風気味の日は針仕事…


風邪気味だと思っていましたが、昨日はとうとう喉をやられて声が出せなくなりました。目も右目が赤くなっているので疲れ目かな。今週は夫が月曜から四日間連日お医者さん通い。一つはボランティアでC型肝炎の治癒後の血液検査の結果を聞くものでしたが、後は歯医者に整形外科、それに眼科です。私は、お医者さんに掛からず薬も飲んでいないのですが、先週は何回か暖かい日に汗をかいたせいか風邪気味でした。置き薬の漢方の風邪薬を出して飲み、家に居てじっとしていました。母を3時のお茶に呼ぶと、また大きな声を出さないといけないので、それもパス。その代わり、気になっていた針仕事をすることに。

3月に母が入院して、私が隣の父のところ日に何回となく通わないといけなくなって、玄関から玄関を行き来することに。これは危ない、今度は私がいつかケガするに違いないと心配に。そこで、この家を建てたときに開けておいた引き戸を思い出しました。
隣のキッチンのアルミサッシの引き戸と同じ位置に我が家のダイニングキッチンの板戸がありました。いずれ両親が寝たきりにでもなったときは行き来ができるようにと思っていたので、これは、”今でしょ!”ということで、石垣工事でお世話になった工務店の女性社長に電話して来てもらいました。すぐ工事に取り掛かって完成したのが暖かくなる春でした。長さ40センチ幅150センチの通路の床を作って屋根をかけてもらい、動かなかった板戸をアルミサッシの引き戸にしました。上半分はすりガラスになっています。父や母の人影が見える方がよいと思ったのですが、以前の幅3センチもあった板戸と比べると寒くて室温に影響します。応急処置で息子が置いて行ったストライプのシーツを利用して風よけにしていましたが、先日、生地類が入っている引き出しの中にあった厚手のニットの服地があるのを思い出しました。


お昼過ぎからとりかかって、針に糸を通してチクチク縫い始めました。切った後の始末をしなくて済むので楽々です。残った服地は、去年から夫に頼まれていた椅子の背あてカバーにしました。寒くなると木の冷たさを感じて嫌なんだそうです。
どうして着ているものを通して冷たさを感じるのかわかりませんが、リクエストに応えてカバーを作って、残りは風よけクッションを作ることに。つるしたカーテンの裾から冷たい風が入ってくるのを防ぎます。中に古くなったバスタオルを丸めて入れ両端をリボンで結びました。洗濯がしやすいように縫い付けないで、くるむだけにしておきました。

風除けカーテンは園芸用のポールを通す所を二本どりの糸で縫って、頂いた手作りのブローチやもう身に着けないブローチを止めつけました。
これで、外気の遮断と隙間風防止は完璧?です。夕食の時、母が「暖かそうでいいわね。誰が出てくるかと思ったら、お婆さんが登場だけど…」と笑わせてくれました。