:


    自己責任論を嘆く長歌

  哀しからずや   日の本の
  自己責任論の   冷たさや
  遠き危険地    命がけ
  他国の民に    心よせ
  苦しみ知らせ   援助する
  安田純平     高遠を
  自業自得と    何故切り捨てる
  他国の民なぞ   どうでもいいか?
  いつからそんなに 冷たい民に
  なり下がったか  日本国民
  私は何も     できないが
  彼等を非難は   絶対しない


★★引用元「『自己責任論』を嘆く長歌http://d.hatena.ne.jp/A0153/20181110/1541817768