予告通り、今週の金曜デモは「特別な1日」さんの苦手な忘年会のためお休み。デモの主催者のツィッターを掲載されていましたのでコピーさせていただきました。
★デモはお休みですがブログは書いておられます。タイトルは「『#軍事政権だっていいじゃない』と映画『コスタリカの奇跡』』(https://spyboy.hatenablog.com/)。
私もちょうどツィッターで『軍事政権だっていいじゃない」が引用されたツィッターを読んでいました。
内田樹さんがリツィート
松本創
@MatsumotohaJimu
なるほどこんな感じかと理解できるし、こういう気分の広がりを日々実感しているけど、そうなると、大阪の彼が再登場し、熱狂的に迎えられるという悪夢しか浮かばない。こういう感覚を一番よく理解・共有し、コントロールできる・実際してきたのが彼だから。
想田和弘
@KazuhiroSoda 12月13日
残念ながら、こういう日本人は若者に限らず少数派ではないと思う。彼らはそれがなんであろうと多数派につくことを選ぶので、自分が弾圧・抑圧される側になることは想定していない。だから平気なんだと思う。→「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち
民主主義は素晴らしい。今とりうる「最善」の政治体制だ。戦後の日本で平和を享受してきた私たちの多くが、そう考えているものと思い込んでいた。ところが最近は、そうでない若者たちも少なくない。「軍事政権も悪くない」と考える女子学生2人に、じっくり話を聞いてみた。民主主義って、どう思う?(玉川透)・全文:https://globe.asahi.com/article/11530020
◎「ライト独裁」として紹介されていたのですが、「らいと」は「右」ではなくて「軽い」の意味なんですね、「軽い独裁」。 読んでみたら、SPYBOYさんが書いておられるように、考えが浅くて・・・。
★SPYBOYさんが「答えは簡単」と書いて紹介されているツィッター
「軍事政権も悪くない」という意見に対する「反論・批判」として十分なので引用させていただきました。
★映画「コスタリカの奇跡」については、また別の機会に。
●さて、今日は、映画監督想田和弘氏のツィッターからです。
あまり大きく報道されなかったようですが
「甲状腺がん発症で労災認定」というニュースを取り上げてみます。
想田和弘
@KazuhiroSoda 12月12日
労災認定は今回で6人目。→甲状腺がん発症で労災認定、原発事故後 復旧作業に従事(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュースhttps://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181212-00000064-jnn-soci
甲状腺がん発症で労災認定、原発事故後 復旧作業に従事
12/12(水) 18:04配信
福島第一原発の事故後、電源の復旧作業に携わり、「甲状腺がん」を発症した男性が労災認定されたことがわかりました。労災が認定されたのは、茨城県にある東京電力の協力会社に勤めていた50代の男性です。厚生労働省によりますと、男性は11年間、放射線業務に携わり、福島第一原発の事故後は電源の復旧作業に従事していて、去年、「甲状腺がん」と診断されました。
累積された被ばく線量は「およそ108ミリシーベルト」ですが、そのうち「100ミリシーベルト」は原発事故後から3月下旬までの量だったということです。
これまでも原発事故後の作業の後、「白血病」や「肺がん」などを発症したとして5人が労災認定されていて、今回が6人目です。(12日15:51)
●こちらはNHKのニュースです。
想田和弘さんがリツイート
Koichi Kawakami
@koichi_kawakami 12月13日
Koichi Kawakamiさんがrimaをリツイートしました
「帰還後の生活パターンに応じた被ばく線量の推計...」
すごい日本語です。あくまで避難指示を解除し被曝させながら生活させるのですね。rima
@risa_mama117 12月12日
NHK福島(12/12):一時立ち入り線量データ活用へhttps://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20181212/6050003723.html …「先行して解除した段階では、長時間の立ち入りはできませんが一時的に立ち入る住民が個人線量計で測定する被ばく線量のデータを収集し、帰還後の生活パターンに応じた被ばく線量の推計に活用するとしています。」
福島 NEWS WEB
福島放送局 トップ
一時立ち入り線量データ活用へ
12月12日 19時20分
東京電力福島第一原発の事故で今も立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域の避難指示解除に向けて、内閣府などは、一時的に立ち入る住民の被ばく線量を収集し、帰還したあとに想定される被ばく線量の推計に活用することなどを決めました。
政府は帰還困難区域の一部を除染やインフラ整備を行って人が住むことができるようにする「特定復興再生拠点区域」に認定し、JR常磐線が全線で開通する再来年3月までに駅周辺などで避難指示を先行して解除するほか、2022年以降、拠点区域全域で解除することを目指しています。
12日は、原子力規制委員会の会合で内閣府の担当者が解除に向けた放射線対策について説明しました。
それによりますと、先行して解除した段階では、長時間の立ち入りはできませんが一時的に立ち入る住民が個人線量計で測定する被ばく線量のデータを収集し、帰還後の生活パターンに応じた被ばく線量の推計に活用するとしています。
被ばく線量のデータの活用は個人情報の保護が課題ですが、内閣府は、個人が特定できないようにした上で、自治体から線量計を貸し出す際などに同意を得るとしています。
このほか対策では、区域内の詳しい放射線量の分布を示したマップを作るなどして、帰還する住民への情報提供を進めるとしています。
政府は、こうした対策が取られることを前提に、今月中に、帰還困難区域の避難指示解除の条件や進め方を決定することにしています。
●最後に「マガジン9」のコラムに書かれた記事。最近よく取り上げられるハーバード大学の学者が書いたという「民主主義の死に方」から一部引用されている箇所。読んでみると、日本に当てはまりすぎ!! 日本のことを見て書かれたのかと思うほどです。
想田和弘
@KazuhiroSoda 12月12日書きました。ぜひお読みください。→第71回:日本のデモクラシーは、断崖絶壁の縁にある(想田和弘) https://maga9.jp/181212-4/ #maga9
第71回:日本のデモクラシーは、断崖絶壁の縁にある(想田和弘)
By 想田和弘 2018年12月12日
まあ、それでも安倍政権が無茶苦茶をするたびに、フランスのように政権支持率が急落したり大規模デモが起きるなら、安倍晋三も少しは自制するのだろう。ところが日本の主権者は、世論調査でも安倍内閣に高い支持率を与え続けている。これでは政権の暴走にお墨付きを与えているようなもので、悪行動が助長されてもしかたがない。
いずれにせよ、今の政治状況を一言で表現するならば、「事実上の独裁政権」ということになるのではないだろうか。立法や司法によるチェック機能が働かなくなり、行政(内閣)がやりたい放題できるということは、三権分立の崩壊を意味するからだ。ついでに自主規制ばかりの報道機関や、無関心を決め込む民衆からのチェック機能も弱い。これでは権力に対するチェック&バランス(抑制と均衡)など働くはずがない。 最近、アメリカで『民主主義の死に方』(新潮社、スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット著、濱野大道訳)という本がベストセラーになった。著者は世界中の民主主義の崩壊過程を研究してきた、ハーバード大学の学者である。この本には次のような一説がある。少し長いが引用する。<引用省略>
念のために申し上げておくが、著者はこの一節で日本の状況を描写したわけではない。しかし多くの読者には、安倍政権について書いた記述だとしか思えないのではないだろうか。僕の表現で言うならば、まさに「熱狂なきファシズム」である。低温火傷のごとく、じわじわ、こそこそ、人々が気づかぬままに進行するデモクラシーの崩壊である。
(全文: https://maga9.jp/181212-4/〉