新元号とオスプレイ、そして津田大介氏「あいちトリエンナーレ」でジェンダー平等を実現!

◎昨日は母が心待ちにしていた元号発表の日。前日から“明日は10時台に訪問医の診察があって、そのあと11時半から発表だし忙しい日になる”と楽しみにしていました。母は大正・昭和・平成と5月からの新時代と4つを跨いで生きることになります。

ところで、昨秋、父の死去に伴って沢山の書類に記入するとき、西暦と元号とで大変でした。年数の計算もややこしいので、役所関係の書類は西暦に統一してほしいと思いました。今朝知ったのですが、外務省は西暦に統一とか。

元号そのものは、独特の時間のくくり方で時代感覚を共有できるメリットもあると思いますが、強制は困ります。

(写真は、お昼すぎ、沖縄普天間基地所属のオスプレイが山口の岩国基地から神奈川の厚木基地へ向かう途中、大阪空港で緊急着陸したことを伝えるテレビ画面)

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元号が変わっても日本が抱える重大政治課題を象徴するようなオスプレイの伊丹(いたみ)不時着でした>

◆フジテレビの安藤キャスターのお昼の番組で、ゲストコメンテーターの言語学者金田一秀穂氏が「万葉集といっても元があって、漢籍から来ています。ま、日本と言ってもいいですけど…」と。当時の教養も元をたどれば漢文は当然。漢字を使う限りは根っこは漢文。だから、余計に日本古来の出典にこだわりたくなるのも無理ないし・・・「安倍政権の支持基盤である保守派の間には国書由来を期待する声があった(朝日)」

内田樹さんがリツイート

 保立道久

@zxd01342 4月1日

「仲春の令月、時和し気清らかなり」(張衡「帰田賦」『文選15)が原型。漢文からとらず「日本の古典」からとったと主張するは奇妙な話である。文選は八世紀の政治家には基本教養。いまは期すべくもないが、実は私も『老子』を読むので初めて一部に目を通した。新刊の岩波文庫が売れるとよい。

 

佐藤賢一の中の人

@ke_1sato 4月1日
「令和」の典拠とされる『万葉集』が更に参照していたのは後漢の張衡の賦だろうが、この張衡という人、古代中国科学史では天文学の観測器具「渾天儀」を最初に作ったり、地震計を作った人としても知られている。巡り巡って、日本の年号の出典となってしまったというのは、何というか面白い。

◆お隣の中国も韓国も新元号は『脱中国』と報じています

 ◆お祝いムードのなか、敢えて、別のとらえ方を:

山崎 雅弘さんがリツイート

薛 珠麗 Shurei Sit

@_shurei_ 4月1日

一方で、このスレッドが指摘するようなことを思ったのも確か。第一印象は「響きがかっこよくてモダン」で、次に思ったのは「【命令】の【令】かぁ‥‥命令に従ってりゃ【和】でいられるって言いたい?」だった。

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山崎 雅弘

@mas__yamazaki

・「令」とは「命令」「いいつけ」等を意味する字で、実社会でも「命令」「指令」「訓令」「法令」など、上位者が下位者を従わせるという権威主義の支配・被支配関係を一文字に凝縮した言葉でもある。下位者は上位者が達する「令」に刃向かうことは許されない。黙って従うだけ。2019年の日本を象徴する。

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では「和」はどうか。一見すると「和気藹々」など穏やかなイメージがあるが、その一方で「和を乱すな」という使われ方が示すように、集団への無批判服従と同化を強制する恫喝としても機能する。「皆が服従する『和』を乱すなという『令』」をお上が下々の民に下達し、下々の民が従順にそれに沿う構図。

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1937年に文部省が刊行した『国体の本義』では「和の精神」を「個人主義」の対立概念と位置づけ、後者を否定して前者を称揚するという形で、国民を時の国家体制に絶対服従させる思想誘導を行った安倍首相は記者会見で「国柄(国体)」という、日本会議系人士以外はほとんど使わない言葉を使っていた。

◆「安っぽくなくて良かった」が『安倍さんの「安」の字が入ってなくてよかった』というジョークとは! 外国人記者さんたちの感想は、辛辣でストレートなのが小気味よい:(安倍さんの談話、珍しく原稿なし?ですらすら、これは有識者会議以前から決まってた?みたい)

山崎 雅弘さんがリツイート

 但馬問屋

@wanpakutenshi 4月1日

·【新元号】外国人記者「安っぽくなくて良かった」(田中龍作)

日本在住30年に及ぶ米国人記者、さすがは日本会議の安倍政権。令和とは平和を命じるという意味。治安維持法だと長いので縮めて令和。これひどい名前。命令を守れば和は保てるということ…

blogos.com

★『言うは易し行うは難し』、だからこそ、やれる立場にある者が率先してやるべきと津田大介年に1度の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督としてジェンダー平等を実現‼ 今年8月1日に開かれる国際芸術祭ですが、珍しく、参加アーティストの半数が女性です! (ハフポストの記事から一部引用)

想田和弘

@KazuhiroSoda 3月31日

津田さん、凄いなまずは自分のところからっていうのが凄い。社会ってそうやって変わっていくのだと思う。→あいちトリエンナーレ2019」でジェンダー平等が実現 芸術監督の津田大介さんのこだわりの理由とは

国内外の芸術祭を視察し、決めたテーマは「情の時代」。

「情」という一文字には、「感情」「情報」「情け」という三つの意味がある。

アメリカではトランプ政権が誕生し、イギリスでは欧州連合離脱を巡り喧々諤々していた時期だった。

「常々、いまは感情的な時代だなぁと思っていたんです。どうして政治も外交も、国民感情もこんなに感情的になってしまったのだろう……と考えてみると、情報が溢れているからなんだな、と。情報に触れることで感情が爆発する。でもそんな感情的な部分を抑え込むのは、人間が本能的に持つ『情け』なんじゃないか、と」

そんな中で、2018年8月、東京医科大が入試で女性が不利になるように点数操作をしていた問題が報じられた。

この国には荒療治が必要だ

「先進国のはずの日本で、平成が終わろうとしている時に、実力主義のはずの入試でこんなことが起こるなんて……」

津田さんは衝撃を受けた。さらにショックだったのは、医療の現場から点数操作を擁護する声が上がったことだった。

男性優位は、医療もメディアも美術業界も…

調べ始めると、美術業界も構図は同じだった。

全体を見れば女性が多い業界なのに、ヒエラルキーの上に立つのは男性ばかり。

この構図は、業界の入り口にあたる教育機関でも同じだった。

津田さんは言う。

『差別をなくそう』というのは簡単だが、それだけでは世の中は変わらない。具体的に行動を起こすことが大事で、今の自分はその決定権を握る立場にある。ジャーナリストでアートの門外漢である自分だからこそできること、業界にしがらみのない人間でなければできないことがあるんじゃないかと考えた」

ジェンダーギャップの問題は女性の問題ではなく構造を支配している男性の問題です男性が変わらなければ変わらない。だから、変えるんです」