冬の連続ドラマあれこれ

3月に入って連続ドラマが次々と最終回を迎えています。2月ですでに終わったドラマも。今年に入ってNHKの9時台のニュースや10時台の報道ステーションを見限った?ところがあって、見たいドラマと重なればドラマ優先ということでドラマの数も増えました。メモ代わりに並べてみます:
◆まず、終わってしまったNHK土曜ドラマみかづき」から:

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2月23日の土曜日、5回連続の「みかづき」が最終回を迎えました。長男が一昨年の暮れに読んだからと本を送ってくれました。かなり分厚い本ですが、一気に読んで、その後、回し読みの旅に出て先月になって一年ぶりに返ってきました。今また別の方にお貸ししてあります。あの複雑な内容の大河ドラマみたいな家族の歴史と、塾と文部省の教育の在り方を、どうやって5回に収めるのかと思っていましたが、さすがでした。塾をめぐる教育史と二人のラブストーリーが見事に短くまとめられて孫に受け継がれるまでが描かれていました。
本のカバーと装丁が可愛くて素敵ですので写真に。

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大河ドラマの「いだてん」と朝ドラの「まんぷく」は、毎年のお決まりとして見ています。

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先日、息子が帰省した初日の日曜日、3人で見ながら「大友良英さんは毎年沖縄に来て演奏して帰る」「”あまちゃん”の音楽やった人ね、福島の人よね」「知ってるやん」「うん、知ってるよ」「いい人でね~」「見に行ってるの?」「毎回,聞きに行ってる、大サービスで、かき鳴らして帰る」とか。「良英」を「りょうえい」と読んだら「よしひで」だと注意されました。息子曰く「横尾忠則なんて表紙のコレ(足が回転するイラスト)しか描いてないはず」とか。
NHKのドラマ10「トクサツガガガ

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これは、職場の隠れオタクOLの悲哀を描いたものですが、新聞の紹介欄で見て途中から。特撮ものとかで最初は入っていけない、ついていけないと思っていましたが、だんだんオタクの境遇に共感しながら見ていました。
倉科カナさんが久しぶりで相変わらずなのが嬉しかったり、小芝風花の仲村叶に同調していました。いい年してファンクラブに入ったり、追っかけよろしく遠方のコンサートに出かけたりというのは、同じでしたから、わかる、わかる! 好きなものがあると確かに強くなれます。友達もできるし、最後は母親の過干渉とコントロールから抜け出して自立する娘の方をすっかり応援してしまっています。最終回を迎えてしまいましたが、これも漫画が原作らしいです。
◆TBS火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」

深田恭子さんと綾瀬はるかさんが出演するドラマは、ついつい見てしまいます。綾瀬はるかさんは「いだてん」でも好演。3日は大竹しのぶのお姑さんと共演でした。一方の深田恭子さんは、36歳の今もいろんなタイプの3人のイケメン君たちに囲まれてモテモテ予備校教師を嫌味なく演じて同性からも好感が持てる特異な存在ですね。

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 予備校教師とピンク頭のワケアリ高校生との他愛ないラブロマンスかと思ったら、これがなかなかいろんなシリアスな面も上手に取り入れています。原作が漫画だそうですが、東大受験失敗組と成功組。受験勉強の功罪など、なるほどと思ったり、60年近く前の高校時代を思い出したりして楽しんでいます。ピンク頭を演じている横浜流星という俳優さんは初めてですが、いいですね。久しぶりの檀ふみさんがお母さん役を。

◆TBS日曜劇場「グッドワイフ」

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常盤貴子が主演の弁護士ドラマ。結婚して16年、エリート検事の夫(唐沢寿明)が突然逮捕、その上女性スキャンダルまで。生活のため、司法修習生時代の同期の多田(小泉孝太郎)の法律事務所に仮採用され、弁護士復帰。
毎回一話完結の法廷劇が演じられますが、同時進行で夫の事件の真相究明が進行します。複雑ですがとても面白い仕組み。それもそのはず、原作は「リドリー・スコットが製作総指揮を務めて、2009年から7年間アメリカで放送された 「The Good Wife」。テレビ版のアカデミー賞と呼ばれるエミー賞ゴールデングローブ賞を多数受賞。法廷ドラマを中心にしながら、政治と家庭の両面を鋭く描き、そのリアリティーと劇的な展開から全米で大人気を博した。また、韓国でもリメイクされ、ロシアでも2019年のリメイクが決定している。まさに全世界で注目を集めている作品だ」そうです。
裏切者は誰? 水原希子さんが重要証言を取ってくる弁護士の右腕的存在の謎の女性を演じて魅力的。次の日曜日が最終回です。
テレビ朝日の木曜ドラマ「派遣占い師アタル」

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  杉咲花さんも大活躍の女優さんになりました。CMで目力の強い女の子だなと思っていたら、あれよ、あれよで主役を演じるかと思うと、あちこちのドラマで見かけるように。「いだてん」でも三島家の女中さんで出演中ですね。
  コチラもワケアリの母娘関係を縦軸に、板谷由夏課長のイベントチームのメンバー一人一人の抱える問題をアタルが解決していく過程で今どきの働き方や職場の様子がうかがえて面白いです。ところで、占いが当たるという意味の的場アタルという名前だと思うのですが、これがどうも占いと言えるのか?と私も思っていたのですが、同じことを考えている方を見つけました。こちらのブログさんです:Stantsiya_Iriya
  「初回から思っているのが、これ、占いじゃないじゃん、自己分析というかカウンセリングじゃんということ。よりそって共感する、聞き上手の真逆で、上からツブすツブす。カウンセリングは潰すものではないはずですが、保険適用外の全額自費負担なので、突き放されたらモトが取れないと思うと必死に食らいついたりもするかなと。」
  私もアタルのやっていることは、占いというよりカウンセリングだと思ってみていました。これも母娘対決必至の最終回が楽しみです。